仮面ライダー轟鬼
かめんらいだーとどろき
「俺…泣かないっス!ザンキさんがもう心配しないように…!」
概要
『仮面ライダー響鬼』に登場する仮面ライダーの1人。元警察官のトドロキ(本名は戸田山登己蔵)が変身する。
猛士の関東支部に所属する関東十一鬼と呼ばれる鬼の1人であり、音撃弦の鬼。
初登場時はまだ鬼としての名前を与えられておらず「戸田山変身体」と公式サイトで言われていた。戸田山が鬼として認められた時師匠のザンキは自分の名前である「斬鬼」を譲ろうとするが、師匠の存在を重んじた戸田山はそれを固辞したため、ザンキは戸田山の本名である「と」をとって「轟鬼」と命名した。
魔化魍退治後も自分の未熟だと感じている為、戦いの地を清める目的で演奏を披露する事がある。
スペック
身の丈 | 目方 | 筋力 | パンチ力 | キック力 | ジャンプ力(ひとっ跳び) | 走力(100m辺り) |
---|---|---|---|---|---|---|
7尺 | 42貫 | 常人の650倍 | 30t(火事場の馬鹿力) | 40t(火事場の馬鹿力) | 69m | 5秒 |
外見
師匠である斬鬼の色違い。
隈取りと腕は銀色であり、各部の弦の意匠は赤い。
装備
音錠と零式以外は師匠のザンキから譲られた物。
変身鬼弦・音錠(おんじょう)
リストバンド型変身道具。鎖を引いて出した弦を爪で弾いて額にかざし、腕を掲げての落雷で変身する。
零式(ぜろしき)
鬼の名前を持たない音撃戦士が使用する練習用の音撃震。戸田山変身体の頃、バックルに装備されていた。
音撃弦・烈雷(れつらい)
エレキギター型の大剣。かつては黄色の弦が張られていたが轟鬼が使用するようになってからは赤い弦に張り替えられた。斬鬼と異なり轟鬼は逆手に持って使用する。
音撃震・雷轟(らいごう)
板状のパーツに6本の弦が張られている。普段はバックルに装備されており烈雷と合体させて必殺技を行う。
音撃棒・落雷(らくらい)
かつて斬鬼が夏の魔化魍に使用していた音撃棒。
音撃鼓・火炎鼓
落雷を使用する時、雷轟を外したバックルに装備。響鬼の使用する物と同じ名称だが、縁が緑色。
技
鬼闘術・雷撃拳
手や足に雷を纏わせて放つ格闘術。
音撃斬・雷電激震
烈雷を敵に刺し、合体させた雷轟を爪で弾いて切っ先から清めの音を敵の体内に送って斃す。
『ディケイド』では魔化魍退治後の演奏を披露した後に、地面を烈雷で貫くことで爆発を起こす技となっている。
必殺技の音源は「DX音撃弦セット 烈雷&雷轟」のパッケージによれば、小堀浩が担当しているとの事。
客演
『仮面ライダーディケイド』
「ブレイドの世界」
何者か(状況から判断して仮面ライダーディエンドである可能性が高い)の手によってライダー達とアンデッドの戦闘中に突然出現。雷電激震でその場を掻き回した後、どこへともなく消えた。
「響鬼の世界」
同世界の住人であるトドロキが変身する仮面ライダーとして登場。
原典同様斬鬼の弟子で俳優も同じだが、音撃道斬鬼流の多数いる弟子の1人という点や、威吹鬼流のアキラ/仮面ライダー天鬼に片思いしている点が異なる(原典の日菜佳を演じた神戸みゆきが、『ディケイド』放送前に鬼籍に入っている事もあるかもしれないが)。
「アマゾンの世界」
ディエンドが召喚した個体が登場。「ブレイドの世界」と異なり、明確にカメンライドで召喚されている。
プレイヤーキャラとして登場。ハート・ロイミュードとの掛け合いでは「清めの音」でハートを清めようとするが、それがハート・ロイミュードの逆鱗に触れてしまい(これまでにロイミュードを怪物に仕立て上げた人間の醜い面を見てきたハート故に仕方ないと言える)、清められるのはお前達人間の方だと皮肉を返されてしまう。
サジタリウス・ゾディアーツとの掛け合いでは、劇中であまり触れられない元警官の設定も登場する。
演じた俳優
映像作品
ゲーム
テーマ曲
「轟雷」
轟鬼の戦闘シーンで汎用的に使用。
「弦の使い手」
清めの演奏と同じメロディーを用いた楽曲。
余談
演じた川口真五は後に『仮面ライダーウィザード』で山本昌宏/仮面ライダーメイジを演じている。複数登場するメイジのうち、山本が変身する個体のみ轟鬼と同じ緑色である。
関連タグ
仮面ライダーザビー、仮面ライダーネクロム:ブレス型アイテムで変身する3号ライダー。
仮面ライダーメイジ:トドロキを演じた川口真五氏が別作品で変身した緑の3号ライダー。雷属性である点も共通。
仮面ライダーエスパーダ:雷属性を使い、剣を用いる3号ライダー。
ピーチボーイリバーサイド:鬼繋がりの漫画作品で、登場人物に轟鬼と言うキャラがいる。
○号ライダー