アウラ・ベラ・フィオーラ
あうらべらふぃおーら
CV:加藤英美里
ステータス
基本レベル | 100 |
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役職 | ナザリック地下大墳墓 第六階層守護者 |
住居 | 第六階層の巨大樹 |
属性 | 中立~悪(カルマ値:-100) |
種族レベル | 人間種のため、種族レベルなし |
職業レベル | レンジャー5lv、ビーストテイマー5lv、シューター5lv、スナイパー5lv、ハイ・テイマー10lvなど |
二つ名 | 負けん気あふれる名調教師 |
創造主 | ぶくぶく茶釜 |
概要
ナザリック地下大墳墓、第六階層『ジャングル』の守護を任された階層守護者。
シャルティアを創造したペロロンチーノの姉であり、現実では売れっ子声優、エロゲーではよくロリ系キャラクターを担当していた、ぶくぶく茶釜によって創造されたNPCである。
同じぶくぶく茶釜に創造されたマーレとは、姉弟という設定。
種族は森妖精(エルフ)の亜種とされている“闇妖精(ダークエルフ)”。
なお上述のステータスにも表記されている通り、エルフ種は人間種としてカテゴリーされているため、基本的に異形種で構成されているナザリックでは、極僅かな人間種の1人となっている。
人物像
人間に対してはルプスレギナと同様に『面白い玩具』という認識が強いが、ナザリックの利益などが絡まない限りはルプスレギナの様に人を弄んだりする様な事は無く、他の多くのナザリックの面々とも違って蔑視感情を剥き出しにしたり雑に扱う様な事はしないので、引き取った奴隷エルフ達にも慕われドワーフのゴンドも警戒心を解いたりと、温和で社会性が高い常識人で失敗らしい失敗もない事からアインズからも姉弟揃って高く評価されている。
シャルティアとは創造主同士が頻繁に姉弟喧嘩を繰り返していたのが反映されているのに加え、ペロロンチーノがシャルティアの設定に『アウラと仲が悪い』と書いていたらしく、結果としてよく喧嘩する悪友または姉妹の様な関係となっている。
彼女が洗脳されて敵対した際は表向きは気丈に振る舞いつつもアインズに次いで心を痛めていた様で、シャルティアを救うための戦いで、最後の最後で躊躇ってしまったアインズの窮地をシャルティアの行動を阻害する事で救い、洗脳された失態を叱責しつつもその場を後にした。
またぶくぶく茶釜の姉としての性質を受け継いでいるのか、シャルティアの事は「出来の悪い妹の様なもの」だと感じていると同時に「助けて導くのが当然」だとも考えており、後に書籍版11巻にて山小人(ドワーフ)の国への随伴をシャルティア共々アインズに命じられた際には、過去の大失態の雪辱を果たすべく意気込むシャルティアの手綱を上手く握り、時折短慮で同じ過ちを繰り返しそうになるシャルティアの軌道修正を図る事で、彼女の汚名返上に貢献した。
また、アルベドとシャルティアがアインズの寵愛を巡って争う場面では、中立的で第三者的な立場から呆れ顔で見ている事が多かったが、トブの大森林における縄張り争いでナザリックと対立した“東の巨人”と“西の魔蛇”の元へ向かう道中で、アインズから「アウラが大好きだぞ」と言われた際はかなり動揺していた。
以後、書籍版10巻ではアインズの膝を巡ってアルベドと火花を散らすまでに対立するなど、アインズの事を強く意識する様になる。
数多の魔獣を使役する一方で、恐怖公や餓食狐蟲王といった気持ち悪い蟲には苦手意識を持っており、特に“外見最悪”とされる餓食狐蟲王の守護領域である『蠱毒の大穴』にはアインズの命令でもすぐに首を縦に振る事が出来ず、どうしてもそちらに用がある時はマーレに一任している程決して自分から近付こうとはしない。
強さ
鞭の扱いを得意とするが、本人の戦闘力はデミウルゴスに次ぐ守護者ワースト2位の低さ。
しかし彼女の真価は、高レベルの恐るべき戦闘力を持った魔獣達を多数使役する連携・物量戦にあり、更にスキルの支援効果で80レベルの魔獣達を90レベルまで引き上げられる事から、その方面においては眷属の召喚や作成で同様の戦い方が可能な他の守護者の追随を許さず、特に彼女のテリトリーである『ジャングル』内で孤立しようものなら、守護者最強のシャルティアでも数の暴力で押し切られかねない程。
これに広域殲滅力に長け、なおかつシャルティアに次ぐ戦闘力を持つ弟のマーレの援護が加わった姉弟のコンビネーションによる集団戦における強さは、ナザリック随一と言って良い。
使役している魔獣の中で特に気に入っているのは、「神獣」と言われる漆黒の巨大な狼の姿をした上位魔獣・“神狩狼(フェンリル)”の“フェン”、カメレオンとイグアナを融合させた様な6本足の上位魔獣・太陽鬣蜥蜴(イツァムナー)の“クアドラシル”というモンスター。
高レベルの野伏(レンジャー)でもあるため探索や尾行を得意とし、初期の頃はその能力をアインズに買われてトブの大森林内部にて緊急避難場所こと偽ナザリックの建設に従事していたが、魔導国が建国される頃には建物自体はひとまず完成し、その後は偽ナザリックの隠蔽工作と防備の強化を主に任されている。
最高位の不可視化魔法である《完全不可知化(パーフェクト・アンノウアブル)》を使ったアインズを「なんとなく」程度だが知覚出来るなど、ニグレドやぬーぼーといった探知に特化した本職のシーカーを務めるNPCやプレイヤーには流石に及ばないものの、感知・看破能力も極めて高い。
主な使用魔法・スキル
- 相手のレベルを探知するスキル(仮称)
ドラマCD『封印の魔樹』で使用。相手を見て、色でレベルを判断出来るらしい。HPも分かる模様。
- 雨や風を発生させる魔法(仮称)
WEB版で使用。位階及び詳細は不明。ドルイドの天候操作の様な魔法らしい。
- 魔獣の諸相 石化魔獣の瞳(ヴァリアス・マジカルビースト アイ・オブ・カトブレパス)
WEB版で使用。位階不明。自分の瞳を石化魔獣の瞳に変化させ、対象を石化させる。
- 隠密性能が上がる魔法(仮称)
位階及び詳細は不明。マーレに対して使用した。
- 影縫いの矢
ドラマCD『封印の魔樹』で使用。魔樹ザイトルクワエの動きを止めたが、詳細は不明。
- 空の目(スカイ・アイ)
『レンジャー』のクラススキル。2km程度なら遠方から監視する事が出来る。
- スタミナを上昇させるスキル(仮称)
ドラマCD『封印の魔樹』で使用。対象のスタミナを上昇させる。劇中ではハムスケのスタミナを上昇させた。
- ターゲティング出来るスキル(仮称)
ドラマCD『封印の魔樹』で使用。射撃のために使用。ただし敵の注意を集めるため、範囲内の敵のヘイトを買う事になる。
- 単なる治癒の魔法(仮称)
WEB版で使用。位階及び詳細は不明。奴隷エルフの耳を元に戻すだけの力は無いとの事。
- 不動縛鎖
ドラマCD『封印の魔樹』で使用。魔樹ザイトルクワエ戦で、デミウルゴスを支援するのに使われた。どうやら拘束系のスキルの様だが、詳細は不明。
- 吐息(ブレス)
『ビーストテイマー』のクラススキル。様々な強化(バフ)と弱体化(デバフ)を同時に発動する事が可能。相手の感情も操作出来る。
本来は自分の周囲数メートル~数十メートル程度が効果範囲だが、アウラは射撃系のスキルと組み合わせて2km先をピンポイントで狙える。障害物の多い森でも問題ない。
作中ではこの能力を持ってハムスケを誘き出したり、シャルティアの行動を阻害してアインズの窮地を救ったりもした。
- 天河の一射(レインアロー)
ドラマCD『封印の魔樹』と『MASS FOR THE DEAD』で使用。攻撃スキル。ドラマCDではコキュートスの甲殻装甲の一部を削った。ゲームでは無数に分裂した光の矢が、敵全体に物理ダメージを与える技となっている。
装備
- あなたのハートに──ドスッ
ハンドル・リム・グリップ部分に、異様な装飾が施された巨大な弓。作中では14巻で初めて使用された。なお名称は、『チェインクロニクル』とのコラボで判明した。
- 腕時計
鉄の板の様なバンド。ぶくぶく茶釜の音声入りのアラームが録音されている。褒美としてアインズから賜り、書籍版4巻から所持している。
ちなみに10種類の隠しボイスがあり、WEB版では連続して何度も起動させると『あ゛ーん!連続で押してんじゃねーぞ!』というドスの効いた声が再生された。他にはロリ娘の声で「おにいちゃん」と呼ぶものや、「チュパ」なんてのもあるらしい。書籍版では教育に悪いためか、アウラは隠しボイスの存在自体を知らされていないらしく、「チュパ」が再生されると思われる7時21分や19時19分に呼び出し音を設定しないよう、アインズから言い付けられている。
- 運動靴
緋々色金合金の板が上面に嵌め込まれている。
- 輝く弓(仮称)
15巻で闇妖精の村へ赴く前にアインズから与えられた弓。《ユグドラシル》ではあまり強くない部類に入るが、「華やかさはトップクラスかもしれない」との事。
- クィーン
愛用の鞭。腰と右肩に束ねられている。
- 軽装鎧
上下に革鎧と赤黒い竜王鱗が使われている。
- 手袋
手の甲の部分などに、魔法金属のプレートが付けられている。
- どんぐり型のネックレス(仮称)
同じアイテム同士で通信が行える遺産級(レガシー)アイテム。なおアウラは金色の、マーレは色違いの銀色の物を所持している。
(《ユグドラシル》基準では)さほど性能の良いアイテムでは無いのだが、装着してから2日が経たなければ能力が使えない(アウラとマーレが常時装着しているのは、この事も関係していると思われる)、握った状態でなければ通信が出来ないという制約が存在する。そのため戦闘などの緊急時には使いにくいが、逆に言えばそれらの制限さえ満たせば無限に通信を行えるというメリットがある。
配下の魔獣
- 神狩狼(フェンリル)
アウラのお気に入りの魔獣の1体。レベルは78。個体名は“フェン”。濡れた様な毛皮をした、黒色の巨大な狼。燃え上がる様な赤の瞳には高い知性が宿っている。
- 太陽鬣蜥蜴(イツァムナー)
アウラのお気に入りの魔獣の1体。レベルは不明。個体名は“クアドラシル”。カメレオンとイグアナを融合させた様な、6本足の巨大なモンスター。ウロコ状の皮膚の色を素早く変化させる事が出来る。
- 千槍棘兎(スピアニードル)
レベルは67。見た目はアンゴラウサギに似た愛らしい姿の魔獣。敵と戦う際は全身の毛が針の様に鋭くなり、その状態で殺しても元の柔らかい毛には戻らないため、警戒していない時に奇襲をかけて一撃で殺す必要がある。
- ドラゴンの近縁(ドラゴン・キン)
レベルは55。人間とドラゴンを合わせた様な体格の体長3mの魔獣。鋼鉄よりも硬い鱗を持ち、翼は生えていない。分厚い剣らしき武器を装備している。
その剛腕から繰り出される一撃と体力の多さは、上位のモンスターにも劣らない。
- 虹の暴王(イーリス・テュランノス・バジリウス)
レベルは71。ティラノサウルス・レックスに似た外見をしており、七色に輝く背びれを持つ事がその名の由来となっている。アウラからは「イーちゃん」と呼ばれている。雄叫びを聞かせた相手を即死させる、『恐怖の咆哮』という名のスキルを持つ。
ちなみに至高の四十一人曰く、「これの元ネタは絶対に怪獣王だ」との事。
なおアニメにおいては、前述の七色に輝く背びれは見当たらなかった。
- 精霊狩猟団の猟犬(ハウンド・オブ・ワイルドハント)
レベルは77。アニメでは黒い毛並みを持つ犬の姿をしていたが、それ以外の詳細は不明。
- キリン(麒麟)
レベルは76。中国の幻獣“麒麟”が元ネタなのは間違いないと思われ、アニメでのビジュアルは伝説上の姿とほぼ同じであった。
- 双頭蛇(アンフィスバエナ)
レベルは76。アニメでは尾の方にもう1つの頭を持つ、翼の生えた蛇といった姿をしていたが、それ以外の詳細は不明。
- 石王翼蜥蜴(バジリックス)
レベルは74。詳細は不明だが、名前からしてバジリスクに似た能力を持つ可能性がある。アニメで公開されたビジュアルは、その名の通りトカゲに似た姿だった。
- 貪欲蛙(ガガルップル)
レベルは58(WEB版では70以上)。悪夢に出る様な歪んだ巨大蛙の姿をしたモンスター。汚れで黄ばんだような臼歯が並び、欲望にまみれた壮年の人間の様な目をしている。
- アレンダーグロスト
WEB版に登場。レベルは不明。のたうつ触手の集まりに、数本の蛇の頭がある。
- ツヴェーク・プリーストロード
WEB版に登場。レベルは70以上。王冠と煌びやかで装飾過多な杖を持ち、見事な神官衣を着たピンク色の蛙。神官系の第十位階魔法を6つ使用出来る。
- シェセプ・アンク
WEB版に登場。レベルは不明。種族は“スフィンクスロード”。
WEB版に登場。蛇の様な姿をしている。アウラの騎乗獣として登場した。
- ツヴェーク・シンガーソングライター
WEB版に登場。レベルは不明。『睡眠の呪歌』という、相手を眠らせるスキルを持つ。
WEB版
書籍版と殆ど変わらないが、こちらでは“アウラ・ディベイ・フィオーラ”という名前となっている。
また、マーレが登場しないため第六階層は彼女1人で守護している。
魔法に関しては「習得魔法の数は多くは無いが、それでも最高位までの魔法の行使を可能としている」との記述がある。
不死者のOh!
本編以上に生き生きとした姿が見られる他、スピンオフ作品故に自由な喪服、和装、パジャマなどのファッションを見る事が出来る。
関連イラスト
関連タグ
ぶくぶく茶釜 マーレ・ベロ・フィオーレ シャルティア・ブラッドフォールン
同作品のキャラ。クレマンティーヌの(恐らく)兄にして、『漆黒聖典』の一員。アウラと同じく多数の強力な魔獣を使役する事に長けており、集団戦・殲滅戦においては漆黒聖典でも最強を誇る。
ただし、アウラが使役モンスターを連れ回しているのに対し、こちらは召喚して使役している。
- 悪魔城ドラキュラシリーズ
カーミラの手下には“ラウラ”という名の下僕がいる。また、“カーミラ”はWEB版でのシャルティアの偽名である。更にアウラの得意武器の1つである鞭は、悪魔城シリーズを代表する武器でもある。