「大丈夫 道は間違えてはいない このまま進め!!!」
「千年続いた都市が滅びようとも!!辿り着かねばならなかったのがこの決戦!!!」
「__誰が死のうとこの戦いに勝つことで!!世界に"夜明け"はやってくる!!!」
プロフィール
本名 | イヌアラシ |
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CV | 土師孝也(幼少期:進藤尚美) |
肩書き | モコモ公国国王 |
所属 | 光月おでんの家臣、赤鞘九人男、忍者海賊ミンク侍同盟、元白ひげ海賊団船員、元ロジャー海賊団船員 |
異名 | 昼の王、イヌアラシ公爵 |
種族 | 犬のミンク |
出身地 | 偉大なる航路 新世界 ゾウ モコモ公国 |
年齢 | 40歳 |
誕生日 | 10月11日(一(1)番大(0)きいワンワン(11)) |
身長 | 511cm |
星座 | てんびん座 |
血液型 | X型 |
好物 | 骨、手羽肉 |
嫌いな食べ物 | 月見そば |
趣味 | 昼飲み |
イメージ動物 | 犬(ゴールデン・レトリバー) |
覇気 | 武装色(流桜)、見聞色 |
初登場 | 単行本81巻 第808話『イヌアラシ公爵』 |
概要
ゾウの獣人民族ミンク族が暮らすモコモ公国を統治する国王。犬のミンク。
公爵と呼ばれるが正式な国王であり、同国首都のクラウ都で暮らすミンクたちを統率する。
部下に、モコモ王国の守護を務める戦力としてシシリアン達率いるイヌアラシ銃士隊やネコマムシとの間を取り持つ「王の鳥」の役職についているワンダがいる。
人物
容姿
ミンク族の中でも大柄な体格をしており、その身長は5mを超えている。体毛は茶色であり、サングラスを掛けている。
百獣海賊団の魔の手によって左脚を切断されてしまったが、鬼ヶ島の決戦以降は剣を義足として装着している。
性格
「すぐに破壊と暴力をやめろ!!! 神に誓ってゆガラ達の捜し人はこの国にはいない!!! 無意味!!無益な戦いだ!!!」
いきなり国を襲撃しある人物を捜しに来たジャックに対しても話し合いで対処しようとするなど懐の深い人物。ワンダ達国民からの信頼も厚い。
犬のミンクなので骨には目が無く、ブルックに対して「なんてうまそうな客人だ」と漏らしていた。
嘗ての主君である光月おでんを思い出すときには涙を流す。「流れ着いた我らを皆 ただ恐れるばかりだったがおでん様は違った……!!」 「彼こそ我らの恩人…!! 彼こそ英雄…!! 彼こそ主だった……!!!」
盟友でもありライバルでもあるネコマムシが『ヤクザの親分のような服を着ている』『大人げない大人という性格』なのに対して、イヌアラシは『貴族のような気品を感じる服装』『穏やかで落ち着きがある性格』という、正反対の外見・内面の持ち主である。
ただし、犬のミンクであるため骨には目がなく、全身が白骨化しながらも生きている人物と対面した際には会話の途中にも関わらずよだれを垂らし、「なんてうまそうな恩人だ」と発言していた。
戦闘能力
基礎戦闘力
「じゃあ今すぐ一人!! あの世へ送ろう!!」
部下の銃士達同様、ミンク族の電撃(エレクトロ)と腰のサーベルで戦う剣士。
百獣海賊団の大看板であるジャックと渡り合える実力者で、ネコマムシと同等の戦闘力を持つ。作中ではマンモスの巨大な鼻を振り回したジャックの攻撃を片手で受け止めた。
彼を見たルフィは一目でその実力を見抜き、彼らと渡り合ったというジャックの強さにも驚いた。
互いに全力を出していないだろうとはいえ、キャロットは酒天丸のことを「イヌアラシ様と互角…」と驚いており、酒天丸がカイドウも気に入る強者であることを踏まえるとイヌアラシにも相当以上の実力が備わっていることがわかる。また持久力も相当なものであり、ワノ国の決戦ではカイドウによって負傷させられた後に単独でジャックと交戦したほど。
月の獅子
ミンク族の戦士たちは満月の夜に月を見ると月の獅子に変身することができ、戦闘力が大幅に向上する。それはイヌアラシも例外ではなく、作中では鬼ヶ島の決戦でその姿を披露。
その実力はジャックを相手に一方的な戦いを繰り広げられる程であり、ネコマムシと二人がかりならジャックを僅かな時間で撃破できる。この戦闘を見たカイドウもイヌアラシたちを「強い」と評価している。
技
- 犬大門風(いぬおどし)
月の獅子に変身したあと、義足の剣で鋭い蹴りを放つ技。
カイドウの皮膚にも刺さるほどの威力がある。
- おでん二刀流 桃源十拳
かつての主君であるおでんが扱った"おでん二刀流"を再現する技。
作中ではカイドウ相手に錦えもん、傳ジロー、アシュラ童子と共に使用し、カイドウの古傷に直撃させたが、致命傷を与えるには至らなかった。
- おでん一刀流 犬斬威矢(イヌスパイヤー)
月の獅子に変身したあと、義足の剣による突き技を放つ。
作中ではジャックの体を貫通し沈めてみせた。
経歴
過去
33年前、海外に興味を抱きネコマムシと共に海に飛び出すが、船が難破しワノ国に漂着するが現地の人々からは喋る犬と猫と恐れられ虐げられるが、そこをおでんに助けられ(危うく放置されかけたが)、「行くアテなんか無い」と言って強引に彼の家臣として仕える。
30年前、九里・伊達港に漂着した“白ひげ”エドワード・ニューゲート率いる白ひげ海賊団の船におでんが乗り込むと予測してネコマムシと共に密航し、従者としておでんの旅に同行する。ある島にておでんが後の“海賊王”ゴール・D・ロジャーに引き抜かれると共にロジャー海賊団に移籍した。おでんの妻・トキが長旅の疲労から病に倒れワノ国に残る事になった際にネコマムシと共に船を降りた。
20年前、おでんが黒炭オロチ・“百獣のカイドウ”によって処刑された後、ネコマムシ共々オロチの手の者(百獣海賊団のナンバーズと思われる)に捕縛され、それが原因で錦えもん達とは20年間行き違いになっていた。
その後、瀕死の状態でゾウに戻ってきた後、主君である光月おでんを守れなかったことが原因でネコマムシと絶交。
喧嘩しても実力は伯仲し、歪み合いすぎて顔も合わせたく無くなった二人は生活時間を分割するようになり、公爵とその部下達は太陽の出ている朝6時~夕方18時の日中のみ活動するようになった。
第2部 最後の海 新世界編
ゾウ編
雷ぞうを狙いモコモ公国を襲撃したジャック達百獣海賊団のに破壊を止める様求めるが、応じない彼らに見切りをつけ、銃士隊を率いて衝突した。ネコマムシ達侠客団との交代による5日間の戦いで百獣海賊団相手に善戦していたが、しびれを切らしたジャックが毒ガス兵器「KO・RO」を使用し、戦闘不能となって敗北する。ジャックの拷問により磔にされ左脚を切り落とされていた所を、サンジ達によって救出され治療を受け、意識を取り戻した。
その後ルフィ達を「くじらの森」に案内し、ロード歴史の本文とラフテルの真実をルフィ達に語った。ネコマムシとは互いに休戦協定を結ぶも、いつの間にか仲直りして以前のように仲良しになる。
ワノ国編
第一幕
錦えもん達先行組に少し遅れてモモの助を連れワノ国に潜入。幼い少女を襲撃し瀕死状態にしたカイドウへの怒りを募らせた。
第二幕
第二幕の最初では互いの陣営が見守る試合のような形のまま頭山盗賊団棟梁で元同士の酒天丸と激突。決着は着かず、酒天丸は仲間に呼び込む説得に応じないまま立ち去った。
その後、イヌアラシを筆頭とするミンク族は錦えもんの指示で頭山盗賊団の名を出して食料や武器を敵から盗む。これは決戦に必要な準備ということの以上に重要な戦力である酒天丸と頭山盗賊団を百獣海賊団と敵対させるための策であった。作戦は成功し、百獣海賊団のホールデムは頭山盗賊団の本拠地である頭山を山火事にし敵対関係は生まれるものと思われた。
しかし康イエの処刑後、錦えもんは正直に胸の内を明かして彼を味方に引き入れようとする。強硬な手段に出たことを恥じて土下座までした錦えもんの説得は酒天丸の心を打ち、酒天丸は仲間に加わった。その後はイヌアラシと酒天丸は軽口を交わす場面や肩を組み合う場面も見られた。
第三幕
火祭りの夜、カン十郎が敵の内通者であることが発覚し窮地に陥るもルフィ、ロー、キッドの救援によって救われる。百獣海賊団の艦隊がすべて沈められた後はローの潜水艦で鬼ヶ島の裏口に到着し、そこへネコマムシがマルコとイゾウを連れてようやく合流。裏口で待ち構えていたカン十郎と戦う中、ネコマムシの銃に張り合うように義足の剣を見せつけた。
遂に始まった決戦では屋上に赴き、ネコマムシと共に月の獅子となり、モコモ公国を滅ぼしたジャック相手に一瞬で雪辱を果たした。続けて始まったカイドウとの戦いでは義足の犬による突き技とおでん二刀流の再現で一時優勢となるも、カイドウに致命傷は与えられず、月の獅子も体力切れで解けてしまったことで敗北。遅れて屋上に駆けつけたルフィたちにカイドウの相手を託し、自身はローの能力で城内に避難させられた。
その後、何者かの手当てを受けたことで僅かながら回復し、戦線への復帰を決意。自身は復活していたジャックの軍勢を一人で引き受ける。ジャックだけでなく一筋縄では倒せない部下たちにも襲われる総力戦に苦戦を強いられるも、戦場に来ていたお玉の能力によって状況が変化し、ジャックと一対一の勝負になる。人獣型となったジャックに相手に追い詰められるも、月が見える場所まで到達したことで再び月の獅子になる。その後一度月が隠れてしまい、ジャックに「もう一撃喰らえば倒れていた」と称されて敗北しそうになるも、ルフィとカイドウの一撃によって天が割れたことで月が復活。もう一度月の獅子になり、犬斬威矢による"もう一撃"をジャックにぶつけ、撃破した。
関連タグ
イヌアラシ三銃士 シシリアン
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敵