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風林火山の編集履歴2020/04/24 09:32:45 版
編集者:夏みかん
編集内容:記事を追加しました。

風林火山

ふうりんかざん

武田信玄の旗指物に記された言葉。及び、それにちなむ作品の題名。Pixivでは同題名のNHK大河ドラマに関するイラストが多い。

風林火山とは、南北朝時代の南朝方の鎮守大将軍・北畠顕家や、甲斐戦国大名武田信玄の旗指物(軍旗)に記された「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」(疾(はや)きこと風の如く、徐(しず)かなること林の如く、侵(おか)し掠(かす)めること火の如く、動かざること山の如し)の通称。

軍隊を動かす際の理想的な動きとされる孫子の一節。本来はこれに加え「難知如陰(知りがたきこと陰の如く)」「動如雷霆(動くこと雷霆の如し)」という文もある。

「軍隊を動かす際は風のごとく速く動き、軍隊を留める際には林のごとく静かにして敵に行動を悟られぬように、攻める時は火が全てを飲み込むように手を緩めず一気呵成に攻め、守るべき時は山のように微動だにせず守り続けよ」という意味。

日本で最初にこの旗を用いた武将は北畠顕家であるとされるが、江戸時代以降の軍記物などで武田軍をイメージするものとして盛んに取り上げられるようになった。

大河ドラマ「風林火山」

2007年、46作目のNHKの大河ドラマのタイトルにもなった。武田信玄(晴信)の軍師として知られる伝説的人物、山本勘助の生涯を描く。

評価

クオリティーが低下を指摘されている21世紀の大河ドラマの中では平清盛真田丸と並んでトップクラスの評価を得ており、視聴率では苦戦したもののクオリティの高さから当時のSNSで話題を攫った。

後の真田丸ほどでは無いが大河ドラマとしてはコミカルなシーンは多いものの、それとは裏腹に当時の価値観を再現されたことや戦国時代の壮絶さを描かれており、シリアスとコメディとのバランスを出している

上杉謙信役のGACKTや武田信玄役の市川亀治郎(現・市川猿之助)の起用に関しては当初は「客寄せパンダのイケメン」「イメージが違う」と賛否両論あったものの、いざ放映されるとその熱演が評価され、GACKTの上杉謙信には「ラスボス感溢れる」と称されたと共に上杉謙信に関する祭りにGACKT本人が呼ばれる程であり、亀治郎の武田信玄は「序盤の若々しさ、中盤の傲慢さ、後半の円熟さを演じ分けている」と称されている。

関連動画

「風魔の小次郎」における風林火山

車田正美の漫画『風魔の小次郎』の主人公の聖剣の一つ。のちに「風林火陰山雷(ふうりんかいんざんらい)」に進化した。

「テニスの王子様」における風林火山

許斐剛の漫画『テニスの王子様』に登場する真田弦一郎の必殺技。完全版が「風林火陰山雷(ふうりんかいんざんらい)」。

「キン肉マン」における風林火山

ゆでたまごの漫画『キン肉マン』に登場するキン肉スグルの必殺技(48の殺人技)

ダブルアーム・スープレックス→上昇ローリング・クレイドル→パイルドライバー→空中ロメロ・スペシャルと4つの技を立て続けに繰り出す。

(初出時は最後が「リバース・ロメロスペシャル」だったが、文庫版などではロメロスペシャルに描き直されている)

原作では、ジェシー・メイビアとの戦い以降は新シリーズのピークア・ブー戦まで使わなかったが、

アニメ版ではウォーズマン戦のフィニッシュホールドとして使用され、その後も多用されている。

派生技として、パイルドライバーがキン肉ドライバーになったバージョンや、ロメロ・スペシャルがバックブリーカーやキン肉バスターになったバージョンも存在する。

関連タグ

甲斐の虎 内野聖陽

イナズマイレブン……登場する選手(キャラクター)全員・殆どの必殺技が「風属性」「林属性」「火属性」「山属性」のどれかを持っている。

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