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原点にして頂点

げんてんにしてちょうてん

始まりと最高の状態を兼ねているということ。多くは賞賛の意味で使われる。

解説

シリーズ作品にて、第一作やその主人公へのリスペクトを示す表現。

経緯

遅くとも既に1995年にはネットで使われている言葉。

ただし、ニコニコ大百科の記事(14/06/18 17:46の版)では「pixivでポケモンのレッドに対して使われたのが発端」とされている。Pixivのこの記事(2013/05/03 00:20の版)では、「元ネタはカプコンのモンスターハンターシリーズMHP2Gアカムトルム討伐クエスト『起源にして、頂点』であり、それをもじったこのタグが流行し現在に至る」とされていた。

1991年頃にチーズ蒸しパンのCMで使われていた。

主な該当者

言わずと知れた日本を代表する特撮ヒーローウルトラシリーズの元祖。

放映から50年以上が経過した今でも尚新作が作られる程の人気を誇る。

2006年放送の「ウルトラマンメビウス」の客演時に見られる敵の光線技をバリアなしで胸筋で食い止めてノーダメージという姿が未だ一線級の貫禄を感じさせる。

言わずと知れた日本を代表する特撮ヒーロー仮面ライダーシリーズの元祖。

平成から令和にかけては毎年新シリーズが放送され、その変身メカニズムも多様化しているが、

「人類の自由と平和のために、悪の組織と同じ力を行使する者」という定義は一貫して守られている。

そして何より、その全ての基礎を作り上げた人物として、全てのライダーの頂点とする見方は強い。

日本ではお馴染みとなったスーパー戦隊ヒーローの元祖。

ファイヤーマン」でも主演を務めた誠直也や、仮面ライダーV3快傑ズバットでも知られる宮内洋など、後の特撮界を牽引するキャストが勢揃いした、戦隊ヒーローの傑作。

仮面ライダーとはまた違う、仲間たちの絆や友情、等身大から巨大化する敵と、それに対抗する戦隊ロボなど、現在まで続く戦隊ヒーローの様式美を築いた作品。

前述のヒーローたちとはまた違う立ち位置のヒーロー。

その至上命題は「悪を倒す」ではなく、「空腹に苦しむ人々にパンを与える」であり、

悪役であるバイキンマンであろうと、空腹に苦しんでいれば迷わず助ける。それがアンパンマン。

この一点から、彼を他のヒーローとは一線を画する存在と見る声も強い。

2004年より放送をスタートしたプリキュアシリーズの初代「ふたりはプリキュア」の主人公。

今日に至るまでシリーズ放送を続けるプリキュアの人数が50人を超える中、

全てのプリキュアに先んじて悪と戦った偉大な存在として、このタグをつける者は多い。

1996年に発売開始されたポケットモンスターシリーズの初代であるRGBP及びFRLGの主人公であり、GSCHGSSでは隠しボスも務めている。その後も、BW2SMUSUMのバトル施設にも強敵として登場しており、特にBW2では「リビング レジェンド」という二つ名をもらっている。

言わずと知れた株式会社サンライズの稼ぎ頭、ガンダムシリーズの記念すべき一作目。作中に登場するロボットモビルスーツは後発のシリーズの物に比べてシンプルに纏まったデザインが多く、それ故に主人公機ガンダムジオン軍主力MSザクなどは現在でも非常に人気が高い。ただ単にガンダムシリーズの一作目というだけではなく、(主人公機も含め)登場ロボットは戦車戦闘機といった兵器の一種、あくまで工業製品として扱われ、作品内容も単純明快な勧善懲悪物ではなく戦争という少し重めのテーマを扱った対象年齢高めに設定されており、所謂リアルロボット物と呼ばれる一大ジャンルを築き上げるきっかけを作った偉大な作品である。日本におけるロボットの元祖とも言える鉄腕アトム(日本初の国産テレビアニメシリーズと言う意味でも始祖)や巨大ロボットの元祖、鉄人28号のイラストのタグ登録数が左程でもないのが謎である。むしろマジンガーZのイラストにこのタグの登録がちらほら見られるのはどう考えてもスーパーロボット大戦シリーズの影響だろう。

和製ファンタジーの金字塔にして始祖とも呼べるロードス島戦記メインヒロイン。奇しくも日本はドラゴンクエストⅢの大ヒットに伴う社会現象の最中にあり、同じ剣と魔法の世界を題材としたこの作品も注目を集めるのは必然と言えるだろう。指輪物語などの先駆者は居たものの、日本では馴染みの薄かったご時世、「金髪、耳が長い、美男美女揃い、華奢で線が細い」といった日本におけるエルフのビジュアルイメージの雛形を確立してしまった彼女の功績は大きい。余談だが、OVA版の発売時期もこれまたドラゴンクエストⅣとの発売時期が近かったのは偶然だろうか…

備考

↑「原点にして頂点」タグが付いている、現時点でpixiv最古のイラスト。

用法と注意

その他・考察

新しい作品がヒットするには、明確な新機軸がユーザーに受け入られることが必要不可欠であるため、その第一歩には作り手の意欲が否応なく込められる。

また、シリーズが長期化するほど変化球や仕切り直し(悪く言えば独自性の低下やセールス上の延命)が求められる後続作品と違って、第一作は全力で直球ド真ん中を行けた優位性が魅力となる効果も大きい。

ましてや歴代作品の競演が実現した場合、初代主人公は歴戦の勇士としてリーダーを務めるもしくは敵や後輩達の特殊能力をねじ伏せる謎補正が描写される傾向もあり、このタグが自然と成立しやすい。

最近は公式でこの表現を使うケースも確認されているが、2作目以降がヒットした例や受け手諸氏の好みもあるため、むやみに使わないよう注意が必要である。

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