概要
地球平和同盟TPUにより設立されたエキスパートチーム。
主人公マナカ・ケンゴが火星に滞在していた時点で隊長タツミ・セイヤによって設立が宣言された非常に若い組織である。なお本作劇中6年前から地球上で怪獣出現が多発していたことが設立理由。
「了解!」に当たる返事として、『ウルトラマンダイナ』のスーパーGUTSと同じ「ラジャー!」という掛け声を使用している。
また、現役の高校生であるユナや宇宙人のマルゥルが組織に所属しているなど、メンバーは非常に多岐にわたる。
GUTSスパークレンスやGUTSハイパーキーなどのガジェットは、開発担当のヒジリ・アキトによって生み出された。
対怪獣用戦闘艇「ナースデッセイ号」を有し、さらに内部には多目的無人可変ドローダー「GUTSファルコン」をドッキングさせている。
隊員達は共通して、白を基調としたジャケット、GUTSスパークレンスとGUTSハイパーキーが携行できるガッツバックル、隊員ロゴ入りのキャップ、白いG-SHOCKによく似た時計を装備している。
チームロゴについては、逆三角形に近いGUTSのロゴと十字があるスーパーGUTSのロゴをモチーフにハイブリッドさせたような形状となっている。
(スーパーGUTS)
『ウルトラマンティガ』に登場したGUTSとは組織名やシンボル、隊員服のデザインが非常に似通っている。
関連性は不明だったが、第9話にてTPUの設立者であるシズマ・ミツクニがパラレルワールドであるネオフロンティアスペースからガッツウイング1号と共に来た異世界人であることが判明し、そこまで明言はされていないがGUTSをモチーフに組織されたことが示唆されている。
次回作『ウルトラマンデッカー』でも登場するようだが、隊服の色がオレンジ色になっている。
はたしてこれが意味することとは…。
メンバー
- タツミ・セイヤ(隊長)
- トキオカ・リュウイチ(隊長代理)
- マナカ・ケンゴ(前線担当)
- シズマ・ユナ(前線担当)
- ヒジリ・アキト(開発担当兼前線担当)
- サクマ・テッシン(ナースデッセイ号操縦担当)
- ナナセ・ヒマリ(GUTSファルコン遠隔操縦担当)
- メトロン星人マルゥル(オペレーター)
戦力
まだ結成から日が浅いこともあってか戦力自体は数が少ないものの、劇中ではウルトラマンのアシストアリとはいえ
を撃破する戦果を上げた(メツオーガは後にメツオロチに進化しているが、公式サイトで亡骸と記載されているので明確に倒しているようだ)。また、ウルトラマンリブットとトリガーの協力も借りてアブソリュートディアボロを共に撃破するなど、実績としては上々な部類。撃破こそ叶わなかったものの、キングジョー戦やガーゴルゴン戦、ゴルバーⅡ戦を初めとして彼らのアシストがトリガーの窮地を救ってきた場面は少なくない。
- PDI
小型PC。超高性能CPUを搭載しており、通信やデータ解析に使用される。また、放射線探知機や生物探知機としても機能する。シズマ会長はGUTS時代の、隊はスマートフォン型の最新機種となっている。ネオフロンティア以降のWITは使われていない。
余談
前作『ウルトラマンZ』に引き続き、『トリガー』でも防衛チームが登場することになる。
直近のシリーズ作品では番組予算や玩具展開の都合上、メインの防衛チームの登場が見送られ続けていたため、その流れの中では異例のことである(『Z』での防衛チーム復活も当時大きく話題になったほど)。ただし、防衛チームの不在はメインキャラクターと怪事件・怪獣災害を絡ませ難いという『ウルトラQ』時点でも指摘された制作上の問題点を内包しており、防衛チームの採用はそうした問題の解消が目的と思われる。
(無人機という違いはあるが)防衛チームが戦闘機を保有しているという設定は、『ウルトラマンオーブ』のビートル隊以来5年ぶりとなる。
また、巨大戦艦を有する防衛チームは「スペースペンドラゴン」を保有していた『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』のZAP以来13年ぶりと言える。
作中で使用されるBGMは、スーパーGUTS同様ワンダバを導入している。
関連タグ
GUTS_SELECT:誤記。ハイフンまでが正式名称である。
GUTS、スーパーGUTS:ウルトラマンティガとウルトラマンダイナの防衛チーム。なお、スーパーGUTSはGUTSを再編した組織である。