概要
2017年に公開された、北野武の18本目の監督作品であり、第15・16作の続編かつ『アウトレイジ』シリーズ3部作の完結作。同じくR15+指定として年齢の視聴制限を受けている。一旦は第2作をもって完結とされる予定だったが、2016年12月に更なる続編が発表され、前回生き残ったキャラクター以外にも新キャラ数人を迎え、真の完結を描いている。
キャッチコピーである「全員、暴走」に違わず、ヤクザの抗争が主軸であった第1作、第1作で勝利したキャラクターが追い詰められていく過程が主軸であった第2作の基本的な流れや、過激な暴力や拷問の場面、多数のキャラクター同士で交わされる罵倒合戦などのシリーズの要素を引き継ぎつつ、第2作で勝利したキャラクターの受難と、抗争と陰謀の末に迎えた大友の暴走とその行きつく果てが描かれている。また、第1・2作とは異なり、大杉漣氏など過去の北野映画に出演した俳優を起用するなど、過去作品へのオマージュが混ざった演出が色濃くなり、「北野映画の集大成」にふさわしい仕上がりになっている。
タイトルに違わず、第1作を超える興行収入を記録した第2作以上の興行収入を記録するなど、有終の美を飾るにふさわしい業績を残すことに成功した。
あらすじ
関東の山王会と関西の花菱会の間で起きたし烈な権力闘争の後、大友は韓国に拠点を移す。彼は日本と韓国の裏社会で暗躍する実力者張会長の下にいたが、ある時、韓国に出張中の花菱会の花田が騒ぎを起こし、張会長の部下を殺害してしまう。この事件を発端に、張会長と花菱会の関係は険悪になり……。(シネマトゥデイのサイトより引用)
登場人物・キャスト
前々作・前作に登場するキャラクターは演者ごと太字+☆で表記。
山王会
白山(演:名高達男)☆
山王会会長。下の名は広。
前作において加藤・石原一派の凋落を受けて、どさくさ紛れで会長に成り上がった古参組員。
前作の最後では木村組の興隆の裏に花菱会の陰謀を察知したものの、西野を敵に回すことを恐れるあまりにそのまま手も足も出ず、遂には文字通り花菱会にすっかり勢力を奪われ、山王会が所有していた豪邸から雑居ビルの一角へと追いやられてしまう。
前作と同様、ヘタレで奥手な部分は変わっていないが、中田や五味などの格下の人物には横柄な態度を取る場面が増えており、五味とは折り合いが悪くなっている。
大友が花菱会との抗争に加わることを知るなり、五味と共に大友たちを焚きつけて吉岡を始末させるが、最後は白山に裏切られ、暗殺される。
五味(演:光石研)☆
山王会若頭。下の名は英二郎。
前作において加藤・石原一派の凋落を受けて、どさくさ紛れで若頭に成り上がった古参組員。
前作通り、無責任で流されやすい性格は変わらないが、木村組の吉岡の高圧的な物言いや、白山のヘタレぶりや不遜な言動には不満を貯めている。
大友たちが花菱会との抗争に加わることを知るなり、白山と共に大友たちに吉岡を始末させるが、その後の抗争騒ぎに乗じて白山を裏切り、大友たちの仕業に見せかけた上で暗殺した。
木村暗殺実行犯
前作最後にて、片岡の煽りを受けて木村を暗殺した山王会・加藤派の残党。
本作では、既に足を洗って、元取り巻きの組員と共にスクラップ工場を営んでいるが……。
花菱会
野村(演:大杉漣)
花菱会会長。下の名前は和夫。
前作において会長を務めていた布施の娘婿で、定年まで証券会社に勤めていた元サラリーマン。西野たちを差し置いて、高齢で引退した姑の後継者として組のトップに立つことになる。関西圏の人物でなく、関西弁に生理的な嫌悪感を抱いており、自身の前で関西弁を話されると激しく怒る。
布施とは異なり、利益になるものであればシャブの売買をも含めたどのようなシノギも許可するなど寛容な姿勢を示しているが、圧倒的な赤字状態が続いているため経営能力に疑問を持たれており、会長という地位や姑の権威を笠に着て幹部や組員たちには傲岸不遜な態度を取ることもあって組織での人望は皆無で、特に布施に忠義を尽くしていた西野とは折り合いが非常に悪い。
事あるごとに自分に反抗する西野の存在を快く思っておらず、花田の問題行為が表面化すると、それに乗じて中田に出世をちらつかせて西野の排除を命じるも、2人の絆を打ち壊すことができず、偽装工作を仕掛けられ、先手を取られる羽目になる。その事実に気付かないまま、2人の意向を受けた花田のウソを鵜呑みにして一安心し、西野の死の責任を張グループに被せ、「西野の敵を取る」という名目で張を抹殺する目的で、丸山たち半グレ集団による襲撃事件を花田と共謀する。この襲撃騒動に怒った張グループの別の若い衆から銃撃された際にはどうにか命拾いをするが、ガラスが防弾加工がされていなかったことについて本部の部下たちを怒鳴り散らした。
その後の大友と市川がパーティー会場で起こした大量虐殺には一応巻き込まれずに済むものの、西野たちから罠に嵌められたことに気付いて驚愕する中、数少ない味方だったはずの森島たちにも見放されて完全に立場をい、そのまま大友に身柄を引き渡されてしまう。
その後、舗装されていない山道に頭だけ突き出した体勢で生き埋めにされたまま放置され、最後には通りがかりの車のタイヤが近付いてパニックになっているところで何かが踏みつぶされる音と共に画面は暗転。そのまま自分の人生ごとフェードアウトすることになった。
元々、前作で布施役で出演していた神山繁氏が肺炎の病状が悪化し療養に専念していた(同作公開年の2017年初頭に逝去)ことから事実上降板となった代わりに登場した新キャラクターであったが、大杉氏も急性心不全のため2018年に逝去している。
西野(演:西田敏行)☆
花菱会若頭。下の名前は一雄。
会に有利な結果のためなら優れた知略を働かせる頭脳派で、白山と五味の2人を利用して山王会をも手玉に取り組の勢力拡張を成し遂げたは良かったものの、組の後継者問題の末トップの座に就いた野村とは折り合いが悪く、野村に依怙贔屓されている花田も良く思っていない。
兄弟分の花田が起こしたトラブルの後始末として、不遜な態度が原因で張から追い返された中田たちに代わって謝罪に赴くも、張たちからはあしらわれる結果に終わる。しかし、その騒ぎに乗じて全ての責任を擦り付けられる形で野村からは粛正されそうになる。その実行役として命じられた中田から報告・相談を受けた末に、先手を打って、中田たちと共謀して自らの死を偽装し、しばらく野村の目の行き届かない場へと姿を隠し抗争騒ぎにおいて暗躍し続ける。
組の仲間が出所した祝いに集まったパーティー会場で大友たちに野村を暗殺させようとするが、野村が顔を見せなかったために計画は一旦失敗し、大友たちが会場に集まった組員たちにマシンガンを向け次々と大量虐殺を繰り広げる事態を引き起こし、恐怖に打ち震えることになる。中田と共に野村の前に再び現れて全ての真相を明かした上、大友たちに野村の身柄を引き渡した。
野村や花田などの邪魔者がいなくなったことで会長の座の奪還に成功はしたものの、(予てより流儀の面でソリが合わなかったことに加えて)組に対して大きな痛手を与えた大友へ憎悪を募らせ、彼を始末させる目的で張グループの李に接近する。
前作と比べて、歩行する場面や首を動かす場面などがやや少ないが、これは撮影当時ケガの後遺症や受けたばかりの手術の影響で、十分に身体を動かせるコンディションになかったため、たけしが配慮したことによるもの。このため、試写会のインタビューでは、たけしの優しさや気遣いに強い感謝を示している。
中田(演:塩見三省)☆
花菱会幹部。下の名前は勝久。
かなりコワモテな顔つきに違わない生粋の武闘派だが、組の後継者問題や周囲の言動に振り回され、頭を抱えるシーンやヘタレな言動が増えている。
花田が済州島で起こした騒ぎを当人から聞かされ、騒ぎのあった場所が張グループのシマであったことを知ると、慰謝料を持って花田と2人で直接謝罪に訪れるも突き返され、「お前あんなことまで言われて何でこいつらに3千万も払わなあかんねん。500万で十分やろ? ドサンピンやないかい」と花田たちが殺害した若い衆をコケにする失言をしたことで張の逆鱗に触れて追い返されることになり、西野からも大目玉を食らってしまう。このことを理由に、野村からは出世をちらつかされて西野を殺害することを命じられるも結局裏切れず、一旦はその死を偽装工作する作戦に出る。野村の転落後、会長にのし上がった西野の後任として本家若頭に昇進した。
前作とは異なり、登場シーンはほぼ全て椅子や車のシートに座っており、立っている場合でも杖を突いているシーンが見られるが、これは演者の塩見氏がビヨンドの後に発症した脳出血の後遺症による歩行障害に苦しんでいたことろを、たけしが配慮したことによるものである。
森島(演:岸部一徳)
花菱会幹部。多くの幹部と折り合いが良くない野村に対して数少なく普通に接するポーカーフェイスの持ち主で、野村に取り入っているかのように振る舞っている。
しかし、野村の意図とは裏腹に、実際には西野たちとそこまで不仲ではない上、本心では野村に対する忠誠心は皆無である。西野の生存が判明するなり掌を返して野村に冷たい態度をとり、「知らんわい。おどれなんか子分がおらんかったら、ただの定年迎えたサラリーマンやないか」、「変なこと言わんといて下さい。最初から会長についてたみたいやないですか」などとすました顔をして言い放つ始末であった。
花田の変態ぶりに関しては、ほとほと呆れた様子を見せており、彼からSMプレイに誘われた際にもピシャリと断っている。
花田(演:ピエール瀧)
花菱会と盃を交わしている花田組の組長。下の名前は和弘。
シャブの売買をシノギとしており、花菱会本部にもシャブの売り上げを定期的に寄贈しているため野村から幹部組員同様に扱われているが、SMプレイに目がないド変態かつドMで品性下劣な守銭奴であり、今回のストーリーにおける全ての元凶。
「取引目的での出張」という名目で会の集まりをサボり、売春目的で済州島に出掛けるも、そこで泊まったホテルが張グループのシマであることを知らずに、部屋に来た売春婦からSMプレイを嫌がられると駄々をこねて取り巻きの組員と共に売春婦を恫喝する騒ぎを起こす。この騒動を受けてやって来た大友たちと一触即発状態になった後、詫び金を支払うように命じられたため、表面上は騒ぎを謝罪し支払いに応じる素振りを見せたものの、すぐさま平気で約束を破った挙句、受け取り役でやってきた若い衆をリンチした上に殺害し日本へと逃げ帰ってしまう。この騒動で中田を呆れさせ、西野や張たちからそれ相応の誠意を見せることを要求されるも、最後まで無責任な対応を続け、花菱会からの印象が更に悪化する結果を招く。
野村が自身の騒動に乗じて西野を追いやろうと企てた際には、西野たちに脅されるがまま野村を欺く偽装工作作戦に加担させられる一方で、その偽装工作に気付けなかった野村からは(西野の死の原因を張グループに押っ被せる形で)張暗殺を命じられたことを受けて丸山たちに張襲撃事件を実行させたことなどによって組織内外での抗争が激化し、最終的に野村を破滅に追いやってしまう。
野村の死後、名目上本家の若頭を兼ねることになったため気を良くするも、自身を快く思わない西野たちの陰謀で「昇進記念」として準備されたラブホテルの部屋で売春婦と共にSMプレイに高じていたところを大友たちからのカチコミに遭い、最後には手足を拘束された上でボールギャグを模った小型爆弾を口の中へ突っ込まされた無様な姿のまま設定時間まで放置され、程なくSM好きに見合った無残な最期を遂げる羽目になった。
なお、演者のピエール氏は、2019年にコカイン使用の容疑で逮捕されており、この逮捕が原因で地上波で予定していた同作の初放映がお蔵入りとなる事態に陥っている。
吉岡(演:池内博之)
花菱会と盃を交わしている木村組の組長で、元々は花菱会本部から送られてきた差し金の一人。
普段は白井たちに対しては尊大かつ高圧的な態度で接し、山王会のシマも事実上掌握しているが、単なる花菱会の手足になることを嫌がっている節があり、花田が原因で張グループと花菱会が対立関係になってしまった状況には、一定の距離を置こうとしているような素振りも見せている。
しかし、普段の言動から良く思っていなかった白井たちの策略により、、白井たちの誘いで取り巻きの組員と共にキャバクラで遊んでいたところを、大友たちに襲撃され、あっけなく退場した。
丸山(演:原田泰造)
花田の弟分である暴走族上がりの半グレ集団のリーダー。自分の手を汚すことを嫌う花田たちの手足となって行動し、数多くの悪事に手を染めている。
野村の命を受けた花田の代わりに張暗殺の実行を企て、半グレ集団の仲間と共に張が休んでいたカフェに立ち入って崔たち張グループの用心棒集団と銃撃戦を繰り広げる。仲間たちが犠牲になる中で崔を何とか射殺するも、背後から現れた李によりあっけなく倒された。
警察
平山(演:中村育二)☆
前作にも登場したマル暴の刑事課長で、繁田の直属の上司。温和で心優しい性格だが、気弱で長いものに巻かれやすい。
張グループに忖度し大友による事件を隠蔽しようとする上層部に繁田が不平不満を爆発させた際には激しい口論を交わしつつ、必死になだめ、理不尽な対応を強いられる羽目になった繁田の身を案じて、彼を食事に誘い自分なりに労おうとするが、結局は2人で訪れた居酒屋で繁田が取った行動に驚愕することになる。
繁田(演:松重豊)☆
前作から登場するマル暴の刑事。前作と同様、謹厳実直な性格で、ヤクザに対する嫌悪感やヤクザと癒着するやり方への疑問は変わっておらず、前作での加藤や片岡の殺害事件に大友が関与していることにも気付いている。
花田のトラブルの片を付けに日本に戻ってきた大友の姿を見るなり直ちに確保しこれまで大友が実行した事件について尋問するが、張グループと癒着関係にあった上層部の方針で釈放されることになり、強い義憤を露わにし、平山と激しく言い争う。その後も大友について独自に捜査を続けるも、半ば左遷される形で(ヤクザとは無縁な)マル暴とは別の課への転勤を命じられることになる。これらの経緯が重なって警察組織に対する失意と不信感を募らせ、転勤時に平山に誘われて居酒屋で食事をしている最中に、突然平山の前に辞表を叩き付け、呆然としている平山を残して店から出て行ってしまう。
大友と張グループ
張大成 (チャン・テソン)☆
前作より大友が身を寄せ、日韓を股にかけて活動している在日コリアンのフィクサーで、本シリーズでは比較的良心的な人物。
争い事を嫌い、花田が自分のシマで起こした騒動についても波風を立てずに平穏に収めようと尽力する一方、仲間への尊重や礼節を重んじており、謝罪に向かったはずの中田が無礼な態度を取った際には怒りを露わにし、花菱会からの謝罪を拒絶するなど毅然とした一面も見せている。
前作と変わらず、大友のことを本心から気に掛けており、彼が木村の件で花菱会への復讐心に駆られていることを見抜いて、何度も李たちを通じて大友を止めようとしたものの、結果的に彼の暴走行為を抑えることができないまま花菱会との抗争が激化することとなり、その暴走の果ての末路(大友の項目を参照)を李から聞かされた際には残念がっていた。
李(演:白竜)☆
張の側近を務める大柄な幹部組員。前作においては、大友が出所した際に車で迎えに来、彼が加藤に復讐する際にもパチンコ店の店員に扮して手を貸している。
本作でも、崔や市川と共に大友の手助けをするも、西野や張たちの予想を超えた行動を取り続ける大友を見兼ね、西野たちの圧力もあって「これ以上、会長に迷惑かけないでくださいよ」と言いつつ大友に銃口を向けるが、その末路を直接見届け、張にはその事実を伝える役目を背負うこととなった。
崔(演:津田寛治)
李と共に、張の側近を務めている幹部組員。張に対して忠誠を誓っており、彼やその身内に敬意を払わない人間には容赦なく、中田たち花菱会の面々には李共々辛辣な態度を取った。
野村や花田が共謀した張襲撃騒動にて、実行犯の丸山たち半グレ集団と銃撃戦を繰り広げる中で、満身創痍になりつつ一味のメンバーをどうにか撃退するも、そのまま果ててしまう。
市川(演:大森南朋)
大友の同僚である日本人の用心棒で、用心棒の仲間と共に大友を「兄貴」と呼び慕っている。本作において、前々作の大友組若頭・水野、前作の木村のポジションを務めるキャラクター。釣りが大好きで大友とはよく釣りに出かけている。
花田によるトラブルの後始末のため、大友が日本に戻ることになった際には彼と合流して行動を共にし、紆余曲折で用心棒の仲間を相次いで亡くしたため、最終的には2人で行動することになる。野村と花田の始末に成功した後、大友の勧めで一足先に済州島に戻った。このことが幸いしてか、大友の歴代相棒で唯一生き残ったキャラクターとなっている。
大友(演:ビートたけし)☆
元・大友組組長(詳しくは、前々作・前作のページも参照)で、唯一第1作から一貫して登場しているキャラクター。
前作の最後にて片岡を殺害した後、張に勧められて済州島へ高飛びし、用心棒として張のもとに身を寄せている。前作と同様、抗争そのものには関心がないものの、悲運な最期を遂げた木村のことなどもあって、片岡や石原、加藤たちを殺害するだけで気持ちが晴れず、花菱会への怒りや恨み辛みを溜め込んでおり、心の奥底では未だに復讐に燃えている。
張グループのシマで花田が起こしたトラブルに巻き込まれて死んだ若い衆の復讐を遂げるため、身分を偽って日本に戻る決意をする。しかし、正体を見抜いた繁田により、作中で起こした事件の犯人として一時期逮捕されるも、張たちの尽力でお咎めなしとなる。再会した市川たちと力を合わせ、白山たちの命を受けて吉岡暗殺を実行した後、西野たちの命を受けて、野村と花田を手に掛けた(しかし、その一方で、花菱会への復讐を遂げるためか、本来野村を抹殺する目的で案内された出所祝いのパーティーでは、会場に集まった組員たちを血祭りに上げている)。
これらの暴走行為によって、警察に目を付けられただけでなく、西野たちの恨みを買うこととなり、木村殺害を実行した加藤の元取り巻きグループが営むスクラップ工場に乱入して彼らへ復讐を遂げると、見兼ねた李から銃口を突き付けられるが、「アンタがそんなことしなくたっていいよ。ケジメは自分でつけるから」と言って取り出したピストルで「会長に……、よろしく」と言い残し、彼の前で拳銃自殺を遂げた。
李がその死を淡々と張に伝え、張がその知らせに対して残念そうに頷くシーンの後、血の海に転がる大友の自殺死体をアップで映して、三部作はようやく本当の結末を迎えるのだった。これにより、第1作のキャラクターで一番最後に死亡したキャラクターとなったが、唯一殺害に伴う退場ではないキャラクターでもある。
スタッフ
監督・脚本・編集 - 北野武
音楽 - 鈴木慶一
撮影 - 柳島克己
照明 - 高屋齋
美術 - 磯田典宏
録音 - 久連石由文
編集 - 太田義則
キャスティング - 吉川威史
助監督 - 稲葉博文
衣装 - 黒澤和子
装飾 - 尾関龍生
メイク - 本田真理子
記録 - 吉田久美子
音響効果 - 柴崎憲治
製作担当 - 齋藤悠二
プロデューサー - 森昌行、吉田多喜男
ライン・プロデューサー - 小宮慎二
アソシエイト・プロデューサー - 川城和実、太田哲夫、高橋雅美、二宮清隆
配給 - ワーナー・ブラザース映画、オフィス北野
製作 - 「アウトレイジ 最終章」製作委員会(バンダイビジュアル、テレビ東京、東北新社、ワーナー・ブラザース映画、オフィス北野)
(Wikiより転載)
関連タグ
アウトレイジ アウトレイジビヨンド(前日談)