概要
ナポレオン・ボナパルトは革命期フランスの軍人・政治家。フランス第一帝政の皇帝ナポレオン1世。
一般に「余の辞書に不可能の文字はない」という名言が有名(実際は全然違う言葉が誤って伝わったものともされる)。
1769年8月15日に、コルシカ島の貧乏貴族の次男として生まれ、幼少期はフランスの陸軍幼年学校、士官学校を優秀な成績で修めた。
1789年にフランス革命が起きると、一家はコルシカ島を追われる。原隊復帰したナポレオンは反乱鎮圧戦果を挙げ、若くして将軍に昇進。
ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネ夫人と結婚した1796年、総裁政府からの命でオーストリアと戦ってイタリア北部を領有し、対仏同盟を崩した。対英作戦としてエジプトに遠征。新たな対仏同盟が迫る中、統領となったナポレオンはアルプス山脈越えでイタリア入りしてオーストリア軍を再び撃破。ローマ教皇と和解し、1804年に皇帝に即位した。
イギリス以外のヨーロッパ全土を制圧し、帝政フランスは絶頂を迎えたが、1805年のトラファルガーの海戦でネルソン率いるイギリス海軍に完敗。ドイツやスペインで独立運動が高まり、1812年のロシア遠征でモスクワまで到達できたが、ロシアの抵抗と冬将軍を前にして撤退。
1813年のライプツィヒの戦い大敗後の翌年には、敵軍にパリを包囲され退位。
1815年、復位を狙ってワルテローの戦いに臨むも完敗。セントヘレナ島に幽閉され、1821年5月5日に死去した。
ナポレオンを描いた作品
世界的に有名な人物であり、歴史上の人物で映画に最多で登場したギネス記録があるほど。
ナポレオンの姿と言えば、少しふくよかな顔つきと体格で、片手を軍服の隙間に入れていたり、馬に跨って(実際はロバ)アルプス越えをする姿の絵画が有名。この姿を真似たりパロディにしたイラストが多い。
またかつては誇大妄想の「余はナポレオンである」と妄想が定番とされていた。それだけ偉大な人物として知られていたということである。
その他
- 強者の異名としてその名を冠したりする。インド洋に住む大型の海洋魚、メガネモチノウオは「ナポレオンフィッシュ」の別名を持つ。
- 「ベルサイユのばら」で有名な池田理代子の作品の一つに、ベルばらの続編にあたる「エロイカ-栄光のナポレオン-」がある。ベルばらでも少尉で1シーンだけちょい役で登場している。
- 長谷川哲也は「ナポレオン -獅子の時代-」(現在のサブタイトルは覇道進撃)を発表している。北斗の拳に似たタッチとダイナミックな演出が話題を呼んでいる。
- 他にもカードゲーム(トランプ)やブランデーの名にも用いられている。
関連タグ
- ナポレオン(放課後のカリスマ):ナポレオンのクローン(放課後のカリスマより)
- ナポレオン(モンスト):ナポレオンをモデルとしたキャラクター(モンストより)
- ナポレオン(ラヴヘブン):ナポレオンをモデルとした、乙女パズルゲームの攻略キャラクター(ラヴヘブンより)
- ナポレオン(あっきのじかん):ナポレオンをモデルとしたキャラクター(あっきのじかんより)
- ナポレオン・ボナパルト(イケヴァン):ナポレオンをモデルとしたキャラクター。新しく生を受けるために契約したヴァンパイアたちと共に屋敷に住んでいるが……。CV.島崎信長(イケメンヴァンパイアより)
- ナポレオン(千銃士):ナポレオン本人だと思っている貴銃士(古銃の化身)。CV.浪川大輔(千銃士より)