概要
「フライ料理」とは、「日本スタイルのパン粉 (欧米ではpankoまたはJapanese style breadcrumbsという)」を使った揚げ物。野菜、魚介類などの材料にパン粉と卵白を付けて油で揚げた洋食。サクサクとした口当たりが特徴である。
ただし、このスタイルの料理でも肉類を揚げたものは基本的に「カツ」と呼ばれている。→「カツ(揚げ物)」。また、「魚の揚げ物」の中にも「魚カツ」や「フィッシュカツ」など「カツ」と呼ばれている料理もある。
"fry"は英語では少量の油で料理するもの(炒め物)を指す。揚げ物は「deep fry」といい、衣をつけないものを含めた揚げ物全般を指す。
主な「フライ」料理
徳島県ではカレー味の魚肉練り製品のカツ「フィッシュカツ」となる。
イカが材料。
「カラマリ」とも。
小エビ(Shrimp)をすり身でまとめ、成型後に衣をつけて揚げた「エビカツ」もある。
ホタテが材料。
「ホタテ風味フライ」として味や食感だけを似せ、かまぼこを材料とした商品も販売されている。
チーズを餃子の皮や海苔などで包んで揚げる。パン粉に粉チーズを混ぜて他の具材の衣にした物もこう呼ばれる。
埼玉県の「フライ」
主に埼玉県行田市周辺の埼玉県北西部で食されているご当地B級グルメ「フライ」が二つある。
こちらはジャガイモと「おから」を混ぜて素揚げした「揚げ物」。
名称は「銭フライ」が変化したもの。
フライ料理ではないが「フライ」と呼ばれるもの
「ポテトフライ」とも。
ちなみに「いもフライ」と呼ばれている栃木県佐野市発祥のご当地B級グルメもある。
鶏肉が材料。
普通は「鶏肉の揚げ物」は「チキンカツ」と呼ばれるが「ケンタッキーフライドチキン」の影響でこの呼び名もある。
フライドエッグ
英語でいうと「目玉焼き」の意味となる(Fried egg)。
フライパンで調理したから、だとか。ちなみに「油で揚げるフライドエッグ」もあり、こちらは「スパニッシュ フライドエッグ」と呼ばれている。3ステップで作れちゃう「スパニッシュフライドエッグ」の簡単レシピ - macaroni