基礎データ
全国図鑑 | No.549 |
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イッシュ図鑑第1版 | No.055 |
イッシュ図鑑第2版 | No.085 |
英語名 | Lilligant |
ぶんるい | はなかざりポケモン |
タイプ | くさ |
たかさ | 1.1m |
おもさ | 16.3kg |
とくせい | マイペース / ようりょくそ / リーフガード(隠れ特性) |
進化
チュリネ→ ドレディア(たいようのいし)
特徴
・名前の由来:「ドレス」「レディ」「ディア」「ディアナ」「ガイラルディア」または「マンドレイク」「ドライアド」だと思われる。
頭には花飾り、下半身にはロングドレスを纏う人間に近い姿をしているポケモンで同じ草タイプのキレイハナと同様に美少女をイメージさせるポケモン。
体の部分は目が伸びた球根のような形状である。
舞う技を多く覚えるしちゃんと動けるのだろうが、足の形状的にどうやって動いているのかは長い間謎に包まれていた。アニメでは普通に歩いており、第8世代では球根状になっている下半身を前後に動かすことで前進していることが判明している。
その女性的な姿から進化前のチュリネ共々♀しか存在しない。
その美しい外見に違わず、様々なポケモンから好かれ、頭からは生物の心を癒す香りを放つ。しかし、土の成分によって香りが変わってくるらしく、後述の花同様に各個体の個性やトレーナーの努力具合が出て来るポイントである。
頭の花はデリケートで、そもそも咲かせること自体が困難である上に、非常に難しい手入れを続けなければ枯れてしまう。これはベテラントレーナーであろうと難しいレベルなのだというのだから、維持は非常に困難である事は想像に難く無い。
…だけでなく、『サン・ムーン』ではパートナーとなる♂ができた途端にくすみ、萎れ、枯れてしまうという設定が追加された。しかも、どんなに手間とお金を賭けて人の手で育てられたものよりも野生下の個体が咲かせる花の方が美しいのだというシビアな記述が為されている。
だからといって、ゲーム内で預かり屋に預けてタマゴを手に入れても枯れることはないので安心されたし。また、頭の花も一度手に入れてしまえば枯れたりすることなくずっと咲き続ける。
出現場所
・『ブラック・ホワイト』より登場。
チュリネを進化させることで入手できるが、ホワイトバージョンでは野生でも出現する。ブラックバージョンでは野生の出現はないが、シッポウシティに住む女性からブラックのみに出現するモンメンと交換することで進化前のチュリネを入手できる。
その他のソフトでも入手できるが、『サン』ではチュリネが出現しないので注意。
能力
種族値
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
70 | 60 | 75 | 110 | 75 | 90 | 480 |
能力は全体的に低めだが、攻撃60と割り切った配分のため決して弱くなく、またとくこうは110と頭1つ抜けている。この見た目ですばやさも90とそこそこある。ようりょくそを特性に持つポケモンの中でもかなり速い方であるため、ダブルを始めとして、下記の晴れパで用いられる。眠り粉で眠らせ後述の「ちょうのまい」で強化する戦法が主流。
覚える技
高性能な積み技「ちょうのまい」(特攻、特防、素早さを1段階アップ)や、高火力な一致技の「はなびらのまい」などを覚える。高い特攻と素早さを更に強化できるので、「ちょうのまい」を積んでからの「はなびらのまい」は非常に高い火力を誇る。
また、特性が「マイペース」の場合は「はなびらのまい」使用後に発生する混乱を無効化できる。「ねむりごな」等のくさタイプ特有の多彩な変化技にも恵まれているため、自力で「ちょうのまい」を積むための時間を稼げるのも大きい。
ただ、くさタイプの技は他にエナジーボールやリーフストーム、ギガドレインやソーラービームといった有用な技は一通り覚える一方で、くさタイプ以外の攻撃技はほぼ覚えないので、得手不得手ははっきりと分かれる。
具体的には「はかいこうせん」等のノーマル技と「かふんだんご」しかない。なので、その3タイプとも今一つでしか通らないはがねタイプ相手には、ねむりごな等の変化技を撃って退場するのが望ましい。
第6世代にて
新たに18のタイプフェアリータイプが新たに登場。相方のエルフーンにフェアリータイプが追加されたことによりドレディアもフェアリータイプが追加され、ドラゴン技を無傷で受けられ、竜達を月の力を借りて返り討ちにできる妖精となった…
と思われた。
なんとドレディアにはフェアリータイプを追加してもらえなかった。エルフーンにはフェアリーが追加されムーンフォースも覚えられるようになったのに…(毒4倍は痛いが)
・新しく覚える技も種族値が合わない(物理攻撃)「はなふぶき」のみで、特殊攻撃のめざめるパワーも威力が60固定になりフェアリーにもならない上、マジカルシャインすら覚えなかった。
・くさタイプや特性「ぼうじん」を持つポケモンにしびれorねむりごなが効かなくなる。「ひでり」の効果も5ターンに変更されたことで「ようりょくそ」の効果も落ちるなど大きく弱体化。
実戦からも急速にその姿を消していくことになる。
第7世代にて
デザイン人気があり、持ち味もあるがさまざまな事情で使用には愛が必要であったドレディアであったが…
『サンムーン』発売後彼女は思わぬ大進撃を遂げることになった。
その舞台はシングルバトルではなくダブルバトル。そしてその鍵を握るのはコータスである。
第7世代でコータスの特性に「ひでり」が追加された。つまりどういうことかというと
- コータスとドレディアを並べて出す。
- コータスの「ひでり」で天候が晴れになる。
- ドレディアの「ようりょくそ」発動。
- 素早さが上がったドレディアがコータスに「おさきにどうぞ」をしてサポート
- 先手を得たコータスが晴れ状態且つ体力満タンで「ふんか」。相手は倒れる。
さらにコータスは天気特性ポケモンとして足が遅いので、相手に天候を上書きされる心配は少ない。その上天候のおかげで素早くなったドレディアがすぐさまコータスを支援することで、超火力を生み出すことが可能になるというわけである。
特性がようりょくそかつおさきにどうぞを覚えるポケモンはいるが、その中で一番素早さが速いのはドレディアなので、正にベストコンビと言えるだろう。
第8世代にて
発売当初は影も形もなかったが、追加DLC『鎧の孤島』より本格的に参戦。
その可憐なデザインから元々人気が高かっただけに、続投が判明した際に多くのファンが歓喜したことは言うまでもないだろう。
生態面においても温厚な性質が反映されており、トレーナーを見つけて近づいてきても、その場で踊って見せるだけで、自分から積極的に襲い掛かってくるようなことはない。
天候が晴れの時には島内に固定シンボルとして出現するので、探すのにそこまで苦労はしないだろう(むしろランダムエンカウント形式でしか遭遇できない進化前のチュリネの方が見つけ出すのに苦労したりする)。もちろん、場所によってはマックスレイドバトルのボスとしても登場する。
ストーリーにおいても進化前のチュリネ共々少しだけ絡んでくるので、ドレディアのファンは必見。
一方で、対戦面では相変わらず厳しい状況に置かれており、特にめざパが覚えられなくなってしまったために苦手な相手に一層止まりやすくなってしまったのが気がかり。
第7世代のダブルで一定の需要があったコータスとの組み合わせも、本作ではダイマックス技で簡単に天気を上書きできるようになってしまったために以前ほど安定した運用ができなくなってしまったのも苦しい。
とは言え、未だに天気パはダブルバトルで根強い人気があり、その1つである晴れパの要員なので、タイプは関係無いサポート役としての活躍は未だに続いている。
主な使用トレーナー
関連イラスト
関連タグ
エルフーン・キレイハナ・ヒメンカ…同じく可愛らしい雰囲気のくさタイプ
アマージョ…同じく高貴な風貌のくさタイプ。但しこちらは「女王様」といった風貌。