「愛と正義の、セーラー服美少女戦士、セーラームーン!」
スーパー形態とエターナル形態、実写ドラマ版オリジナル形態は各記事を参照のこと。
概要
月野うさぎが変身したセーラー戦士で、月を守護に持つ「愛と正義のセーラー服美少女戦士」。青色の戦闘服に赤ピンクのリボンとロングブーツをつけている。ティアラを額から外して投げるブーメラン技や、リーダーの証のロッドから出す聖なる光を武器に使う。
メディアミックスにより細かいデザインに差異があるが、リボンの結び目につけた変身用のブローチ、赤い石のティアラ(実写版では濃いピンク色)、羽根ピン、泣き声を超音波に変換するバレッタなども装備。
敵に向かった勇ましい口上と共に現れ、テレビアニメからは手をクロスしながら上記の決め台詞を叫ぶポーズが定着した。→月に代わっておしおきよ
月の王国「シルバー・ミレニアム」の滅亡によってうさぎの前世のプリンセス・セレニティがセーラー戦士に覚醒した姿ともいえ、月の女王に受け継がれる超パワーを秘めた秘宝・幻の銀水晶を持つ。
この銀水晶はセーラームーンの涙から現れた彼女自身の力の源でもあり、いつもはブローチの中にしまっているが、相棒のルナによれば「扱い方次第で惑星を1個を軽く吹っ飛ばす程のパワーを持つ」らしく、シリーズを通してのキーアイテムである。
イメージカラーは月をイメージした白と銀色。なのにヘアカラーは金色。原作者の武内はうさぎもセーラームーンも銀髪でイメージしていたが、担当編集者に「主人公なのに地味だ」と反対され、金髪にせざるを得なかったという。
ちなみにムーンは英語の「月(Moon)」であるのは確かである一方、セーラーは「セーラー服」だけでなく、ギリシャ神話の月の女神が由来となる女性名「セラ(Sera)」も含まれたダブルネーミングと思われる。
変身
変身ブローチを身に着けながら右手を空に掲げ、「メイク・アップ!」と叫ぶ。
テレビアニメ以降の演出では、呪文を唱えると同時にピンクのマニキュアが光り、体にピンクのリボンが巻き付いて金色の光に弾けながら戦闘服に変化する。
テレビアニメ第二期『R』以降は、ブローチ(の中の幻の銀水晶)を掴まれたり、激しい攻撃を受けるなどすると、強制的に変身が解除されることも・・・。
原作漫画/Crystal・Eternal
ストレートのツインテールで、原作Act.1ではセーラーVのようにゴーグルを付けていたが、テレビアニメの作画の都合でAct.2以降は外された。
最初はドジで泣き虫だったが、だんだんセーラー戦士と月の女王の自覚が芽生えてリーダーの風格が現れ、それに応じてティアラの形も数段階に変化した。
ネオ・クイーン・セレニティに『神秘の戦士』の称号を与えられ(恋の戦士とも言える?)、心の力によって無限に溢れる銀水晶の凄まじい光で敵を消し飛ばしたり、倒れた仲間を癒やすことができる。
終盤では銀水晶がセーラークリスタル(アニメ・旧シリで言う『真のスターシード』)である『シルバームーン・クリスタル』に進化した。
90年代版テレビアニメ
巻き髪ツインテ-ルで、羽根ピンはスーパーセーラームーン以降の装備。原作漫画のセーラームーンが「神秘の戦士」なら、テレビアニメでは「母性の戦士」といえる。
ドジと泣き虫は最後まで変わらず、「言語道断、横断歩道!」と第二期パワーアップ直後にシリアスな空気をぶった切った「あんまん!肉まん!春爛漫!」に代表されるややトンチキな口上で現れる。
敵を前にして脱兎のように逃げ出したり、泣きべそをかいてセーラー戦士やタキシード仮面に助けてもらう場面が目立つが、最後は連携攻撃でトドメの一撃を敵にお見舞いしたり、仲間のために立ち上がる場面も増えていく。第4話で格闘戦で大男3人を圧倒するなど、実は素手でも強いのでは?と思われる描写もある。
エナジー(生命エネルギー)を銀水晶の光に変換し、許容量を超えて使うとセーラームーンも死んでしまうため、銀水晶は命がけの最終手段として使用する。
実写版/ミュージカル
実写版では変身で元の黒髪を金髪のウィッグに変える。元々戦闘向きではないせいなのか、パワー切れなどで倒れてしまうことが多い。
ミュージカルでは黄色いウィッグを被り、衣装にストーンやラメなどの装飾が入る。
各変身呪文とアイテム、必殺技
媒体によってアイテムの名前とデザインに差異があり、イラストが同枠上下にある場合は上側が原作、下側がアニメの順。
第一部
変身呪文 | ムーン・プリズムパワー・メイクアップ |
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変身アイテム | 武器 |
変身ブローチ※1 | ムーンスティック |
必殺技 |
ムーン・ティアラ・ブーメラン(ムーン・ティアラ・アクション)※2|
ムーン・トワイライト・フラッシュ(原作、実写、Crystal)|
ムーン・ヒーリング・エスカレーション|
敵の断末魔(テレビアニメのみ) | リフレッーシュ! |
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※1 実写版では「ハートムーンブローチ」という名前で、後述の「コズミックハートコンパクト」と同じ形。
※2 原作初期は『ムーン・フリスビー』だったが、アニメ化の際に『フリスビー』が登録商標の単語だったため、『ムーン・ティアラ・アクション』に変更。『ブーメラン』は実写ドラマ版初出であり、実写化記念の原作新装版で正式名称となっている。
第二部
変身呪文 | ムーン・クリスタルパワー・メイクアップ |
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変身アイテム | 武器 |
クリスタルスターブローチ | プリンセスムーンロッド(キューティムーンロッド) |
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必殺技 | ムーン・プリンセス・ハレーション |
敵の断末魔 | クレンジングー! |
第三部
変身呪文 | ムーン・コズミック・パワー・メイクアップ |
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変身アイテム | 武器 |
コズミックハートコンパクト | スパイラルハートムーンロッド |
必殺技 | ムーン・スパイラル・ハート・アタック |
敵の断末魔 | ラブリー! |
設定資料
pixivユーザー・しらたき氏が原作とアニメ(旧シリーズ)を比較しつつ、設定資料をあげています。
イラストの参照に是非。
関連動画
劇場版『セーラームーン』セーラー6戦士の変身ムービー「月野うさぎ/スーパーセーラームーン」篇 劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」≪前編≫
※オリコン運営 公式YouTubeチャンネル『oricon』より転載
関連イラスト
まさかのあの人が!?
テレビ朝日の長寿番組であるお昼のトーク番組「徹子の部屋」で黒柳徹子が過去に冒頭からいきなりセーラームーンのコスプレで現れ、しかもそのまま番組進行した事がある。
おそらく当時どころか現在でもセーラームーンのコスプレをしたのは最高齢だと思われる。
あまりにもインパクトがありすぎた為、もはや伝説となっている。