サラトガ(艦隊これくしょん)
さらとが
「サラの史実についてはサラトガ、レキシントン級航空母艦の項目をCheckしてくださいね」
図鑑データ
「Hello!航空母艦、Saratogaです。提督、サラとお呼びくださいね。よろしくお願い致します。」
概要、抜錨します。続いて!
伊26の図鑑及び時報で既に言及されていたが、2016年秋季イベント『発令!「艦隊作戦第三法」』の最終海域突破報酬として先行実装。
後に2017年9月12日のアップデートで建造が解禁となり、秘書艦をIowaあるいは神威にした上で大型艦建造を実行する事で(非常に低い確率ながらも)邂逅が可能となった。
サラの容姿、お願いします!
無印
大人しそうな顔立ちに、茶色の髪をポニーテールにまとめている。大型艦、しずま艦、2番艦という要素が揃っている通り、例によって2番艦はスケベボディの系譜に名を連ねる見事なダイナマイトボディ。
頭には煙突を模した帽子を被っており、帽子には黒いラインに白字で「E」が描かれている。帽子の煙突部分には髪が一房通されており、その一房だけ黒のメッシュが入っている。エクステの可能性もあるが、そのあたりは提督諸氏の想像に委ねられる。
服は白地のノースリーブワンピースを着用。この色は開戦初期までのライトグレー単色塗装を元としていると思われる。服の上からでも明確にそれとわかる見事な燃料タンクの持ち主である(後述)。
左手にはトンプソンM1928サブマシンガンの海軍採用モデルをベースとした飛行甲板を携えている。「艦これスタイル参」にはデザイナーのしずま氏による艦載機発艦のプロセスがラフ画と共に掲載されており、第1トリガーを引くことでマガジンから甲板へと艦載機が送られ、第2トリガーを引いて発艦というプロセスとなる。また、セレクターレバーは合成風力の強弱の変更に用いられ、「強」は前部カタパルトから、「弱」は後部カタパルトから発艦させるようになっている。なお、マガジンは米軍の国籍章(無印では42年までのデザイン)がペイントされた箱型弾倉を使用している。
飛行甲板後部および腰部艤装には史実の開戦初期と同様に「SARA」の文字がペイントがされており、腰部艤装には8インチ連装砲が2基据えられている。
大きく翻るスカートから覗く太腿には弾倉を収めたホルスターが巻かれており、スカートの裏地には幾つものドラムマガジン(チェーンマインではない)が取りつけられているが、スカートを押さえるそのポーズにマリリン・モンローを連想する提督も……しかし、多数のマガジンをぶら下げたスカートをあそこまで翻すほどの強風とは一体?
中破すると弾倉から銃弾型の艦載機がこぼれ落ちるほか、通常の立ち絵では目立たなかった見事な艦尾が強調されたポーズとなる。
『艦これ』では初となる銃器型の航空艤装は、史実での彼女の登場時期が禁酒法時代(酒類の密輸密売でギャングが急速に力を付け、派手な抗争を繰り広げた。トンプソン・サブマシンガンはこの時期に彼ら御用達の武器としてデビューし、その発砲音から『シカゴ・タイプライター』の悪名で知られるようになった)真っ只中だったことから由来しているのだろうか。
改
無印では白地だった服が史実での42年~44年までの塗装を反映したと見られる黒地(正確にはネイビーブルー)に変わっており、弾倉の国籍章が42年~43年の中央に赤丸の無いタイプに変わっている。
また飛行甲板も当時の塗装を反映した濃いグレーに変更されており、腰部艤装の兵装が無印の8インチ連装砲から5インチ連装高角砲に変更され、「SARA」の文字が無くなっている。因みにアメリカ海軍の3代目サラトガ(帆装スループ)は、黒船(1853年に浦賀へ来航したペリー艦隊の艦船)だった。
改二
2017年9月12日のメンテナンスで、改二に相当する「サラトガ Mk.II(夜間空母)」と「サラトガ Mk.II Mod.2(装甲空母)」が実装された。改→Mk.IIへの改装には改装設計図の他、試製甲板カタパルトが必要になる。「直前のイベントで何の理由もなくカタパルトが報酬として支給された」と思わせておいてのMk.II実装である。
改装するにあたって必須となる「試製甲板カタパルト」の入手数不足は2018年春イベント代わりの「主計科任務」で一定数(最大3つ)入手する機会が設けられた。
Mk.II
服は改の黒(紺)地から、史実の1944年2月~同年末まで施されていたダズル迷彩をモデルとした明灰色基調のものに変更。右手に黒い薄手のデミグラブを着用している。弾倉の国籍章は43年から47年まで使用された両側に白い帯を持つタイプとなった。飛行甲板は若干薄いグレーとなり、彼女の周囲をF6Fが群れ飛んでいる。また、史実で44年に装備したSKレーダーらしき対空電探が甲板右縁に取り付けられている。
中破すると膝立ちのポーズとなり、右手で豊満な燃料タンクを隠すような仕草を見せる。どう見ても誘っているように見えてならない。
Mk.II Mod.2
Mk.IIからノンステップでコンバート改装できるもう一つの姿。コンバート改装にたびに改装設計図を必要とする直近の攻撃型軽空母姉妹とは異なり、こちらは資材消費のみで新たな改装設計図は不要である。(ただし、Mk.IIに戻す場合はLv90にする必要がある)
服装は史実の1944年末以降の塗装を反映してか再び紺地に戻るが、それ以外に外観上の大きな変化はなし。
なお、紛らわしいが史実でサラトガが夜間航空隊を運用していたのは45年内=こちらの塗装の時期である。『艦これ』内で装甲空母版の衣装色として採用されたのは、この塗装が対空迷彩であり、44年末以降激化する日本軍特攻機への対策として対水上/対潜迷彩であるダズル迷彩に替えて再導入されたものだったためだろうか。
また、着ている服の色合いから、それぞれ「白トガ」「黒トガ」と呼ばれたりもする。
性格です!
明るく丁寧で気立ての良い頑張り屋。ステレオタイプ系のアメリカンなアイオワとは対照的に穏やかな物腰であり、どちらかといえば古き良き淑女像を彷彿とさせる人物である。
初対面時に「サラと呼んでくださいね」と口にしているが、これはサラトガの愛称であった「シスター・サラ」が由来。落ち着いた物腰も相まって(また中の人つながりで)、一部の提督からは「サラ姉」と呼ばれていたりもするが、この場合のシスターの意味は「妹」である。
また、アイオワと比べると遥かに日本語が堪能であり、非常に丁寧な口調で話すが、嬉しくなって感情が昂ると、若干フランクな口調になるようである。「Oh my god!」が口癖のようで、悪いことに限らず、何かしら感動する事が起こるたびに口にしている。これはアメリカ人がよく口にする言葉として知られているが、実はアメリカで多勢を占めるキリスト教において「神の名をみだりに口にするなかれ」という戒律があるため、アメリカにおいてもあまり良い目では見られない類の言葉でもあったりする。愛称のシスターが彼女の本来の姉である「レディ・レックス」と対比して「おてんばな妹」というニュアンスで付けられたものだったことから考えると、意外に根は勝気なのかもしれない。
対抗演習の誘いに喜々として参加する様子や、前述の通りギャング御用達のトンプソン・サブマシンガンを艤装のモチーフとしていることなどからも見かけ通りのお嬢様ではないことが窺える。
戦後に核実験の標的として集められた長門、酒匂、プリンツ・オイゲンとは気安い態度で接することのできる深い交流があり、梅雨の時期の期間限定ボイスではプリンツ・オイゲンが手にしていたと見られるてるてる坊主をみて呪いの人形と誤解していたりする。なお、このボイスで彼女のことを「ユージン」と呼んでいるが、これはオイゲン(Eugen)の英語読みであるため。戦後、英海軍を経由して米海軍に接収されてからは書き文字はそのまま「プリンツ・ユージン(USS Prinz Eugen)」として編入しているため、シスター・サラにとっては可愛らしい妹分なのかもしれない。
また、赤城や加賀等の日本の空母を好敵手と認めており、激しい演習を繰り広げるが、「尊敬出来るライバル」との印象を抱いて居る為、仲は良好。特に赤城・加賀とは同世代かつ境遇が似ているため、そういう面でも親近感があると思われる。
無論アイオワとは同郷出身という事で親しく、夜の時報では彼女がお酒の誘いを掛けてくるので、提督と3人で飲みに行くと言う状況になる。しかし、アイオワのファッションセンスについては「アイオワはオフシーズンでもあんな恰好だし」と割と辛辣。
翔鶴若しくは瑞鶴と遭遇した際にはヨークタウンと勘違いして彼女らに謝っているが、史実でも翔鶴型とヨークタウン型は外見が似ていた為、姉のレキシントンが没した珊瑚海海戦では「敵の艦載機が母艦と間違えて着艦しようとする」、「敵パイロットを生け捕るべく空母の甲板員達が白兵戦の準備をする」との珍事が発生していた。
料理も得意で、3食は米国料理を手際良く作り、特製のコーンシロップアイスクリームを夕食のデザートに出す等、お菓子作りも上手。特に昼食はシチメンチョウの肉を使ったサラダサンドイッチを出す。更にクリスマスの時期には腕によりを掛けて、特大シチメンチョウサンドイッチを振る舞う。
提督とは基本的に上司部下の関係だが、結構慕っている様子。何よりリットリオ同様に提督に手料理をふるまうのが好きで、何か料理してきてはグイグイと勧めてくる。ちなみに量もカロリーもアメリカンサイズである。
Beautiful.いい性能ですね。
無印
アメリ艦娘なだけに、旧式ながらそのパワーは一級品。まず艦載機の搭載総数はのべ80機にも及ぶ。火力も無改造の状態で雲龍型の改に匹敵する「45」と、米軍艦らしいハイパワーを発揮してくれる。装甲は「63」、耐久も「83」と、防御面に関しても不足はない。惜しむらくは国産空母中最低の大鳳に劣る「42」という低い回避値で、中破して戦力外となりやすい。
各スロットの艦載数は無改造で「27/19/19/15」。艦攻を第1、第2・第3に艦戦を置き、第4に艦攻・艦爆、もしくは爆戦を積んでも十分に運用可能である。「スロット搭載数17以下の場合、『制空権確保』状態であれば割合撃墜による艦載機の損耗が0になる」という仕様から、艦載機の損耗を抑えられ、熟練度を落としにくい。ただし、軽巡ツ級等の対空砲や機銃などの個別撃墜装備を持つ艦がいる場合はその限りではないことに注意。
制空権確保が前提の場合、偵察機を運用するには無駄が大きいため、別の空母へ搭載する場合が多いが、イベント海域深部のような制空値の厳しい海域では、連合艦隊の機動部隊編成ですら航空優勢までしか取れないような防空能力の高い艦隊も出てくるため、触接を確実に発生させるためにサラトガの第4スロットに搭載するケースも想定される。
射程は中、夜間作戦航空要員、夜間戦闘機型艦載機の搭載なしで夜戦が可能(砲撃)と、グラーフ・ツェッペリン同様の特性を持っている。空母の夜戦砲撃の条件については「8inch≒20.3cm相当の砲を搭載していたかどうか」であるという説があったが、搭載していなかった大鷹も改二から夜戦砲撃が可能となった。
改
改になると搭載総数は90機にまで増え、実装当時の時点で全空母でもトップ5に食い込んだ。火力は赤城に次ぐ「53」、耐久は全空母中トップの「88」と戦艦並、装甲も瑞鶴改二甲に次ぎ、翔鶴改二甲に匹敵する「83」、対空もトップの「93」と、装甲空母を除く国産空母の性能を軒並み突き放している。
回避の値は「53」と相変わらず低めだが、旗艦に据える、キラ付けをする、ケッコンカッコカリする等で補うことが可能である。むしろ、戦艦並みの耐久値があるためにカスダメージがかさみやすく、入渠時間が長くなりがちな方がネックとなる。
各スロットの艦載数は「36/18/18/18」と、第1スロット以外は平坦。18機スロットも艦載機の損耗は少ないため、無印同様の運用が可能である。
射程は「中」から「短」となり、夜戦時の砲撃は行わないために夜間作戦航空要員、夜間戦闘機型艦載機の搭載なしでは夜戦不可能となってしまった。
Mk.II
艦載機の搭載総数80機と改から10機ほど減少したが、火力「68」、耐久「89」、装甲「85」、回避「60」と他のステータスは上方修正となった。なお、各スロットの艦載数は「32/24/18/6」となっている。
夜戦時の砲撃は行わないものの射程は再び「中」に戻り、夜間戦闘機型艦載機を搭載するだけで、夜戦でアークロイヤルやグラーフ・ツェッペリンを上回る大ダメージを出すことができる「夜間作戦用航空母艦」となった。
Mk.II Mod.2
艦載機の搭載総数は93機にまで増え、火力「58」、耐久「89」、装甲「88」、回避「56」。
各スロットの艦載数は「37/24/19/13」。
射程は「中」でMk.IIからの据え置きとなり、中破時でも艦載機を発艦可能な「装甲空母」となった。元々の回避が低く被弾が多くなりがちな彼女の欠点が、装甲化に伴って幾分か緩和されるが、その代償としてMk.IIで付与された夜戦特性は失われてしまう。しかも燃費が燃料:100、弾薬:100と戦艦並みにまで悪化している。
Oh my god! サラの史実がそんなに?何か申し訳ない気もします…
史実の空母サラトガについてはサラトガ、レキシントン級航空母艦の各記事に解説を譲るとして、こちらではネタを一つ。
就役当時はアメリカ海軍最大の軍艦であり、空母部隊の中核でもあったレキシントン姉妹は、「Queen of the Flat-Tops」(空母の女王)と呼ばれていた。また、レキシントン級空母は巡洋戦艦を改装して建造されたが、イギリスのフッドや日本の天城のような、いわゆる「ポスト・ジュットランド」型の巡洋戦艦と比べると明らかに一世代前の設計で、装甲は極めて薄弱だった(金剛型戦艦の35.6センチ砲でも易々と貫通できるレベル)
しかし、前述のように「サラトガ(艦隊これくしょん)」の胸部装甲は、これらの史実には全く準拠していない。
龍驤「」
艦隊前進、関連イラストに移行します!サラに続いて!
無印 | 改 |
Mk.II | Mk.II Mod.2 |
サラトガMk.Ⅱby白谷こなか | Saratoga Mk.II Mod.2by食 |
関連タグですね。サラが整理してお持ちします。
艦隊これくしょん 艦娘 空母娘 アメリ艦娘 レキシントン級(艦隊これくしょん)
赤城(艦隊これくしょん)、加賀(艦隊これくしょん):ワシントン海軍軍縮条約で廃棄する戦艦を改装した空母。サラトガとは「元・戦艦」仲間。
神威(艦隊これくしょん):Saratogaと同じ「ニューヨーク造船所」出身の補給艦娘。ゲームでは同日に大型艦建造で建造が可能になった。
ガンダムMk-Ⅱ:改で黒い塗装になったのをこの機体に例えて「ティターンズカラー」と評する提督も多い(ただし、こちらは強奪された1機が後に黒い塗装から白い塗装に塗り替えられた)。更に、改二の名称がMk.IIである。
瑞鳳改二乙・・・改二改造が実装された期間限定イベントの最終海域とそのボス編成と彼女に「夜間戦闘機型艦載機」を搭載した際の相性が抜群だった為、このイベント以降毎月の【Extra Operation】攻略時以外はすっかり瑞鳳に「夜間戦闘機型艦載機」(道中に潜水艦マスがある様な通常海域だと先制対潜攻撃も可能になる為)を盗られた状態が続いている。「サラの子達を還して!(涙)」