「何百年も経つと、空も変わるのか?」
「クチヒコ様~!クチヒコ様~!ここ、我々の時代ですよ!?」
(どちらも『鬼ヶ島の戦艦』でのセリフ)
CV:塩野勝美(龍騎)/檜山修之、鳥海浩輔、丹野宜政(鬼ヶ島の戦艦)
登場話:第17話「嘆きのナイト」第18話「脱獄ライダー」 第27話「13号ライダー」 「仮面ライダー龍騎ハイパーバトルビデオ 龍騎VSアギト」など
データ
身長 | 225.0cm |
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体重 | 123.0kg |
特色/力 | 手のひらから発射する粘性の液、巨大な十字手裏剣 |
概要
『仮面ライダー龍騎』に登場するイモリの特性を備えたミラーモンスターの1匹。鳴き声は「キィアアアアアッ」。
赤と黒の体色のモンスターで、対遠距離用の武器として背中に巨大な十字手裏剣を背負っている。
指先には特化した吸盤を持ち壁などを自在に登ることができる。また、掌からは強粘性の液体を放出し相手を絡みとるほか、粘液ロープのように使用することも可能。
なお人間を捕獲する際には上半身だけを現実世界に出現させ、下半身はミラーワールドに置き去りにする。
動きも非常にトリッキーであり、仮面ライダーライアが「攻撃が読めない」と評する程。劇中では龍騎とコピーベントを使ったライアのドラグクローファイヤーをジャンプで回避した。
しかし狭い場所では俊敏さが生かせず、レストランでの戦いでは仮面ライダーガイのメタルホーンで攻撃を邪魔され、そのまま龍騎のドラゴンライダーキックを受け爆散。その魂はドラグレッダーに吸収された。
第27話では、神崎優衣に暴かれた鏡の中に蠢くミラーモンスターの1体として登場している。
他媒体での活躍
『仮面ライダー龍騎ハイパーバトルビデオ 龍騎vs仮面ライダーアギト』では偽アギト傘下の怪人として登場。
北米向けリメイク作『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』ではそのコミカルな動きがウケたのか、戦闘員ポジションの「レッド・ミニオン」というレギュラーキャラに昇格し、複数体のスーツを新造して登場した。
『[[仮面ライダーディケイド』第14話「超・電王ビギニング」、第15話「超モモタロス、参上!」にも登場。
この時、アメリカで撮影する為に複数体製作されたレッド・ミニオンのスーツが逆輸入され、『仮面ライダーディケイド』では劇場版の『鬼ヶ島の戦艦』においてオニ一族配下の怪人としてゲルニュート達が登場している。これとタイアップしたTV版の14話にもちょろっと登場しているぞ。
こちらではシアゴースト同様に完全に現実世界に適応しており、あろうことか日本語を解する。
デンライナー組の作った夜景(舞台装置)にアッサリ騙され、「見ろよー地面に星があるみてぇだぜー!」などと言っていた辺り、現代出身ではないようだ。
『バトライド・ウォー』でもレイドラグーン共々戦闘員として登場する。
『RIDER TIME 仮面ライダー龍騎』ではシアゴーストと共に大量に登場。龍騎達に襲い掛かったが、一部は龍騎のドラゴンライダーキックで倒されている。
余談
- 『龍騎』放送時に使用されたゲルニュートのスーツはブロバジェルに改造された。『DRAGON KNIGHT』で新造されたスーツの1つはダミー・ドーパントに改造された。
- 『龍騎』にはショッカーのような敵組織が存在せず、大量に登場する雑魚怪人の部類に当たる怪人も、劇場版初出で本編終盤に登場したシアゴースト&レイドラグーンが存在したため、ゲルニュートは単なる普通の野良怪人にすぎなかった。ところが、この時の戦闘シーンが何故かセカンドエンディングテーマ「果てしない炎の中へ」が使われた唯一のシーンであったため、これが一部で「ゲルニュートのテーマ」とか呼ばれたりしている。
- 忍者っぽいイメージからモチーフをイモリかヤモリにしようと考え、手裏剣を背負わせた。手裏剣のシルエットはヤモリの手を模したものだが、十字にして指が4本になった結果イモリモチーフで確定となった(『完全超悪』p141より)。
関連項目
イモリゲス ニュートイマジン:イモリモチーフのライダー怪人たち。
外部リンク
Web archive「仮面ライダー龍騎」公式サイト ゲルニュート