概要
国内独自PC終盤期にFM-TOWNS版とX68000版から発売された「ヴァリアブル・ジオ」と双璧をなす初期の美少女格闘ゲームである。
PC版においてはキーボードでのプレイを考慮されていた為に、必殺技コマンドは比較的簡潔なので非常に出しやすく、後に発売されたTOWNS版エクセレントでは、アドベンチャーモードでの行動次第で超必殺技が常時出せるようになる。
後に新キャラクター4名追加されたPCエンジン版を皮切りに、プレイステーションとセガサターン等のコンシュマー機にも移植された。
当初は割とシンプルなシステムだったが、移植の度に格ゲーの進化に合わせて色々と要素が足されてアップデートされていった。
作品数は多いがストーリー的には続編と呼べる作品は無い。
オリジナルのキャラクターデザイン・デモ画面等各種ビジュアル作画は七瀬葵が担当していた。
PCエンジン版以降は石田敦子がビジュアル面の作画を担当している他、プレイステーション版は細雪純が作画を担当している。
ストーリー
名門のお嬢様女子高『私立繚乱女学院(通称:乱女)』の高等部で毎年行われる学園祭『百花祭』と、そのメインイベント『部対抗予算争奪メガファイト』の季節が今年もやってきた。各部から1名ずつ選ばれた代表達が格闘戦で対決し、勝てば予算を増やせるのだ。自らの部活動をよりリッチなものにする為、少女たちの戦いが幕を開ける!
キャラクター
メインキャラクター
本田飛鳥
化学部部長の猛特訓を受けて秘伝の奥義を体得、同部史上初のメガファイト本選出場を果たす。
今大会のダークホースと呼ばれる存在。化学部らしく化学反応による爆発を武器とする。
『遠心連殺拳』等と物騒な名前の技も持つ、死人を出し兼ねない生徒1号。
※このゲームには過度の暴力表現やグロテスクな描写は一切含まれておりません。
大久保久美
1年生、新体操部所属。
控えめな性格だが新体操と出会い、自身の才能を開花させ自己表現の場を得た。
新体操界では『天才』と呼ばれ、1年生の身でありながらメガファイト代表に選ばれる。
将来の夢はお嫁さん。
新堂環
3年生、テニス部所属。
しかし驕り高ぶらずないので、後輩からも慕われていると完璧超人っぷり。
前年度の覇者(作品によっては2連覇)であり、後述の虎美と並んで優勝候補と目される。
山崎竜子
2年生、バレー部所属。
彼女の放つ強烈なサーブは、乱女バレー部をインターハイ優勝に導いた。
※アルゼンチンバックブリーカー及びカナディアンバックブリーカーは、バレーボールの技ではありません。
鈴木めぐみ
2年生、応援部所属。
その小柄な体格やですぅ語尾を使いこなす等から、作中で度々勘違いされるが、彼女は高2。しかし胸を見てみれば確かに高2。大事なことなので3回。
いわゆるロリ巨乳である。
北条虎美
3年生、空手部所属。
男性と見間違う程の高い長身。実際に結構男装が似合う。
チャームポイントに『日本一の蹴り』を挙げる程の格闘バカ。
なんと波動拳のようなものが撃てる。身体能力だけなら恐らく彼女が最強。
その実力を以てしても前大会で環に敗れており、今大会でリベンジを狙う。
豊田可莉奈
1年生、生物部所属。
飛鳥の幼馴染でありライバルでもあるボクっ娘。カエルの『ケロぴょん』を連れている。
基本的に強気な言動が目立つが、ケロぴょんにはデレデレ。
メガファイトではケロぴょんとの連係プレーで戦う。
※ケロぴょんは特殊な訓練を受けています。普通のカエルを発火させるのは動物虐待です。
キャシィ・ワイルド
3年生、プロレス同好会所属。
フロリダ州にある姉妹校出身の交換留学生。
この手のキャラの例に漏れず、日本語がやや怪しい。
所属部が所属部なだけに投げキャラである。
御手洗清子
2年生、ソフトボール部所属。
アレな名前にコンプレックスを持つ。公式規格外と思しき大き目のグローブが目を引く。
得意技に『大リーグソフトボール8号』があるが、ポジションはセカンドである。
金属バットを容赦なく振り回す、死人を出し兼ねない生徒2号。
小和田奈々
2年生、日舞研究会所属。
見た目通りの大和撫子であり、西洋文化および英語は好まない様子。
日本舞踊の動きを取り入れた格闘スタイルだが、古武術もこなす様子。
ゲージ技限定ながら薙刀で斬りかかると、死人を出し兼ねない生徒3号。
ファンからはキャラデザ担当だった七瀬葵が好んでいた、ナコルルがモデルだと思われている。
川崎忍
2年生。ただし乱女の生徒ではなく、他校からの乱入者。
女番長であり、喧嘩百番勝負の旅において99戦目で環に敗北した雪辱を果たしに来た。
メガファイトは乱女生徒のみの戦いの為、優勝決定後に乱入される形で彼女と戦う。
サブキャラクター
古館伊知子
2年生、報道部所属(『放送』ではない)。
メガファイトの実況を担当していたが、PS版『ファイナル』でまさかのプレイヤーキャラ化。
この人とは名前や喋り方と色々似ているだけで、一切の関係はない……ハズ。
新堂源一郎
上記の新堂環の実父。
基本的にサブキャラクターだが、リミテッドやファイナル等の一部作品では、唯一使用可能の男性キャラクターになる(尚、PC可の順序は伊知子より先である)。
また、上記の伊知子使用中に限り、メガファイトの実況=ラウンドボイスも担当する。
山科文麿
教頭。
ゴマすりかつ嫌味な言動が目立ち、生徒からも嫌われている等、典型的な小物。
プレイアブルキャラクターにはならないが、伊知子VS源一郎の対戦カード時に限り、メガファイトの実況=ラウンドボイスを担当する。
2022年のコラボ
2022年4月、FANZAGAMESのアダルトゲーム『エデンズリッターグレンツェX』にて、
なんと『あすか120%』のコラボイベントが発表された。
現時点では、本田飛鳥、豊田可莉奈、御手洗清子の3名がコラボキャラクターとして実装済。
また、ストーリー中では新堂環と川崎忍の2名がゲストとして出演。
世界観にあわせたムフフな展開もバッチリ用意されている。
https://www.famitsu.com/news/202204/23259371.html
関連イラスト
関連タグ
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ヴァリアブル・ジオ:当時の美少女格ゲーでライバルポジションと言える存在。
後に移植された部分を含めて類似箇所あり。ただし、こちらは元エロゲー。