プリンツ・オイゲン(艦隊これくしょん)
ぷりんつおいげん
艦名 | Prinz Eugen(プリンツ・オイゲン) |
---|---|
図鑑No | 176→177(改) |
艦級 | Admiral Hipper(アドミラル・ヒッパー)級3番艦 |
艦種 | 重巡洋艦 |
CV | 小澤亜李 |
イラスト | 島田フミカネ |
「Guten Morgen!(グーテンモルゲン)
私は、重巡プリンツ・オイゲン。よろしくね!」
艦隊これくしょんの2014年秋イベント「発動!渾作戦」にて先行配信された重巡洋艦娘にして新たなゲルマン艦娘。
イベントにおける第三海域のボスを撃破することで彼女を手に入れることが出来る。ブラウザ版ではイベント海域のドロップのみだが、艦これアーケードでは海外艦の協力の条件付きで大型艦建造での邂逅が可能。
図鑑内の正式な表記は「Prinz Eugen」であるが、カタカナ表記で呼ばれることのほうが一般的になっている模様。
改造レベルは現状重巡トップのlv.45となっているが、重巡としては初の無改造状態でホロ背景のレアリティを持つ艦娘である。
ちなみに原型艦は重巡洋艦の中でも大型の部類であり、全長は金剛型戦艦とほぼ変わらないサイズだったが、武装も装甲厚も全く別次元であるため排水量には倍以上の差がある。
なお「旗艦にした状態で他のドイツ艦を建造可能」というドイツ艦の特性が彼女に適用された場合、長い時間と潜水艦のレベリングを要する「潜水艦派遣作戦」遠征(及びそれによるZ1の入手)をショートカット可能ということになるが、現時点で彼女を旗艦にしたドイツ艦建造に成功したという検証結果は出ていない。
金髪碧眼の少女であり、耳辺りで髪を錨型の髪飾りでまとめたおさげが特徴。
ビスマルクと見間違えられた(というより、同時期に建造されたビスマルク級やシャルンホルスト級と見間違えるように意図的に設計された)というエピソードがあるためか、ビスマルクに似た服装・帽子・艤装を着用しており、デザインを担当した島田フミカネ氏曰く「一回りコンパクトなビスマルク」イメージらしい。また、取得時のものはバルチックスキーム、改の方はツェルベルス作戦時の塗装をイメージしたカラーリングであるとのこと。
具体的には上は黒と灰の長袖で首にはビスマルク同様の錨があり、両脇から回り込んだ装甲によって胸が強調されている。前述の通り戦艦に近付けた外観のせいか、史実では高雄型(基準排水量11500t・改装後13500t)を大きく上回る基準排水量15000t(満載時は18400t)であるが、戦艦と比べると1/3程度と非常に小さい(ビスマルク基準排水量41700t)ため、スマートな印象を受ける。
両手には白手袋、下は黒の超ミニスカートに黒のハイソックスを着用。また、肩には黒十字(シュヴァルツクロイツ)と共に、モデル元になったプリンツ・オイゲンのエンブレムをつけている。(黒十字の下にあるカラフルな部分がそれ。小さいため分かりづらいが、詳しく知りたい人はタミヤの1/700キットを買うかグーグル先生に聞いてみるなどして調べてもらうと分かる。)
艤装もビスマルクを意識してシルエットがそっくりであり、艦尾を模した基部ユニット上に煙突を載せ、その両側から斜め上に向かってフレームが伸び、その先に連装砲を装備。
また下もビスマルク同様に艦首を模した装甲が腰を挟むように展開されており、その上に三連装魚雷を1基ずつ、装甲側面に連装砲を1基ずつ装備している。
また足には装甲とローファーが一体になったようなものを装備。
腕にはBismarck dreiのものに似た、対空管制装置と副砲の付いた拳銃型の艤装を有している。
改になると主にカラーリングが代わり、塗装パターンは白昼堂々の英仏海峡突破を成功させた、ツェルベルス作戦時の物となる。
具体的には砲塔の色が赤から青に代わり、服の灰色の部分には迷彩が入り、スカートも白くなった。
艤装に関しては大きな変更は無いが、第二・第三主砲上と手持ち武装に20ミリ四連装機銃を追加、対空射撃用の射撃指揮装置にドーム状のカバーが追加されているなど細かい変更がある。
他の重巡にもよくみられる様に、なかなかの胸部装甲を持っている。しかし、彼女はそれ以上に中破時に見せるお尻が魅力的であると提督諸君から言われており、その名前とプリケツぶりから「プリケツ・オイゲン」という通り名が実装されてから丸1日と経たずに広まっている(余談だが、クェゼリン環礁に座礁転覆した彼女は現在でも艦尾底部を水上に露呈しており、まさに中破グラフィックの通りである)。最近は、おっぱいタグ「パイオツ・オイゲン」も見られるように…
ちなみに、デザイナーの島田フミカネ氏のツイートによると、軍服の胸部には排熱機構が備わっており、全力機動後には首のアンカーが外れてグレーの布部分が垂れ下がり、胸部の中央下部が展開するようになっているようだ。
この開口部はフミカネ氏の絵の他、公式4コマの77話でも初雪に胸部装甲を剥がされ披露された。
現在改までしかできないものの、若干低い対空以外は最終的に重巡・航巡の改二勢と張り合うことのできるステータスとなる。総合力では改と改二の中間程度といったところ。特に下記の通りビスマルク級を意識した大型重巡であるが故に、耐久と装甲は重巡・航巡の中ではトップとなるステータスを誇り、終戦まで生存し続けたどころか原爆実験の標的艦になりながら2度の爆発に耐えた(流石に無傷とは行かず浸水、退避させた環礁にて転覆した)ことを反映してか運が初期段階でも30、改で40と、青葉や妙高改二をも上回り、重巡中最高の値となった。運で二番手の妙高改二とはカットイン・連撃で使い分けが可能。
火力は高雄型より若干低い程度だがやはり高水準、雷装は羽黒改二と互角の超高水準であり、攻撃面でも不足はない。また、彼女が持ってくる新型装備「SKC34 20.3cm連装砲」(通称:プリン砲)は、主砲としては重巡が持てる最高火力の兵装だった「20.3cm連装砲(3号)」(通称:三隈砲)に命中補正が付いた代わりに対空が下がっている水上戦特化型の強力な兵装である。そして何よりも、改になった際に引っ提げてくる新型電探(レーダー)「FuMO25レーダー」は、「32号水上電探」と「14号対空電探」のいいとこ取りと言える現状最高性能の電探になる。さらにさらに、ビスマルクがdreiへの改装時に持ってくる高性能水上偵察機「Ar196改」も持ってくる。(E4を除く)イベントを一通りクリアした提督への報酬として、文句のない立ち位置と言えるだろう。
しかしのちに「重巡と重巡用主砲による夜戦特効」という微修正が実装された際、なんとプリン砲が夜戦特効の対象外に指定されるという予想外の事態に。同じく3号砲より入手しやすい「連装砲(2号)」も対象外となり、プリン砲の便利さと2号砲の手軽さに浮かれていた提督が泣きを見ることに……。
後の2017年10月アプデにて2号砲にも夜戦特効が付与された。一方海外艦主砲はイタリア砲共々据え置きであり住み分けが成されたとも言える。(なお、このアプデで2号砲は別の悲しみを背負う羽目になったがそれは別のお話なのでここでは割愛)
それでも重巡主砲として(未改造でなら)最強火力は変わりないので、特に連合艦隊に昼戦でしか参戦しない第1艦隊で重巡を採用するなら十二分に活躍できる。
あ、長門だぁ! どこで会ったかって? それはもちろん……えっと…どこだっけ…?
2016年秋「発令!「艦隊作戦第三法」」の最終海域E-5『B環礁』にて、ボス艦隊に特効ダメージを与えられる「艦娘特効(仮称)」の対象に抜擢された。叩き出せるダメージも4桁超えの特大級と、ボス艦隊の並いる姫級も真っ青になるレベルである。
他に長門、酒匂、Saratoga(※今回のE-5突破報酬)の3隻が該当する。
また酒匂とプリンツはボスマスで、しかも丙作戦の勝利Aでもドロップするため、未所持の提督でも運よく拾えればそこから突貫育成で即戦力にも可能。第2艦隊の後方に据え、対ボス旗艦アタッカーにすると存分に持ち前の高火力を発揮してくれる。
ところでこの海域、プリンツにとっては因縁深い場所がモチーフとなっている。
ハツラツとしており、明るい性格で幼そうな声と相まってユーザーからは「あざとかわいい」と言われる。また元気いっぱいなのはいいが、すこし空回りしている感がある。
他のドイツ艦娘と同様に、所々でドイツ語を使っている他、ライン演習作戦に参加したがったり、金剛とは対照的にコーヒー派らしく、ドイツらしくビールも飲みたがる一面も。
またMVPでは謙遜するなど、海外艦にしては珍しく謙虚なところもある。
ビスマルクのことは(戦艦と重巡であり、無論、実の姉妹艦ではないが)「ビスマルクお姉さま」と呼び親しんでいる様子。(しかし、当のビスマルクはあんな風に呼ばれてたりもするので・・・。なお、ビスマルクの実の妹やオイゲンの実の姉妹たる艦はまだ未実装。)
溌剌としてわん娘っぽい性格や、憧れのお姉さまを強く慕っているなど比叡を彷彿とさせる部分もあるが、彼女と違って料理は得意なようだ。
自分で料理を作ろうとしないビスマルクを提督共々甲斐甲斐しく世話している様子から、一部では「ダメビスマルク製造機」などと呼ばれ始めている模様。
また、史実では終戦後クロスロード作戦の対象になっていることからところどころのセリフで長門や酒匂と関わるものがある(クロスロード組)。また、サラトガからは「ユージン(オイゲンの英語読み)」と呼ばれている。
日本文化に興味津々のようで期間限定ボイスで度々言及しているが、行事の固有名詞を外国語風に発音する癖が抜けていない様子。
特に「セッツブーン(=節分)」は明らかに彼女からの伝聞で他の新入りのドイツ艦やイタリア艦、連合国艦たちや中立国艦にまで伝染してしまい、日本の駆逐艦にも広がりかけ、挙げ句の果てに執務室の掛け軸にまでなってしまった。どういうことなの・・・いちいち訂正に回る占守も大変である。
提督には普通になついており、三食の用意や仕事を普通にこなしている。
LIKE以上の感情は無いようだが、その懐きっぷりは完全にわん娘のそれである。提督のことは「提督」または「アトミラール(ドイツ語で「提督」の意)さん」と呼ぶ。
また比叡や山城、また同じ重巡の筑摩がはっきりと姉を取る所謂オコトワリ勢なのに対して、彼女はビスマルクとどっちも取りきれずテンパるものの、提督を選び、しっかりと指輪を受け取る。
ニューホライズンで最近巷を騒がしているエレン・ベーカー先生と見た目が似ている、というよりエレン先生はプリンツが退役して先生になったような雰囲気もあるため外の人つながりで描かれる場合もあるようだ。
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