単行本最新刊までの内容を含みます。未読の方はネタバレ注意!
注意
このポケスペのサンの絵に、単一タグ「サン(ポケスペ)」、あるいは「サン」「ポケスペ」の2つのタグを付けるように。
検索は「サン ポケスペ」で。
「サン ポケモン」の使用を避けること。
概要
名前 | サン |
---|---|
一人称 | オレっち |
性別 | 男 |
年齢 | 11歳(第14章) |
誕生日 | 8月31日(乙女座) |
血液型 | B型 |
身長 | 141cm |
体重 | 42kg |
職業 | 運び屋 |
目標 | 貯金1億円 |
持ち物 | ポケモン図鑑、ライドギア、そろばん、貯金箱、伝票 |
登場章 | 第14章 |
登場巻 | 「ポケットモンスターSPECIAL サン・ムーン」1巻- / シリーズ通巻:未定 |
代名詞 | 貯める者 |
第14章の主人公の一人。
一人称は「オレっち」。
現在アローラで暮らしている少年。
元の出身は別の地方らしく、幼少期はアローラ在住の曽祖父とテレビ電話でやりとりする姿もあった。
ビーチでナマコブシ投げのアルバイト中、たまたま通りかかったムーンの服を誤って濡らしてしまった事で彼女と知り合う。
なおこの時は左足を骨折しており、本業は休業中だった様子。
詳しい理由は不明だが急いで1億円貯めなければならないと語っており、本業をはじめあらゆるアルバイトで稼いでいる(なお1億円の使い道を尋ねられても「ヒミツ」としか答えない)。
ゆえに1円も無駄にしない主義。何かアイテムを手に入れたら、たとえ伝説のポケモンに関わる物でもまず換金したらいくらになりそうかから考える。
ムーンから治療や冒険の手助けの形で何か世話になったら「お代は…」とおそるおそる聞き彼女に「無料」と返されるのがお約束になりつつある。
性格は公式でも「カラッと明るく元気」とある通り陽気で細かいことは気にせず、良くも悪くもマイペース。
加えて自覚があるかどうかは分からないが声が大きくて天然ボケ且つデリカシーに欠けるところがあり、その言動で度々ムーンをイラつかせ時折手痛いツッコミを受ける。
口調は江戸っ子に近い荒っぽくて砕けた言葉使いで、当たり前を「あったしまえ」、ごめんを「めんごめんご」と言う。目上の人間にも口調を正さないが、依頼主相手には敬語になる。
本職は運び屋で、通称「運び屋サン」。
ライドギアでケンタロスなどのポケモンを呼び出し、ライドウェアを着て配達を行う。
仕事における情熱は真っすぐで、一度受け取った荷物は無傷で届けてこそ報酬を得るものであり、その為に必要なら道中トラブルでバトルもすると語っている。
但し現時点でバトルを行うのは基本仕事の為でしかなく、儲けになること以外は好もうとせずまた興味もない。
実際、ククイ博士にゼンリョク祭りのバトル大会に勝手にエントリーさせられてしまった時は
「今日、稼ぎどきなんだぜ!」と不満を漏らしており、アローラ在住にも関わらずゼンリョク祭りやしまめぐりに関する知識はほぼ皆無(他地方から来たばかりのムーンに「何も知らないのね」と呆れられるほど)。
ただ、初対面の少女の為に大事なバイトをクビ覚悟で雇い主に反撃したというのも事実であり、一応彼なりの正義感は持ち合わせている様子。今の所、明確にお金以外の目的でバトルをしかけたのはこれが唯一。(受け取れなかったバイトの分のマイナスはダラーの「ネコにこばん」で黒字になったが)
ククイ博士のことは「ダチ」と言い、かなりラフな関係性。
だがポケモン図鑑を雑に扱ったこと(後述)には本気で怒られ、おかげで図鑑の分解・クリーニングで徹夜する羽目になった博士を前にしても「眠そうだなあ」と 他人事のように言うあたり特に反省している様子はない。
明るく親しみやすい反面、上記の通り一億円の使い道を秘密にしていたり、手持ちであるエン(ニャビー)の説明をしかけたところで誤魔化したりと、自分の核心に迫るようなことは他人には言わないようである。その明るい態度の裏に何か抱え込んでいるのも事実で、他人から「何も考えてない」という旨のことを言われた時は怒って反論していた。また、3巻で更に秘密があったことが判明した。
8話にてカントー出身であることが判明。
アローラのキャプテン達の存在は案の定知らなかったが、カントーのジムリーダーなどの知識はちゃんとある。
バトルを挑んできたカキには最初「数年ぶりのしまめぐりの担い手であるサンが参加者たった6人のゼンリョクバトル優勝者でさらによそ者」という事で担い手を否定されたが、サンの仕事に対する熱意を聞いたカキが自身もダンス留学用の貯金のためバイト生活を送っていると明かし完全に意気投合してバトルにも勝ち認められる。スイレンには認められず「ぬし」ポケモンを倒す条件を与えられる。
貯金額はまだまだわずかだと思われていたが…
そして11話。
手持ちのエンが実はすでにZクリスタルを持っていたことが発覚。
かがやく石単体でZワザを放ったことに疑問を覚えた読者もいただろうが、これで辻褄があった。
ちなみにこのことはサン本人も知らず、クリスタルそのものも初めて見る様子。(クリスタルが貴重なものとわかると高値で売れそうと相変わらずの調子で考え、ムーンに呆れられた)
手の仕草や道具を扱う際の描写は右手・左手のどちらもあり、ラクツに引き続き両利き説がある。
そしてストーリー中においてやたら怪我が多く、その度にムーンに(無料で)治療してもらうのはもはやおきまりのパターン。
第1話冒頭では左足を骨折中(治りかけ)、ロトムが逃げ出した時は追いかける中で崖や木から落ちて全身傷だらけ、ゼンリョクバトルでは相手のグソクムシャの攻撃を受けて左腕を骨折、など氷漬けや石化ほどではないにせよ、まだ連載開始からわずか1年にもかかわらず物理的被害が異様に多い。
でも気にしてない。さすが。
目的
上記の通り彼が1億円という莫大な資金を必要とする理由はしばらく不明であったが、単行本第3巻ラストの話にてエーテル財団に奪われた曾祖父の島を買い戻すためであったことが判明した。ただしことの詳細やアローラにやってきた経緯などはまだ不明。ザオボーが深く関係しているらしく、支払う対象も彼。
曾祖父の島を買い戻すため、彼なりに強い信念を持って1億円貯金に取り組んでおり、給料のある仕事と銘打たれた物は一見無駄な行動でも全て行うと決めている。落とし物と思しき拾得物は売らないで持ち主に返す主義らしい。普段の性格上他人から「ヘラヘラして何も考えていない」と言われ続けてきたがこの言葉は彼を苛立たせている。
幼少期はアローラに対し「珍しいポケモンが見れてワクワクする」「いつか行ってみたい」と純粋な好奇心を見せている様子だったが……。
また、単行本3巻にて実は通帳を何冊も所持しており、総貯金額も一億円まで一千万円切ったことが判明した。ムーンを始めカキやリーリエ等、他人にはそのことを隠しており、貯金額もまだ僅かであると見せかけている。その理由はまだ不明である。
容姿
モデルはポケモンSMの男主人公だが、帽子を横向きに被るなど容姿に多少のアレンジがされている。 帽子を脱ぐと双葉状のアホ毛がある。
タレ目とアヒル口が特徴で、作画の山本先生によれば「ビオラの目」+「デントの口」らしい。
ちなみにゲーム版の男主人公がモデルの図鑑所有者で、髪にトーンが使われているのは彼が初めて。
過去と目的の顛末
単行本4巻にて、プロローグのその後が明かされた。
5年前、曾祖父に誘われてアローラ地方に来たサンであったが、曾祖父の家に着いた時には曾祖父は既に亡くなっていた。
エーテル財団職員と共にその場に居合わせたザオボーは、曾祖父はエーテル財団のとある博士と共に、所有する島をポケリゾートにするべく共同開発していたが急逝してしまい、同時期にとある博士も行方不明になってしまったため開発は中止し、島はエーテル財団が買い取った(現在はその島にエーテルパラダイスが建っている)旨のことを語った。サンが食ってかかると「一億円でも用意できたら売ってもいい」と言われ、サンは一億円を貯めることを決意した。
そして4巻の終盤。にちりんの祭壇にてザオボーと再開したサンは、ソルガレオとのリンクを拒んでまで彼に一億円まで後僅かまで迫った金を渡そうとするも、ザオボーは一億円の件は冗談で言ったことであると軽口混じりに明かし、サンの5年間は水の泡同然となってしまった。
その後はいつも通り明るく振る舞って入るが、当然思うところはある様子。
持ち物
「運び」のために乗るライドポケモンをナンバー入力する道具。
経路に応じ「ラッシュ」「ダッシュ」「スイム」などを選択し、ボール型の転送装置で呼び出す。
働くごとに入ったお金、使ったお金を計算。
小さなバネブー型の貯金箱で、もうかるごとに貯金。
お客さんの情報を記録。ニャースとその足跡らしきマークがついている。
運ぶ荷物が人間でも通常通り記録し、ムーンの帽子にも貼り付けていた。
ククイ博士からもらったもの。貴重品なのだがその扱いはあまりに雑で、地面や水に落とすのは日常茶飯事、ナマコブシのぬめぬめの粘液がついた手を洗わずに使用したり、バンバドロのフンの上に落としたりしていた。
そのため図鑑は傷だらけのべたべたで臭うという最悪の状態で、ククイ博士とムーンが連れてきたロトムからこっぴどく叱られた。
現在はククイ博士が徹夜でクリーニングしたとこで幾分かマシになっている。
本来はロトムが入るのだが、肝心のロトムが一匹しかおらず、そのロトムはムーンの図鑑とマッチしたためサンの図鑑はもとのままである。
ゼンリョクバトルの景品。サン本人はしまめぐりについてよく知らなかったが、島民の反応から「すごいお宝」だと判断し、売り飛ばして換金するためにバトルに本気を出した。
2巻以降は首から下げている。
ムーンとロトムを届ける最中に襲ってきたカプ・コケコが去って行ったところに落ちていた「かがやくいし」をハラによって加工され、グラジオとの2度目の戦いの最中カヒリに届けてもらった。
骨折をつなぐ添え木代わりに使っていた際、偶発的に未完成なZわざを発現させていた。
ちなみにかがやくいしを拾ったことをククイ博士から金に換えようとしたのかと疑われた際は、「他人様のかもわからねえものを売っ払ってまで金貯めるようなオレっちだと思ってたのか!?」と本気で怒った。
しかしそのいしがカプ・コケコから託されたもの(=自分の物)と聞くと「しまめぐりのあかし」共々即換金しようと思考を入れ替えたためそう疑われるのもやむなしであるが。(ハラからしまめぐりの役目を「正式な仕事」として承ったことでことなきを得た)
使用ポケモン
偶然か否か、物語開始時の手持ちはそろって猫系のポケモン。
逆に新しい手に入れた手持ちは全て本来捕獲不可能なぬしポケモンである。(一応次作でもある条件を満たせばぬしポケモンを入手可能)
また現在のメンバーを見る限り、NNは恐らく全員お金の単位になると予測される(一部の地方以外は単位は円で統一されているのでエン以外は偶然)。
サンが選んだ御三家。図鑑とともにククイ博士からもらった模様。
初登場時はバトルではなくムーンの服を乾かすのに使用した。
炎は口から吐く他、背中からも噴き上げられる。
反撃のスキを与えないよう素早いフットワークでひのこを連発、燃えやすい性質の自らの抜け毛をばら撒きそれに引火など、少しトリッキーな戦術が得意。
また、相性の悪い相手でも怯まず向かっていくなど、負けず嫌いなところがある様子。
炎を使うから「炎(エン)」と思いきや、名前の由来は1億円の「¥(エン)」とのこと。 (最終進化系のことも考えるとなかなかいいネーミングである)
無表情の多いダラーと違い、感情表現は豊か。トレーナーのサンと表情や仕草がシンクロしているコマもある。 (ニャビーの生態を考えるとかなり珍しい例である)
サンも知らないうちに炎のZクリスタルを所持していた。
- アローラニャース(NN:ダラー)
スカル団との戦いで使用し、ヤトウモリ2匹の同時攻撃を物ともせずに圧倒した。キメ技のネコにこばんは仕事以外での収入源にもなっている。
登場した回ではまだNNは明かされず、次の話で判明したという少し珍しい例。
元々は曾祖父のポケモンであり、サンが一億円を貯めるための協力を頼んだ際に最後まで残ったのがこのダラーだった。
名前の由来はサン曰く、「バトルの時以外はだらーってしてるから」。
サン曰く王族の出らしく、プライドが高く額の小判が汚れることを特に嫌う。一度その怒りに触れればサン本人にも手がつけられなくなり、タイプ・体格共に不利のグソクムシャを返り討ちにするほどの力を発揮した。
名前の元ネタはドルの現地発音「dollar」と思われる。
なおこの2匹は仲が悪いらしく、一緒に出すとすぐに喧嘩を始めてしまう。
未知のポケモンに襲われているような危機的状況でもバトルそっちのけでお構いなし。
一応トレーナーの指示のもと連携は取れるが、喧嘩を止めるのは基本難しい。
- ヨワシ(NN:バーツ)
9話にてせせらぎの丘で出会う。名前の由来は「瞳が✖︎(バツ)印だから」。
ただしこの時点ではまだボールには入れておらず、野生の状態。
実はスイレンに鍛えられたぬしポケモンで、強くなり過ぎたために意図せず観光客を脅かすようになっていた。
「むれたすがた」の時は左目にいる。
続く10話においてサンと「むれたすがた」で試練を挑むもダラーに左目(バーツ本体)を集中攻撃され敗北。
このバトルを経て正式に手持ちとなった。
名前の元ネタはタイ王国の通貨「บาท」(バーツ)。
- ミミッキュ(NN:フラン)
アセロラに鍛えられたぬしポケモン。名前の由来は「首がふらんふらんしてるから」。エンとのバトルの末仲間となった。
名前の元ネタは、スイスの通貨「franc」(フラン)。
- ケケンカニ(NN:ドン)
進化前のマケンカニと共にサンを襲撃していたがパプウの援護により敗北。
実は強いトレーナーに育ててもらってより強くなるのが真の目的だったが、パプウの手持ちが一杯だった為代わりにサンがゲットした。名前の由来は「マフィアのドン」から。
名前の元ネタは、ベトナムの通貨「DON」(ドン)。
- ツンデツンデ(NN:レイ)
ウルトラメガロポリスで捕獲。
名前の由来はバトルで疲れよろめいたのをお辞儀したとサンが誤解したため。