ウルトラ5つの誓い
うるとらいつつのちかい
概要
「ウルトラ5つの誓い」は『帰ってきたウルトラマン』最終話のサブタイトル。
そして、このエピソードでウルトラマンジャックこと郷秀樹が地球を去る際に、坂田次郎少年に伝えた誓い。
次郎はこれを叫びながら郷を見送った。
内容
5つの誓いは以下の通り。
一つ、腹ペコのまま学校へ行かぬこと |
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一つ、天気のいい日に布団を干すこと |
一つ、道を歩く時には車に気をつけること |
一つ、他人の力を頼りにしないこと |
一つ、土の上を裸足で走り回って遊ぶこと |
単純だが地球人達に対する深い思いやりと愛が含まれている。
当時の子供達にもこの誓いは有名になった。
後続作品での扱い
また、この5つの誓いは後続作品の『ウルトラマンA』や『ウルトラマンメビウス』でも使われている。
特に『メビウス』ではこの誓いがCREW GUYSのドキュメントMATにも記録されており、CREW GUYSの前隊長セリザワ・カズヤ(後のハンターナイトツルギ=ウルトラマンヒカリ)からアイハラ・リュウに伝えられている事から、坂田次郎とセリザワ・カズヤは少年時代友人関係にあった事が推測できる。
水棲人間の星に滞在していたジャックがザージとともに星を去る際、ジャックと水棲人間ハクリが残したTV版とは異なる「5つの誓い」(「礼儀を守る」「目上の者を敬う」「好き嫌いしないで何でも食べる」「弱い者には手を差しのべる」「困難に立ち向かう勇気を持つ」)がある。
余談
箇条書き約束事ネタのネタ元として、『仮面ライダー』の「ゲルショッカーの掟」と共に使われる事が多い。
道を歩く時は車に気をつけることは兄と姉があんな死に方をしている次郎少年にとっては何気に洒落になっていない。
また、現実には土の上には何が落ちているかわからないので、裸足で走り回って遊ぶのは十分に安全を確かめてからにしよう。
なお、「他人の力を頼りにしないこと」とは自立心を忘れるな(=他人の力ばかりアテにするな)という意味合いであって他人の力を絶対に借りるなという意味での発言ではない。(かのウルトラマンゼロも「1人で何でもできる気でいる内は、大事な事が分かってないって事だ!」というセリフを残している。)
諸先輩型の力を借りて変身する新世代ヒーローズと以降に登場した戦士達も、ただ、無造作に諸先輩型の力を使っているというわけではなく、特訓をして強くなった戦士やその力と真剣に向き合い、自己の成長に繋げていった戦士が殆どであり、彼らの力を使いこなすのにも自身の心身が健全でなくてはならないからである。
関連タグ
キュアエース - プリキュア5つの誓いという宣誓の言葉を持っている。
アクションヒロインチアフルーツ - 11話の次回予告で言及。次回が最終話なのでネタとして触れられたと思われる。
クイズダービー - 1990年6月30日放送分の回で、ウルトラ5つの誓いの中に実際にある物は何かを当てる三択問題(選択肢は「腹ペコのまま学校に行かぬこと」、「生水はやたらと飲まぬこと」、「百数えるまでは風呂から上がらぬこと」だった)が登場した。