レモン
れもん
🍋概要
レモン(檸檬)はミカン科ミカン属の樹木、およびその果実のこと。一般的には柑橘類である果実の方を指す。
爽やかなイメージから、いろいろな商品やキャラクターの名前にも使われる。
色は明るい黄色(レモン色という言葉もある)で、果肉も同様の色をしている。
香りは良く、爽やかである。おもに皮に含まれるリモネンという化学物質の作用による。
果汁の味は極めて酸っぱいが、わずかに甘みも感じられる。皮は苦い。
使いみち
果汁を搾ってジュース(ソフトドリンク)に加工したり、調味料として用いたりする。
例えば、レモネードはレモンジュースに蜂蜜を加えた飲み物のこと(りんごジュースを使うとアップルエードになる)。
ジュースは紅茶やカクテルに入れたりもする。ただし紅茶に入れると、色素のテアフラビンが酸に反応して、独特の美しい赤色が薄まってしまうことに注意。
ビタミンCの代名詞
日本においては、ビタミンCを豊富に含む食材の代表選手として扱われ、かつては多くの食品で「レモンXX個分のビタミンC」と謳われることが多かった。
しかし近年の研究で、確かにビタミンCは多いがレモン以上のビタミンCを含む食品はもっとあることが解明され、2010年以降から「レモンXX個分」の謳い文句は少なくなっていった。
これはレモン特有の強烈な酸味がもたらしたイメージが原因で、【レモン≒ビタミンC≒酸っぱい≒ビタミンCの多い食品は酸っぱい≒レモンはビタミンCが豊富】の連想ゲームから、レモンのビタミンC含有量が過剰に宣伝されてしまった結果といえる。
実際にはレモンの酸味は主にクエン酸によるものである。
とはいえ、現在でもレモンとビタミンCのイメージは強くつながっており、他の食品のビタミンC含有量を比較する際のモデルとしてレモンが登場する機会は多い。
レモンは寒さに弱いため、栽培適地は冬暖かく、夏に乾燥する地域が適していることからイタリアやスペイン、南カリフォルニアなど冬季温暖・夏季乾燥の地中海性気候で栽培されている。
しかしながら世界では、1位から順番に、インド、メキシコ、中華人民共和国、アルゼンチン、ブラジル、スペイン、トルコ、アメリカ合衆国、イラン、イタリアの順に生産されている。
日本では明治6年に静岡県で栽培が開始され、明治31年には日本のレモンの主産地である広島県の芸予諸島に和歌山県からレモンの苗木がもたらされたことから瀬戸内海地域で作られるようになった。
1964年にレモンの輸入自由化、1976年と1981年の寒波で主産地である広島県島嶼部が被害を受けたことから生産は激減したが、輸入レモンのポストハーベスト農薬(防カビ剤)問題が注目されると再び生産が増えていった。
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飲料・料理
その他
- カナダ☆レモン
- 唐揚げにレモン大戦争
- C.C.レモン擬人化イラコン
- ピチレモン
- レモン味
- レモン色 / レモンイエロー
- レモングラス…香りが似ているが、別の植物。
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人名・グループ名など(実在)
キャラクター名
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レモンをモチーフにしたキャラクター
「レモン」という名称を含まないが、レモンがモチーフになっているキャラクターの一覧。
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