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レモンの編集履歴2023/03/28 17:22:52 版
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レモン

れもん

レモン(檸檬)はミカン科ミカン属の樹木、およびその果実(一般的には果実の方を指す)のこと。 爽やかなイメージから、いろいろな商品やキャラクターの名前にも使われる。

曖昧さ回避

この果実を名前の由来にした人物も各アニメ、漫画、ドラマなどにも登場する。

🍋概要

色は明るい黄色レモン色という言葉もある)で、果肉も同様の色をしている。

香りは良く、爽やかである。おもに皮に含まれるリモネンという化学物質の作用による。

果汁の味は極めて酸っぱいが、わずかに甘みも感じられる。皮は苦い。

使いみち

果汁を搾ってジュースソフトドリンク)に加工したり、調味料として用いたりする。

例えば、レモネードはレモンジュースにハチミツを加えた飲み物のこと(リンゴジュースを使うとアップルエードになる)。

ジュースは紅茶カクテルに入れたりもする。ただし紅茶に入れると、色素のテアフラビンが酸に反応して、独特の美しい赤色が薄まってしまうことに注意。

生のレモンを切って果汁をフライ豚カツなどに掛けるのも乙である。

圧倒的に食用が多いが、食用以外の工業用用途もある。

皮から採れる油分(精油)は発泡スチロールを溶かすのに用いられるほか、洗剤や溶剤の成分にも用いられる。

ビタミンCの代名詞

日本においては、ビタミンCを豊富に含む食材の代表選手として扱われ、かつては多くの食品で「レモンXX個分のビタミンC」と謳われることが多かった。

しかし近年の研究で、確かにビタミンCは多いがレモン以上のビタミンCを含む食品はもっとあることが解明され、2010年以降から「レモンXX個分」の謳い文句は少なくなっていった。

これはレモン特有の強烈な酸味がもたらしたイメージが原因で、【レモン≒ビタミンC≒酸っぱい≒ビタミンCの多い食品は酸っぱい≒レモンはビタミンCが豊富】の連想ゲームから、レモンのビタミンC含有量が過剰に宣伝されてしまった結果といえる。

実際にはレモンの酸味は主にクエン酸によるものである。

とはいえ、現在でもレモンとビタミンCのイメージは強くつながっており、他の食品のビタミンC含有量を比較する際のモデルとしてレモンが登場する機会は多い。

レモンは寒さに弱いため、栽培適地は冬暖かく、夏に乾燥する地域が適していることからイタリアスペイン、南カリフォルニアなど冬季温暖・夏季乾燥の地中海性気候で栽培されている。

しかしながら世界では、1位から順番に、インドメキシコ中華人民共和国アルゼンチンブラジル、スペイン、トルコアメリカ合衆国イラン、イタリアの順に生産されている。

日本では明治6年に静岡県で栽培が開始され、明治31年には日本のレモンの主産地である広島県の芸予諸島に和歌山県からレモンの苗木がもたらされたことから瀬戸内海地域で作られるようになった。

1964年にレモンの輸入自由化、1976年と1981年の寒波で主産地である広島県島嶼部が被害を受けたことから生産は激減したが輸入レモンのポストハーベスト農薬(防カビ剤)問題が注目されると再び生産が増えていった。

関連タグ

植物 果物 柑橘類 檸檬

フロリダ カリフォルニア

広島県…日本での生産量の61%を占める。

ポッカサッポロフード&ビバレッジ

米津玄師…代表曲「Lemon」

梶井基次郎…代表作の小説「檸檬」

スターリン…レモン栽培が趣味という意外な一面を持っていた。

レモングラス…香りが似ているが、別の植物。

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