「第三次大戦だ。」
概要
近代における世界戦争は第一次はヨーロッパが中心となり、第二次はアジア太平洋地域およびヨーロッパが主な戦場となった。
また第二次大戦後、米・ソが世界覇権を賭けて対立する冷戦状態となったものの、第二次世界大戦末期に使用された核兵器により世界的な戦争は地球人類の絶滅につながると恐れられ、これが逆に米ソが世界を二分し正面からの衝突を避ける要因となった。これを核抑止とも言う。
戦争の危機
1991年のソ連崩壊により、アメリカに伍する軍事力を持つ大国が事実上消滅したため、大陸間全面戦争の可能性は低くなったとされている。
一方で核保有国であるインドとパキスタンの間の緊張、中東からアジアにかけては民族および宗教の対立により紛争、9.11に代表されるテロリストの暗躍が続いている。さらに近年は新興国の台頭や新冷戦とも呼ばれる米中間のアジアにおける軍事的・経済的対立が顕著となっており、新たな世界大戦の要因となることを懸念する向きもある。
第四次世界大戦
アインシュタイン博士は第三次大戦について「第三次大戦がどんな戦い方かはわからない。だが、第四次世界大戦はわかる。それは棍棒と石による戦いだ( I know not with what weapons World War III will be fought, but World War IV will be fought with sticks and stones. )」と述べている。
この発言の意図は、「第三次大戦ではどういうものか具体的には分からない」ものの、恐らく「それまでの文明を破壊しかねない超兵器の応酬となる」ためこれまでの文明は滅亡、結果「原始レベルまで文明レベルが衰退してしまう」という予測であるとされる。
他にも文明滅亡とまではいかなくても、「超兵器があまりにも危険すぎるために超兵器やそれに通じる技術の全てを放棄、或いは封印」した結果、原始的な戦い方になるとも言われている。
「第三次世界大戦」を扱うフィクション作品
フィクションにおいてもこの題材はよく用いられる。無論架空戦記などの戦争自体を扱ったものも存在するが、多くは戦後の荒廃した世界を扱っていると思われる。
- 『世界大戦争』
- 『ターミネーター』
- 『未来少年コナン』
- 『サイボーグ009』
- 『Call of Duty:Modern Warfare 3』
- 『Steins;Gate』
- 『AKIRA』
- 『北斗の拳』
- 『OZ』
- 『ガングリフォン』
- 『攻殻機動隊』
- 『マジンサーガ』
- 『マクロスシリーズ』
- 『狂四郎2030』
- 『NEEDLESS』
- 『銀河英雄伝説』
- 『未来警察ウラシマン』
- 『1984年』
- 『夏への扉』
- 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
- 『Vフォー・ヴェンデッタ』
- 『リベリオン』
- 『マッキーの冒険』
- 『とある魔術の禁書目録』
など多数
コマンドー(ボソッ