概要
かつて3000万年前の地球で暴れていた、カルミラ・ダーゴン・ヒュドラムの3体の闇の巨人の総称。
3体ともウルトラマントリガーによって宇宙の彼方に封印されていたが、ヒュドラムがカルミラよりも100年早く封印を破り復活、その後カルミラも自力で封印を破り、残るダーゴンも彼女の手により解放され、3000万年後の現代で暗躍を始める。
『トリガー』劇中におけるメインヴィランとなる。
3体の中ではカルミラが筆頭とされている。また、超古代文明に関わる「エタニティコア」と呼ばれる謎の物体を狙っている模様。
それ故必要に応じ闇怪獣を使役したり自ら戦闘に出向いたりすることはあっても、無闇な破壊活動は行わず、むしろそうしようとする仲間を止めにかかることすらある。
3体共通して人間態およびそれに近い姿を持たず、隠密行動および地球人への接触を行う際は身長を人間サイズにまで縮小させて活動している。
普段の会話は超古代の言語を使用するが、声帯チューニングによって現代の言葉を話すことができる。超古代の言語を理解できるのは今の所トリガーの変身者であるマナカ・ケンゴのみであり、他の人達には何と言っているのかはわからない(宇宙人であるマルゥルでも、超古代の言語であることはわかっても、会話の内容はわからない)。
彼らの復活を危惧したシズマ・ミツクニの働きかけによって、地球平和同盟TPUおよびGUTS-SELECTは設立された。
第11話にて明らかとなった彼らの目的は、エタニティコアのエネルギーを利用して人間達を消し去り、世界を闇の一族だけの世界に作り変えることである。
メンバー
- 妖麗戦士カルミラ（イラスト中央）
三巨人のリーダー格。
トリガーを執拗に狙う残忍な本性を持つ。
- 剛力闘士ダーゴン（イラスト右側）
卑怯を嫌い、自身の力のみで正々堂々と闘うことを望む怪力闘士。
トリガーを「我が好敵手」と考えている。
- 俊敏策士ヒュドラム（イラスト左側）
知能戦を好む狡猾な策士。
紳士的に振る舞うが、キレると粗暴な本性が露わになる。
- 闇黒勇士???
第10話の終盤で明らかになった4体目の闇の巨人。
その姿はトリガーに似ているが……
余談
モチーフは『ウルトラマンティガ』の劇場版『THE_FINAL_ODYSSEY』に登場した3体の闇の巨人、愛憎戦士カミーラ・剛力戦士ダーラム・俊敏戦士ヒュドラ。
キャラクターデザインは3体とも武藤聖馬氏が担当している。
暗躍するタイプのヴィランだった前作『ウルトラマンZ』のセレブロとの差別化や設定を作りやすいとの理由から、明確に敵だと分かる存在として設定された。
直近のシリーズに登場するメインヴィランの中では、（現時点では）初の人間態を持たないヴィランとなる（人間態を持たない代わりに一時的に人間に憑依し暗躍していたヴィランは過去に存在する）。
ちなみに作品元の闇の巨人達にはそれぞれ人間態が存在しており、人間態の有無が違いの一つとも言える。
その一方で監督が監督なだけもあり、過去の事例を参照にすると『中の人が人間態として登場する可能性もあるのでは？』という指摘も幾つかある。
モチーフのいるキャラクターという特殊な性質であるものの、（ギリギリ平成生まれかつ劇場版初出のウルトラマントレギアを除外するならば）"令和ウルトラマン初の悪のウルトラマン"だとする意見もある（ただし、現時点で悪トラマンとして分類されるかは微妙なところ）。
三人揃っている場面での言動故に、一部視聴者からは愛着を持って『三馬鹿』扱いされている。
また『どっかのドクロベエからお仕置きされる三人組』『闇の湊家』などとも言われている。
さらにナツカワ・ハルキ役の平野宏周からは『赤トゲトゲ・青トゲトゲ・黄色トゲトゲ』呼ばわりされていた。（2021年9月14配信のオンラインイベントより）
関連タグ
湊家：人数とカラーリングから、配信では3者が揃うと「闇の湊兄妹」とコメントが飛び交う事も。
トライスクワッド：令和ウルトラマンの1作目に登場した3人チーム。バランス型、パワー型、スピード型で編成され人間態を披露していない点が似ている。ただしこちらは主人公サイド。
三悪：「女王様風のリーダー格の女性」「怪力自慢の男性」「頭脳担当の男性」という人員構成に共通点が見られる。
セレブロ → 闇の三巨人 → ？？？
