曖昧さ回避
- 『スーパーマリオランド』のタタンガが乗る戦闘用のロボット。→パゴス(スーパーマリオランド)
- 『サガ3時空の覇者』に登場するキャラクター。→パゴス(サガ3)
概要
第18話『虹の卵』に登場
学名パゴストータス。放射性物質を常食とし、口からは金色の虹のような分子破壊光線を吐く怪獣。
数年前に北京のウラン貯蔵施設を襲撃し、今度は輸送中の濃縮ウランを狙って日本に出現。トラックから落ちたウラン輸送カプセルを願いを叶えてくれる「虹の卵」と思い拾った少女を襲う。少女を見失った後は原子力発電所がある新産業都市で暴れるが、自衛隊のネオニュートロンミサイルを受け全身が風化して死亡した。
製作されなかった第3クールにおいては、「パゴス対ギョオ」で魚型怪獣ギョオ、「東京大津波」ではケムール人、ガラモンと三つ巴の戦いを繰り広げる予定だった。
以降のシリーズでの登場
ウルトラ銀河伝説
ベリュドラの体の一部としてではあるが、遂に映像作品での再登場を果たす。
カラー作品への登場はこれが初である。
ウルトラマンタイガ
第11話「星の魔法が消えた午後」に登場。
『ウルトラQ』で披露した分子破壊光線を吐くほか、パワー自慢のタイタスを上回る凄まじいパワーとタイガが発動した「ヘルスラッシュ」を弾くほどの硬い皮膚を持っている。
また、尻尾から頭部にかけて順に光った後、ドリル状に収縮した振動波を放つ技を使う事も判明し、その威力はタイタスが避けた際に直撃した建物に風穴が開くほど。
攻防両々が優れているが、腹が唯一の弱点。
上記の『ウルトラ銀河伝説』を除くと映像作品に登場するのは『ウルトラQ』以来53年ぶりとなり、後述の通り登場を3度も見送られてきたので、本作で4度目にしてようやく再登場およびウルトラ戦士との対決が実現する事になった。
因みに、中野貴雄氏のツイートによると、着ぐるみは『ウルトラマンR/B』で使用されたネロンガの改造ではなく新造されたものであり、今後、やろうと思えばネロンガとコンビを組ませての登場などもできるとのことである。辻元監督のインタビューによれば、打ち合わせにおいて、使える怪獣リストにラインナップされていたことからの抜擢という。
そのためか、同話に登場するギマイラとは異なり、パゴスは残念ながらソフビ(ウルトラ怪獣シリーズ)のラインナップには入っていない。今後の展開に期待したいところだ。
登場が検討されたが見送られたもの
ウルトラマン
第9話「電光石火作戦」に登場する予定だったがガボラに変更された。
出現シーンで街の人がガボラの名前を知っているのは過去に出現したパゴスを出すシナリオの名残。また、ガボラもウランを常食としている怪獣であり、ついでに言えば後述の通り着ぐるみも同一のもの。
ウルトラセブン
企画段階ではセブンの3番目のカプセル怪獣として登場する予定だった。
ウルトラマンマックス
『ウルトラQ』のオマージュ回である第29話「怪獣は何故現れるのか」にウルトラQの怪獣として登場する予定だったがゲロンガに変更。
変更された理由は不明だが、放送前に「虹の卵」の脚本家である山田正弘が亡くなったため変更されたとする説が有力である。
ゲロンガ自体は没脚本「ゲロンガ対山椒ラウス」に登場する怪獣である。
余談
当初はゴメスが再登場する予定だったが、着ぐるみが東宝に返却されゴジラに戻ったたため、『フランケンシュタイン対地底怪獣』のバラゴンを改造してパゴスとした。
着ぐるみはその後、ネロンガ→マグラー→ガボラと改造され、再びバラゴンに戻された。