概要
初出は1994年にリリースされた玩具主導シリーズ『トランスフォーマーG2』であり、当初の日本での表記は「リードフット」だったが、2011年に公開された実写映画3作目『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』では、英語の発音に近づけた「レッドフット」の呼び名に改められた(ガルバトロン⇒ガルヴァトロン、ダイノボット⇒ダイナボットのように、実写映画シリーズでは旧来の発音から微妙に修正されているケースが多い)。
トランスフォーマーG2
レーシングカーに変形するオートボットのローターフォース即時防衛戦士。敵のレーダー波を弱める高性能回路を内蔵し、敵に気づかれずに行動する事が可能。冷静沈着でプレッシャーに強く、右腕に装備されたロトプロップウェポンを撃ち出してディセプティコンを攻撃する。
玩具は円形状のローターを射出するギミックを持った「ローターフォース」の1種であり、運転席後部(ロボットモードでは右腕)に装着されたローターをゼンマイのように回してスイッチとなるリアウイングを押すとローターが回転しながら飛んでいく。日本では未発売。
実写TF
CV:ジョン・ディマジオ/吹き替え:岩崎ひろし
実写映画3作目『ダークサイド・ムーン』と4作目『ロストエイジ』にて登場。オートボットの技術集団兼特殊部隊「レッカーズ」の戦略家。赤のカラーリングに、メタボリックな体系と禿げ上がった頭が特徴。 全身に多数の銃器を装備したナスカー仕様のシボレー・インパラに変形。
その5年後となる続編の『ロストエイジ』では、前作の惨劇にオートボットの離反者が関与していたため、人類はトランスフォーマー全体を敵視するようになり、追われる身となる。
最終的にCIA直属のオートボット討伐隊「墓場の風」によって殺害され、その残骸は反トランスフォーマー組織「KSI」(Kinetic Solutions Incorporated)に研究材料として回収されてしまった。成り行きで協力者となったケイド・イェーガーがこの映像記録が搭載された偵察機を回収してラチェットのもの(彼と同様人類の味方のつもりで戦いたくないと訴えながらという内容であった)と共に仲間達にこれを見届けさせている。地球の危機を救ったにもかかわらず、そのあまりにも無惨な最期にオプティマスは目を逸らし、ハウンドも(人間に対して)「野蛮すぎる」と嘆いていた。
余談
当初、実写映画版のレッドフットはスチールジョーという犬型マイクロンを連れているという設定だった。『ロストエイジ』ではロックダウンの連れていた狼/犬型のトランスフォーマー達がいたが、そのうちの一体に同じ名称が与えられた。この動画は、玩具での設定を活かしたものである。