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トキオカ・リュウイチの編集履歴

2022-06-26 10:55:57 バージョン

トキオカ・リュウイチ

ときおかりゅういち

『ウルトラマントリガー エピソードZ』の登場人物。

演:中村優一


概要

ウルトラマントリガー エピソードZ』の登場人物にして、GUTS-SELECTの新隊長。


超古代文明専門の考古学者で、シズマ・ミツクニからの信頼も厚く、ヒジリ・アキトにとっては師匠にあたる人物。

異動となったタツミ・セイヤ隊長に代わってGUTS-SELECTの隊長代理に就任し、タツミのことを「先輩」と呼ぶ。


自ら率先して前線に立ち、仲間を助ける勇敢な人物で、温厚な一面もあり、部下たちに対しても敬語で接する等物腰柔らかな印象も受ける(自分があくまで代理職であることを自覚しているからなのかもしれないが)。

マナカ・ケンゴや別の宇宙から来たナツカワ・ハルキともすぐに打ち解けるなど人望も厚い様子だったが、物語中盤にセレブロに寄生されたゼットの光弾の直撃を喰らい、生死不明となってしまう…。


余談

演じる中村氏はかつて『仮面ライダー響鬼』で桐矢京介、『仮面ライダー電王』で桜井侑斗/仮面ライダーゼロノスを演じたことで有名で、ウルトラシリーズには初出演となる。


関連タグ

エピソードZ





































































































































※ネタバレ注意






































まさかの正体

その正体は、かつてユザレと共に戦っていた超古代文明人「ザビルという地球星警護団の科学者であり、ライラー達の真の指導者であった。

上記のセレブロからの攻撃も、互いに結託した上で行った芝居でしか無かった。


かつて彼は闇の巨人襲来に際して、光の力を利用した神器を作ろうとしていたが間に合わず、多くの同胞たちを失った上にユザレまでもが消滅してしまい、その中で闇の巨人を(本人曰く「いとも簡単に」)封印したトリガーの姿を目の当たりにしたことで、「同胞たちの死は無意味だったのか」と悲嘆に暮れる。

そして、「自分たち(人類)が光になればいい」という考えに至り、歪んだ感情で光を渇望するようになった。


そこでまず、闇の巨人たちはいずれ復活すると見越していた彼は、この出来事を石板に記した。

これこそが、『ウルトラマントリガー』本編に登場する、アキトが研究していた石板である。


その後、気が遠くなるような年月を経て、シズマ会長に近づいて信頼を得た上でトリガー復活のお膳立てを行い、闇の三巨人を滅ぼさせ、エタニティコアを安定させてトリガーの光を奪うという計画を立てた。そして、「コアから分離したトリガーが光を失う」可能性を予期していた彼は、『ウルトラマンZ』の世界から逃げてきたセレブロと結託し、ウルトラマンゼットを『トリガー』の世界に誘うことで保険をかけ、TPU及びGUTS-SELECTという組織そのものを利用していたのである。


つまり、アブソリューティアンキリエル人の介入といったイレギュラーはあれど、人類と闇の巨人たちの戦いと結末はほとんどが彼の策略によるものだったのだ。


しかも彼は、3000万年生きていたというとんでもない長寿である。

超古代人が元々長寿な種族だったのか、それとも何らかの特殊な方法で生き永らえていたのかは不明だが、3000万年前と現在とで容姿が全く変わっていなかったことから、少なくとも肉体の老化は止まっていたか著しく遅くなっていたであろうことは推察できる。


なお、トリガーの光を奪うことに固執していたのはケンゴが光の化身である(=人間ではない)ために、彼の「人類自らの手で地球を守れなければ意味がない」という思想と相反する存在であったためである。


また、本性を現してからは、言動もそれまでの紳士的なものから一転して、「自らが光になる」ことに固執する傲慢で狂気じみたものに変貌している。

もっとも、回想では仲間たちと朗らかに笑い合い、ユザレとも穏やかな笑顔を浮かべ合う一面があったことから、性格が歪む前はそれなりに良識のある人物だったと思われる。

ユザレや同胞たちを喪ったトラウマ、何も出来なかった自分自身への無力感、そしてそれらから来る光の力への渇望。

そうした負の感情に囚われ続けながら3000万年という途方もない時間を過ごしてきたことが、彼の心を現在の歪んだものへと狂わせていったのだろう。

そういった意味では、自らの仇敵たる闇の巨人たちを裏から操っていた黒幕であると同時に、彼もまた闇の巨人の襲来によって運命を狂わされた被害者の一人だったとも言える。


ハルキに寄生したセレブロを経由して、エンシェントスパークレンスとトリガーの力が宿る3本のGUTSハイパーキー、そしてGUTSスパークレンスを手に入れた彼は「ルルイエ・ク・ライラー(希望と光)という呪文と共に儀式を始め、他のライラーたちを取り込み、高笑いをしながらエンシェントスパークレンスでイーヴィルトリガーへと変貌を遂げたのであった。


その後の活躍はイーヴィルトリガーの項目を参照。


真の余談

実は、予告の段階で視聴者からは既に「イーヴィルトリガーと何か関係があるのではないか」と怪しまれていた。

そして予想通りイーヴィルトリガーの変身者だった訳だが、3000万年前から生きていた超古代人本人にして『トリガー』の物語の黒幕の一人という、まさかの実態に驚かされたファンも少なくない。


……とは言え、全部が全部彼の想定内だったかと言われれば疑問符が付く。

そもそもザビルが利用したTPUとGUTS-SELECT自体、別次元のネオフロンティアスペースの住人だったミツクニの来訪によって誕生したイレギュラー中のイレギュラーである。仮にミツクニが来なければこれらは当然存在しなかったため、その場合はそれらに相当する他の組織に目を付けるか、より直接的な手段に出ていた可能性が高い。

また、ミツクニが周囲の人間達にどこまでネオフロンティアスペースの歴史の詳細を伝えているかは不明だが、一連の描写から判断して、こちら側と同じく「超古代文明」が存在し、そこから復活した闇の勢力との戦いが起きたことはほとんど明かしていない節があり、イーヴィルティガの事件も同様だと思われる。

もしもザビルがマサキ・ケイゴと彼の犯した過ちを知らされていれば、自身の野望を思い留まるまでは行かずとも、少なくとも「暴走」の可能性を考慮くらいはしたかもしれないが、あの計画の顛末を顧みるとそれでも成功の確率は怪しく、こればかりは神のみぞ知るところだろう。


なお、本編第11・12話でケンゴは超古代文明の時代に飛ばされ、そこでユザレと出会っていたが、ザビルと出会うことはなかった。

しかしザビルはユザレ消滅の瞬間を目の当たりにしていたことや、ケンゴの素性を予め知っていたことを考慮すると、あの時点で彼らの近くにザビルが居た可能性はある。


「人の手で守る」という願いを持ちながら「人を越えた」と豪語し、イーヴィルトリガー変身後も利用価値が無くなった筈のセレブロと共闘を続け、GUTS-SELECTに攻撃を加えた場面は、一部の視聴者からは「暴走による悲しい思考の乱れ」という意見が上がっている。

そもそも協力者であるセレブロ自体、ザビルの思想とは本来真逆の欲望を孕んだ真性の悪党であり、そんな奴と手を組んだ時点で形振り構っていられなかったのかもしれない。


かくしてザビルを最後に、『ティガ』に登場した巨人とその変身者の立ち位置を担う者達が『トリガー』の物語の中で全て現れた事になり、更に数年後、やはり彼の立ち位置を担うも存在していた事が明らかとなる…。


今作で中村氏はイーヴィルトリガーへと変身したため、悪役ではあるがウルトラマンと仮面ライダーを両方演じた俳優の一人となった


真の関連タグ

マサキ・ケイゴネオフロンティアスペースにおいて、同じく「力」・「光」を求めて歪んだ野望を抱き、光の巨人とは異なる存在へと変身した人物。こちらは超古代文明人の遺伝子を受け継ぐ末裔だが、防衛組織の人間を利用して暗躍するなど共通点が多く、ザビルは彼の立ち位置を担っていた。


ゴンドウ・キハチ:上述のマサキの事件の影響で立ち上がった計画を進めた人物で、こちらもマサキに負けず劣らず共通点が多い。


超古代人ヌーク親子:ネオフロンティアスペースの方で3000万年生きていた超古代人。


スラン星人クワイラ:同じく己の野望のために防衛チームに接触して、彼らの力を利用した宇宙人。


ジャグラスジャグラー:同じく己の野望のために防衛チーム隊長になりすましていた人物。セレブロを利用しようとした点も共通するが、こちらは最終的に主人公たちに協力している。


哀しき悪役

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