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ツインシグナル

ついんしぐなる

『TWIN SIGNAL(ツインシグナル)』は、大清水さちによる漫画作品。及びそれを原作としたOVA、小説、ドラマCD。

概要

大清水さちによる漫画作品。

月刊少年ガンガン」ならびに「月刊Gファンタジー」(共にエニックス(現:スクウェア・エニックス)刊)にて1992年12月号から2001年12月号まで連載された。

単行本は全19巻、外伝は全2巻、小説は全10巻、ドラマCDは全5巻、OVAは全3巻。

近況

2018年12月27日、前作から2年後が舞台となる続編「TWIN SIGNAL Biennial(ツインシグナル バイエニアル)」がメディバンマンガにて連載開始された。 ⇒ 漫画公開ページ(※外部リンク)

タイトルタグ

ツインシグナル / TWINSIGNAL

検索に付いて

検索ボックスに「ツインシグナル or TWINSIGNAL」と入力して検索すると、

上記タグの絵が一度に表示できます。

登場人物

正式名や詳細はそれぞれのタグで。

A-ナンバーズ

【A-A】アトランダム CV:小杉十郎太
【A-B】バンドルA-Cの補助を前提として製作されたが、身体制御プログラムが安定せず廃棄処分。
【A-C】コード CV:緒方恵美
【A-D】ディスタンス非HFR。一応の完成を見たものの、自立運動ができず計画凍結。
【A-E】エモーション CV:久川綾
【AE-1α】エララ CV:白鳥由里
【AE-1β】ユーロパ CV:山崎和佳奈
【A-F】フラット身体と人格のバランスの両立を目指した。A-Hの完成によって計画凍結。
【A-G】ギア限界を超えた性能に機体が耐え切れず自己崩壊。
【A-H】ハーモニー CV:坂本千夏
【A-I】インデックスシンクタンク・アトランダムでの大規模事故などにより未完成。
【A-J】ジョイント同上。
【A-K】カルマ CV:井上和彦
【A-L】ラヴェンダー
【A-M-1】メッセージ
【A-N】ニイハオ
【A-O】オラトリオ CV:松本保典
【A-P】パルス CV:子安武人
【A-Q QUANTUM】クオンタム
 【A-Q】クオータ CV:家中宏
 【A-Q】クイーン CV:本井えみ
 【A-Q】クワイエット
   クイック
【A-R】雷電 CV:大塚明夫
【A-S】シグナル / ちびシグナル CV:結城比呂 / 大谷育江

その他のロボット等

用語

トッカリタウン

本作序盤の舞台。北海道(つまり日本)のどこかにある、牧歌的かつファンタジックな、ザ・カントリー田舎。音井教授の出身地にして隠棲先であり、教授の妻である詩織の墓もある。

田舎ゆえにか住人はアクの強い変態偏屈が多く、音井家(特にシグナルと信彦)はいつも騒動に巻き込まれている。なお吸血鬼モンスターも普通に人間の住民として暮らしていたりするが、一般住人の意識がペンギン村クラスであったりするものだから、さして問題になってない。

音井ロボット研究所

トッカリタウンにあるロボット工学の研究所。研究所、とはいうが結局のところは音井信之介音井信彦の住んでいる家である。

とはいえ事実上、頭脳集団アトランダムおよびSINA-TECの出先機関(日本・北海道支部)の側面も持っており、世界最先端であるHFRの開発や調整もできる地味に潤沢した設備を有している。

頭脳集団アトランダム

シンクタンク・アトランダム。シンガポールに本拠を置くロボット工学の研究機関。この世界における、世界初のロボット開発専門のシンクタンク。本シリーズ後半の舞台。

ロボット工学者のクエーサー夫妻(Dr.カシオペアDr.エリオット・クエーサー姉弟の両親)が「企業体や学閥などの機関および学問系統に囚われない研究をしたい」として私財を投げ打ち設立した私設研究所が起源であり、その志に共鳴した科学者が集った事で成立している。

その一方で可能性があれば不確定な実証であっても試さずにはいられない(=危険な実験でもとりあえずやっちゃえ)という、フェイルセーフ(安全性と信頼性を重視する設計)と経済状況をあまりにも軽視する結構ヤバい組織体質があり、事故体質(あとついでに赤字体質)のある組織としても有名。実際、シンクタンク・アトランダムの歴史は暴走・対物・人身を問わぬ「事故の歴史」でもある。(設立者であるクエーサー夫妻、みのるの両親である児玉博士夫妻、正信の母である音井詩織も、シンクタンク・アトランダムが起こした事故で死亡している)

シンガポール・アトランダム工科大学

通称SINA-TEC(シナテック)。シンクタンク・アトランダムの設立した附属大学。当然大学院併設。信之介や正信、みのるが教師(教授・助教授・助手)として所属している大学。

ヒューマンフォームロボット(HFR)

設立当初のシンクタンク・アトランダムが目指したロボットの一形態。いわゆる人間型ロボット(アンドロイド/ガイノイド)のこと。

ちなみに本作ではアンドロイドやガイノイドといった呼称やロボット三原則のようなロボットの起動に対するセーフプログラムはあくまでフィクションの産物であり導入は現実的ではないとされている。

A-ナンバーズ

アトランダム・ナンバーズ。頭脳集団アトランダムの認可した開発プロジェクトに基づいて製作されたHFRのカテゴリー。頭脳集団アトランダムの研究成果の最たるものであり看板プロジェクト。

音井ブランド

A-ナンバーズの中でも「ロボット工学界未曾有の天才」と呼ばれた音井信之介(あるいは信之介を起源とする音井家)によって単独開発されたHFRたち。詳細は項目参照。

ロボット心理学

頭脳集団アトランダムの科学者、Dr.カシオペアによって提唱された学問で、本作におけるロボットプログラム開発の基幹となる概念のひとつ。

要はロボットのOSAIの開発やプログラミングに心理学の手法を応用するやり方であり、文字通り「AIを育てる」事を主眼とする。

また周辺領域として「ロボットが人間に与える心理」や「人間がロボットに与える心理」も研究対象としている。

Dr.カシオペアと、その養女である音井みのるが学問領域のスペシャリストとして名を連ねる。

関連&番外作品

IFシリーズ

ファンブック第1弾「アトランダムファイル」に収録されたものが始まりで、2回目以降は単行本11巻~13巻、ファンブック第2弾「PEAFECT FILE OF ATRANDOM」掲載も含めて全5回。

「もしも人間だったら」をテーマに音井ブランドの4人を主軸とし、カシオペア家、カルマ、オラクル、Qシリーズが登場した。

1回目と2回目以降では設定が多少異なる(制服や職業など)。

TSの投稿作品で「IF設定 / IFシリーズ」とある場合は、大体これのことを指している。

音井ブランド

シグナル…高校生。1回目ではブレザーだったが2回目以降は学生服になった。

パルス…大学生。ただしいつも寝ている。

ラヴェンダー…敏腕弁護士。1回目では本人いわく「無難にOLをしていて、生活力のない弟たちを養っていそう」と言っている。

オラトリオ…家政夫兼フリーライター。オラクルは従兄弟。コンビで雑誌を書いている。1回目でも小説家と若干似たような職業だった。執筆中は眼鏡をかけている。

ちびシグナル…幼児。

カシオペア家

コード…3姉妹の兄(職業不明)。シスコンは変わらず。

エモーション…長女。女子高生兼モデル。制服はリボンタイのブレザーでスカートはミニのプリーツ。

エララ…次女。女子高生その2。制服はネクタイのブレザーでスカートはロング。

ユーロパ…三女。女子高生その3。制服はセーラー服。アトランダムと交際しているがコードに大反対されている。

姉妹は全員違う学校に通っているため制服も三者三様。

Qシリーズ

家は喫茶店「クオンタム」を経営しているがクオーターは別の職業。クイックは未登場。

クワイエット…喫茶店の店長。

クイーン…喫茶店のウェイトレス。

クオーター…オラトリオとオラクルの担当編集。オラトリオとは仲が悪い。

その他

アトランダム…元不良だったらしいが更正して現在は司法浪人2年目。大学ではラヴェンダーの先輩だが、司法ではラヴェンダーの後輩という立場になる。ユーロパと交際しているがコードからは大反対されている。

オラクル…イラストレーターでオラトリオの従兄弟。コンビで雑誌を描いている。

カルマ…ちびの通う保育園の保父さん。

小説版ツインシグナルシリーズ

北条風奈によるノベライズシリーズ。全10巻。北条氏のデビューシリーズでもある。

基本的に原作の時系列に沿っているが、唯一10巻だけはシリーズと切り離した構成となっている。

第1巻:危険の標的…原作7巻~8巻の間。

第2巻:仮想の未来…原作9巻~10巻の間。

第3巻:囚われの賢者…本編の12年前。

第4巻:遥かなる都市の歌(上)

第5巻:遥かなる都市の歌(下)原作10巻~11巻。

第6巻:時の彼岸…番外編。

第7巻:電子の陽炎(上)

第8巻:電子の陽炎(下)原作11巻~13巻。

第9巻:遡上する時…特に指定なし。

第10巻:未来の始まり…指定なし。北条氏曰く「虚構」。

北条氏がSFファンであることから随所にSFに関したネタが隠されており、あとがきではそれを見抜いた読者への解答も掲載されている