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バイオゾイドの編集履歴

2018-06-27 09:24:52 バージョン

バイオゾイド

ばいおぞいど

バイオゾイドとは、アニメ「ゾイドジェネシス」に登場するゾイドの種別。

概要

ゾイドジェネシスに登場するディガルド武国が運用する特殊なゾイド

バイオノイドではない。


まるで恐竜の全身骨格がそのまま動いているような極めて異質な形態が特徴で、今までのゾイドと違って内部フレーム以外はほとんどメカニックに見えないという斬新過ぎるデザインとなっている。


空中都市に住まうソラノヒトからもたらされた技術がふんだんに応用されており、通常のゾイドとの最大の違いは全身が特殊な流体金属製の装甲「ヘルアーマー」で覆われていることで、実体弾やビーム兵器等の既存の兵器をほぼ無効化してしまう。


最下級のバイオラプターですらビームトータスのビーム砲を至近距離から喰らっても全くの無傷な程で、正面対決で有効なダメージを与えられるのはメタルZi製の武器での攻撃か、ヘルアーマーの無い口腔内等を攻撃するぐらいとされ、メタルZi装備の無いゾイドでの撃破は非常に困難だと言われている。


しかし、実弾兵器やビーム兵器に絶対無敵というわけではなく、劇中ではデッドリーコングのパンチやエレファンダーによる踏みつけ、果ては大きな落石といった大質量の攻撃でも撃破されている。

これらの質量攻撃はバイオ装甲の破壊ではなく、その攻撃から発生する衝撃で内部の機械を破壊する事が目的と考えられ、現実でもプレートアーマーのような重装甲の鎧を装着している相手には斬りつけるよりも鎧に剣を叩きつけることで相手の身体にダメージを与える戦法を取る。

他にも非常に強力な火器などは例外であり、ブラストルタイガーのサーミックバーストや同じバイオゾイドのヘルファイアなどの超高温にも弱く、ソードウルフクラッシャーのバイオクラッシャーから放つ衝撃波やソラシティのデカルトドラゴンザバットの光線はそれらと同レベルの超高温の物と思われる。


とは言え、ジェネシスの時代にはゴジュラスアイアンコング等の既存しているゾイドは全く登場しないので、これらの大型ゾイドの大質量攻撃やマッドサンダーのマグネーザー、ブレードライガーのレーザーブレード、ジェノザウラー荷電粒子砲等の超兵器ならば普通に効くのでは?倒せるのでは?という意見もある(ただし荷電粒子砲の場合、一応ビーム兵器に含まれるので防がれる可能性もあると考えられる)。


欠点としては、通常のゾイドがコアさえ無事ならばある程度自己修復が可能なのに対し、バイオゾイドは自己修復機能は殆ど無いため、受けたダメージは施設で修理する他無く、本体の寿命も短いとされている。


さらに材料と設備があれば大量に製造できるが、パイロットが特殊なスーツを着て機体と繋がって操縦するというシステムの問題上、適合率が極めて低く、生身のパイロットが不足していた。

この欠点を補うべく造られたのがナンバーと呼ばれる機械兵士で、それにより大多数のバイオラプターを配備しては短期間による他国への侵略を拡大できるようになったが、実はこのナンバーとは生きた人間から(ソラノヒト曰く生体エネルギー)を引きずり出して造られた使い捨て専用の道具であった。

この非人道的な事実が明らかになった為、ディガルドから離反者を大量に出す羽目になった。


キットとしてのバイオゾイド

従来のポップアップキットのようなモーター・ゼンマイによる歩行ギミックを持たず、既に完成されたフレームに軟質素材で作られた装甲(バイオラプター&グイの装甲はプラパーツ)を取り付けていく簡易組み立てタイプのキットで、歩行ギミックの代わりにゾイドコアの発光と数パターンの鳴き声発声ギミックを搭載している。


さらにフレーム各部の関節によって様々なポージングが可能で、そのデザインはさながら恐竜の骨格をモデルにした骨格模型と言える。


しかしながら、特徴的なヘルアーマーは加工はおろか塗装すら困難な軟質素材で再現されており、従来のカスタマイズパーツやBLOXのパーツとも互換性がないためゾイドの醍醐味のひとつであるカスタマイズの敷居が高くなってしまい、模型誌などで細々と作例が紹介されるに留まった。


また、設定の都合上ゴジュラスレッドホーンのようなかつての恐竜型ゾイドがアバンタイトル以外でアニメに登場する機会を失い、現生動物(主に哺乳類)VS絶滅動物(主に恐竜)の構図にした事で動物=善、恐竜=悪というイメージが定着してしまったのも旧来のファンからは不評であった。

(ただし「ゾイドジェネレイションズ」において、恐竜型ゾイドはバイオゾイドと共に登場を果たしている)


登場したバイオゾイド

雑兵。武力侵攻のためディカルト武国が人為的に生み出したバイオゾイド。

飛行型の「バイオラプターグイ」が存在する。

メガラプトル型。最初期に登場した「本物の」バイオゾイドである。

(バイオラプター等はメガラプトルのコアを元に生み出されたクローン)

バイオメガラプトルの進化系。より強固な「クリムゾンヘルアーマー」と対象を分子レベルにまで崩壊させる「バイオ粒子砲」を手に入れた。

トリケラトプス型。攻撃的なバイオゾイドの中でも珍しい、防御型のバイオゾイド。

頭のシールドからバリアを発生させつつ突撃する戦法を得意とする。

プテラノドン型。極限まで軽量化されたヘルアーマーと、鋭いブレードを持つ。

ケントロサウルス型。より高硬度精製されたヘルアーマーの剣を複数武装する。

ティラノサウルス型。バイオゾイドの頂点に君臨する唯一絶対の最強の王。

腹部には接近した敵を破壊する「リブ・デスサイズ」を忍ばせ口内には最高威力のバイオ粒子砲を隠し持つ。

唯一の哺乳類型バイオゾイド。

  • バイオディプロドクス

ディプロドクス型。商品化は実現しなかった(参照)。


余談

  • 上記の概要文ではディガルド武国製のゾイドとなっているが、キットにおける機体解説では所属も開発元も記載されていない本当に正体不明の存在となっている。

  • 漫画「ゾイドジェネレイションズ」では人間が操縦する兵器ではなく、独自の知能と意思を持って活動する魔物ような生命体として描かれているが、同時に生命体としての交流やテレパシーに近い意思の疎通も可能である。スピノサウルス型のバイオスピノ(参照)、マザーバイオ参照)、死神バイオ(参照)なども登場した。


関連タグ

ゾイド ZOIDS ゾイドジェネシス 


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