ホースオルフェノク
ほーすおるふぇのく
概要
馬の特質を備えており、騎士のような姿をしている。ケンタウロスのような姿をした疾走態という形態にもなれる。
専用武器は魔剣ホースソードと巨大な盾。使徒再生はこの剣で相手の心臓を突き刺すことで行う。
オリジナルであるため戦闘能力はかなり高く、戦い慣れた後半からはかつては敵わなかった上級オルフェノクとも互角に渡り合い、ファイズのクリムゾンスマッシュを力づくで弾き返したこともあるほど。
「決定版仮面ライダー555図解超百科」(講談社)によれば5キロ先の微かな音と発信源を探知できる聴力、コンクリートの壁を透視できる視力、二トンのキック力があるとされる。ただし、この図解では脳に当たる「ホースブレイン」の解説が「木場勇治の人間的なやさしい心をもちつづけている。人へのうらみは消えた。」(原文ママ)と書かれているが、確かに木場は優しさを持ってはいるものの、実際はやられた事を根に持つ傾向にあり、終盤に一部の人間のせいでオルフェノク派に舵を切るのは皮肉という他ない。
疾走態
移動力がかなり早くなる形態。彼から逃げる自動車にも簡単に追いついた。走るスピードは時速360キロ、ジャンプ力は30m(出典:「決定版仮面ライダー555図解超百科」(講談社)より)。
激情態
劇場版『パラダイス・ロスト』と最終話で見せた姿。より騎士に近いスタイリッシュな外見になった。
更に激情態で四本足となる激情疾走態というのも存在する。疾走態時の走行速度はなんと、アクセルフォームと渡り合える(勿論負けたが)仮面ライダーサイガのフライングアタッカーにも追いつくほど。戦闘能力もさらに上昇しており、スマートブレインの社員達オルフェノク3人がかりでも敵わなかったサイガも、海堂や結花の協力もあったとはいえ互角に渡り合えるなど実力は高い(思えば、村上社長はその戦闘力の高さを悟って彼をオーガの変身者として選んでいたのかも知れない)。
映画『スーパーヒーロー大戦GP』ではED映像でファイズと戦う石ノ森風のイラストが登場した。
その他
『仮面ライダー大戦』でも巧の回想シーンに登場。海岸でアークオルフェノクと組んでファイズとカイザを圧倒し、変身解除させられた草加雅人に致命傷を与えた。本編の第48話~最終話での出来事を彷彿させてたものの、この作品の巧や草加が本編とはパラレル上の存在のように描写されているため、このホースオルフェノクが木場本人なのかは不明。因みに原典でも草加は木場に殺されている。
2014年開催の『僕たちの好きな「仮面ライダー」怪人ランキング』では8位。オルフェノク所か善玉怪人の中ではトップであった。
裏モチーフは仮面ライダーXにおけるアポロガイストらしい。アンノウンが機械合成怪人をオマージュしたように(少なくとも555初期のオルフェノク)はGOD機関の怪人をオマージュしているとのこと。盾を持っている点がアポロガイストを意識しているのだとか(ちなみにスティングフィッシュオルフェノクがネプチューン、ゴートオルフェノクがパニックに相当する)。