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銀幕版_天下分け目の戦の編集履歴

2023-05-23 23:07:54 バージョン

銀幕版_天下分け目の戦

ぎんまくばんてんかわけめのたたかい

2009年8月8日に公開された侍戦隊シンケンジャーの劇場版。

概要

キャッチコピーは、同時上映の『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』と並んで「最強決戦、夏の陣。」


本作品以降スーパー戦隊シリーズの劇場版は、35mmフィルムからテレビシリーズと同様に「レッド・ワン」によるデジタル撮影に切り替わった。さらに戦隊では初の3D映画版も制作された。


従来の戦隊の夏映画同様にTVシリーズ本編と完全な地続きの話であり、後にTV本編でも本作で登場したクサレ外道衆の残党や、恐竜折神ハイパーシンケンジャーが登場する。

時系列は、外道衆の力が活性化する夏の時期に三途の川が増水した事でクサレ外道衆が復活したという設定や、海老折神が既に登場している事とTV本編の第二十三幕で初代シンケンレッドの事を回想するシーンがある事から、第二十幕~第二十三幕の間に起きた出来事だと分かる。

ちなみにTV本編の第三十一幕の話は、事実上本作の後日談となっている。


本作のボスキャラクターである脂目マンプクの声優には大和田伸也氏、初代シンケンレッドこと志葉烈堂役には合田雅吏氏がそれぞれキャスティングされ、日下部彦馬役の伊吹吾郎氏と並んで水戸黄門において歴代の格さんを演じた俳優3名が勢揃いした事も話題を呼んだ。

ちなみに合田氏はかつて『超力戦隊オーレンジャー』でオーブルーを演じた経歴があり、戦隊OBと現役戦隊の競演なのも見所である。


上映時間は21分とテレビ本編1話分(約23分)よりも若干短く、21世紀の戦隊夏映画の中では最短。なので展開は非常にスピーディーでテンポは良いが、撮影期間は逆に従来より長い時間が掛ったそうである。


平成仮面ライダー10周年の追い風もあり、公開2日間で興行収入4億7,747万9,400円を記録し、10日発表の映画観客動員ランキングで初登場1位を獲得。公開2日間の興行成績は前年のゴーオンジャーの夏映画の約2.5倍という好スタートとなり、最終的には19億円を記録している。


あらすじ

2009年夏、脂目マンプク率いるクサレ外道衆が約1万の大軍勢で侵攻を開始。迎え撃つシンケンジャーの6人だったが、次々と迫り来る大軍勢の前に多勢に無勢で劣勢に立たされてしまう。


軍勢が水切れで一時撤退した事で、なんとか休息と作戦を立てる時間は得られたものの、この強敵を倒す為には行方不明になっていた、300年前に初代シンケンレッド/志葉烈堂がマンプクの封印に使用したとされる“初代秘伝ディスク”が必要だと判断される。


日下部彦馬黒子達がその所在を突き止める事に成功するが、場所は何とクサレ外道衆が制圧して拠点にしている寺の中にあった。何とか敵の陣地に潜り込んだシンケンジャーは初代秘伝ディスクを手に入れて反撃を開始する。


登場キャラクター




余談

前述した通り第三十一幕ではクサレ外道衆の残党のアゼミドロが登場。本編に登場した恐竜折神も再登場するなど、事実上本作の後日談のエピソードになっている。後に登場する筋殻アクマロもこの戦いの事を把握していたらしく、彼はこの戦いを「夏の陣」と称していた。


ちなみにそのアクマロ、アゼミドロ共に最期は恐竜折神で倒されたのだが、アゼミドロはキョウリュウマル天地一閃とダイカイオーミナミの海老刀大名おろしの連撃、アクマロはキョウリュウサムライハオーの十二折神・大侍斬りと、いずれもマンプクの時を遥かに超える戦力と必殺技で倒されている。

マンプクの頃はまだ折神も海老折神までしかなく、さらにインロウマルも完成していない時期だったので仕方ないのだが、モヂカラ大団円や十二折神・大侍斬りなどを食らっていたら真の姿になるまでもなく倒されたのではないかと思われる。というかインロウマルが完成していたら初代秘伝ディスクの力を使わずとも普通に勝てていた可能性が高い。


関連タグ

侍戦隊シンケンジャー 外道衆 クサレ外道衆

脂目マンプク 恐竜折神 スーパー戦隊映画


オールライダー対大ショッカー:同時上映された『仮面ライダーディケイド』の劇場版。


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