概要
ツイッターレディースとは、主に日本のTwitter上で活動する「過激派フェミニストの一種」とされる。
現在では「ツイフェミ」という名称のほうが自他ともに広く使われており、AbemaTVにも取り上げられ、日本における代表的なラディカル・フェミニストとして認識されている。
ラディカル・フェミニズムとは
フェミニズムの項目も参照。
ただし、過激なフェミニズム(フェミニスト)とラディカル・フェミニズムは基本的に別の意味になる。ツイフェミ勢の大半が奉じるラディカル・フェミニズムは、1970年代以降にフェミニズムの主流となった思想で、反ポルノ、反売春を軸としており、行動や発言の過激さはまた別の評価軸となる。それ以前に主流だった男女平等、ジェンダーフリー、女性の性の開放などを主張するリベラル・フェミニズムとは深刻な対立関係にある。
また、それ以前のフェミニズムから批判されることの多かった専業主婦や家事手伝いなど、男性に経済的依存をする女性に寛容なのもラディカル系フェミニズムの特徴であり、ネットで支持を受ける理由として挙げられる。
特徴
- 男性に対し「ジャップオス」などの差別的な呼びかけを行う。
- 「♂は氏ね」( これはピクシブ百科事典上で使用された )などミサンドリー( 男性や男らしさに対する嫌悪や蔑視 )を直接的に下品で暴力的な言葉で語っている。
- 男性差別に対して基本的に肯定的である。男性差別に抗議する者をことごとくミソジニー(女性蔑視者)と認定したり、キモオタ、クソオス、インセル、犯罪者予備軍などといったレッテル貼りを行う。
- 男性向け作品は(肌の露出してないイラストであっても)「性的搾取」と非難するものの、女性向け作品(特にBL)の18禁を賛美している。BL作家や愛好家がフェミニストを自称している例も多いが、現実の男性に対してはホモフォビアを隠さない人も多い。
- 「海外の男性は~」という言い回しで、よく外国人男性と日本人男性を比べ、外国人男性を賞賛して日本人男性を貶す。この種の女性は「欧米出羽守」と呼ばれることもある。具体的なエピソードを交えて投稿する女性もいるが、作り話ではないか?と指摘されて削除するケースも多い。さらに「日本人女性はモテる」、「他の国の女性より優れている」という旨の投稿を繰り返す人もいる。
- その事実性はともかく、日本語を操る白人男性>外国籍取得者>欧米人との婚姻関係>海外在住>帰国子女…などの属性をプロフィールに記載、発言でアピールするケースも見られる。その内にも緩いヒエラルキーがあり、概ね前記の不等号に従う。
- 彼女達の中ではトランスジェンダーの人々、中でもトランスジェンダー女性を「女の領域に入ってくる邪魔な男」とする為、SNS上で差別言説やヘイト扇動を捏造や歪曲も織り交ぜ繰り返す者もいる。このような、「trans-exclusionary radical feminist(トランス排除的ラディカルフェミニスト)」は略してTERFとも呼ばれ、被害者には自殺に追い込まれる者も出るなど、近年問題視されている。トランス女性の(各人のからだ・部位ごとの性別違和の在り様、また経済状況などの事情で未手術のままで有り得る為)女子トイレや女湯への立ち入り、女子スポーツ参加が話題にあがる度にそれ自体が炎上の域と言えるほどの反発が起こる。ただし、ツイッターレディース、ツイッターフェミニスト(ツイフェミ)と呼ばれるクラスタにもこの立場をとらない(少なくとも全否定はせず共存を模索する)者はいる。また、上記のようなトランス女性への忌避は「ラディカル」を自認・自称しない立場のフェミニストにもみられる反応である。近年では(性自認が男性の人もヴァギナ等をもって生まれる為)「婦人科」「女性器」関連の用語から女性を表わす言葉を変換する動きが海外にあり、これも女性の存在を消すもの、として否定される。
- フェミニズムが拡大し巨大な勢力になっている弊害として、その中で派閥が分かれ始めており、反出生主義者と既婚者との間には大きな溝がある。また、政治的には左派であり、左派メディアに称賛されることも多いが、ラディカル・フェミニストは男性は勿論のこと、リベラル系フェミニストに対しても「名誉男性」「偽善者」だとして猛烈な批判を展開している。アメリカで批判される宗教保守との協調は、日本語圏では見られない。
賛否
投稿する内容は徹底的な男性憎悪・男性差別で溢れているため、「女性至上主義者ではないか?」という指摘も多い。
過激な発言、種々の差別発言ゆえにTwitterでは凍結処分を受けるユーザーも多い。しかしそれでも大量にアカウントを作成しており、Twitter上で最も大きな勢力の1つになっている。自らも「敵」に通報による攻撃をしているため(下記)、あたかも戦争のような状態を惹き起こす。またブログや匿名掲示板、Q&Aサイトで活動する者も増えており、Twitter以外にも広がってきている。
言葉の由来
男性差別的なユーザーは半ば匿名が保てるTwitterにおいて観測されたと思われるが、命名はtwitterではなくなんJの住民が、珍走団の女性版のようなレディースという意味合いでこのように呼ぶようになったと言われている。2016年ごろにはすでtwitter上でにこの名称が使用されており( ツイッターレディースは本を読め、外部リンク参照 )、本人側がこの名称を気に入って使用するようになった、とされる( femiwikiの専門用語集より )。
過去に炎上した例
献血ポスターがツイッターレディースの標的にされ炎上した。宇崎花を参照。
沼津市のJAとコラボした際に高海千歌が性的であると批判を受けた。
不愉快なデザインである一時猛批判を受けた。
高輪ゲートウェイ駅のAI駅員。女性差別を招くものだと猛批判を受けた。
不愉快なデザインであると一時批判を受けた。
- ミサンドリー刀剣男士
Twitter上のなりきりアカ。版権キャラを用いて男性蔑視的な投稿をしていたが、著名人の目に止まり凍結に追い込まれた。
「幸せそうな女性を狙った」という刺傷事件が発生した際、「小田急電鉄も女性殺人事件を発生するような環境を作った加害者側である」とし、道路交通法を超越した無断路上デモを決行した。
千葉県松戸市のローカルVtuberだが、千葉県警とのコラボ動画を全国フェミニスト議員連盟の要求により削除に追い込まれた。ネット上では議連の主張がまるでイスラム過激派のようであるということから、21年9月(その要求があったのとちょうど同じ時期)にアフガンを制圧したタリバンにかけてオバタリバンと呼ばれる珍事が発生した。
この件で目をつけられたのかたびたび営業妨害を受けている模様。
ある著名フェミニストのツイートが発端となり温泉むすめ事業に対して脅迫や営業妨害などが相次ぎ、中には「温泉に毒が混ぜられるような出来事になってもいいのか?」(全文)とテロリストのような文言が目立った。事業本部は実害が続くようであれば法的措置を検討し、現在関連団体と異議申し立てを進めているとのこと。
- 草津への誹謗中傷
ある女性町議が町長に性的暴行を受けたと訴えた。町長は事実無根だとして名誉毀損で逆提訴をすると宣言。そして女性市議は市民のリコールによって解職となった。この事件に対してツイフェミ共が草津町及び町長に対し「草津温泉には行かない」「セカンドレイプの町草津」などという誹謗中傷を重ねる事態となった。町長はこれらの誹謗中傷にも法的措置を検討している模様。
ちなみにこの騒動が、先述した温泉むすめを巡る騒動の大規模化の一因になったのではないかと指摘する声が上がっている。
参考
- まなざし村
男女間の差別に関しポリティカル・コレクトネスの考えを過剰に用いる勢力を指しているが、現在はほぼ死語に近い。
- ツイフェミ
現在ではこちらの用語のほうが自他ともに広く使われている。ツイッターフェミニストの略。
- ミサンドリー
男性嫌悪・男性軽蔑主義のこと。今ではフェミニストと名乗らず、自らミサンドリストを称し、徹底的に男性差別的な投稿を繰り返すユーザーも珍しくはない。
急進的・先鋭的なフェミニストを指す語。ナチスのような振舞であることからこう呼ばれた。アメリカ由来の表現で、もともとは中絶を容認するリベラル・フェミニストに対する蔑称としてキリスト教保守派が用いていたようである。
関連項目
ジャップオス:男性への罵倒語
旦那デスノート:閲覧注意
男殺しの音頃さん:フェミニスト漫画(?)
記事
外部リンク
togetter:hashtag、検索結果、ツイッターレディースは本を読め、ツイッターレディース界隈の差別丸出しツイート、ツイッターの凍結システムを悪用し、成人向けの絵描きアカウントを凍結させている集団がいる模様。、【ツイッターレディース】絵師さんへの無差別凍結の件と、絵師さんが取るべき行動について。【反応追加】、ツイッターレディースが絵師さんへの無差別凍結だけでなく不正アクセスも行っている恐れがあるとの事。