アローラ御三家
あろーらごさんけ
アローラ御三家一覧
概要
第7世代における御三家で、名前の由来はアローラ地方を舞台にしている為である。
また「7代目御三家」と言ったりもする。
しまキングのハラ（『SM』）またはククイ博士（『USUM』）からいずれか1匹を託されることになる。
従来通りくさタイプ・ほのおタイプ・みずタイプの3すくみ方式となっている。
2016年5月10日に公式発表、同10月4日に1進化、同10月27日に2進化目が発表された。
アローラ地方のモデルとなったハワイ州に土着として存在する動物のはモクローのみ（アシマリはアシカであり、ハワイアンモンクアザラシとは少し違う）。
ゲーム中の性能としては、シンオウ御三家やカロス御三家と同じく、3匹とも最終進化形でタイプが変化するという共通点がある。
ジュナイパーは「くさ/ひこう」から「くさ/ゴースト」、ガオガエンは「ほのお」から「ほのお/あく」、アシレーヌは「みず」から「みず/フェアリー」にそれぞれ変化する。
ちなみに御三家以外では、彼らと同じタイプのポケモンが既に存在する。
シリーズおなじみのストーリー上の格差であるが、アローラ御三家はそれほど大きな差はないと考えてよい。
各タイプのZクリスタルも、各々の専用Zクリスタルもそれほど変わらないタイミングで手に入る。
強いて言うなら、全試練中一二を争う難関と名高いスイレンの試練に対しほのおタイプのニャビーは不利になるが、難易度の高さゆえ、他のポケモンを育てての対策を強いられるのは他の2匹を選んだトレーナーも変わらない。最初の1匹だけでクリアといった縛りプレイでもしていない限りは、それほど労力に差が生じることはないだろう。
ちなみに最初の進化はLv.17とイッシュ御三家同様若干遅めだが、最終進化はLv.34と若干早めに設定されている。
アニメでは、トレーナーとの出会いが昔話に似た展開になっているとネットで話題を呼んでいる。
モクロー→みにくいアヒルの子
ニャビー→猫の恩返し
アシマリ→浦島太郎
また、最終進化形はそれぞれ、
- 悪事を働く領主や商人から金品を奪い、貧しいものに配っていた者
- 悪役レスラー養成機関「虎の穴」から狙われながらも、孤児院の子供たちのため戦い続けた者
- 自身の声も失い、最期は泡と化しながらも、王子への愛を貫き通した者
がモチーフとされている。
本作は、私たちに最も大切なものを教えようとしている…のかもしれない。
尚、もう一つの解釈として一部のプレイヤーの間では子供達が憧れたヒーローがモデルになっているとの解釈もある。
- 15の英雄の心を繋ぎ、森の義賊とも力を合わせた命の可能性を信じ続けた死人の騎士
- 善と悪の流派に別れた拳法の高みを目指し、教えを次代へと繋ぐ虎の子
- 海のように広く美しい心を持ち、少女たちに夢を追う大切さを伝え続けた女性
光の巨人や大怪獣をリスペクトしたと言われるカプ神やウルトラビーストがいる事を考えるとなかなか興味深い解釈である。カプ神と共にアローラの危機に立ち向かう彼らは正しくヒーローと言えるだろう。
対になるもの
ちなみに歴代御三家では現状唯一野生の個体が存在しない。このためモンスターボール以外のボールに入った個体が存在しない。
所謂「おしゃれボール」は不可能なので注意すること。
また隠れ特性は2018年3月に一律で解禁された。
そして…御三家達も人気に…！？
かと思ったら大間違い。
発売してからの翌年にNINTENDOswitch版『ポッ拳』にてジュナイパーの参戦が決まった。一方のガオガエンは２年後に大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALにて参戦決定。残るのはアシレーヌだけだったが2018年現在アニメで一度しか出演しておらず、ロイヤルマスクのガオガエンにやられたり、進化前のオシャマリが登場してない等アシマリ系統が目立ってない。もしかしてあのせい？なのかは不明である。