ザ・グレイトバトルⅥ
ざぐれいとばとるしっくす
概要
1997年に発売されたコンパチヒーローシリーズのアクションゲーム『グレイトバトル』第6作。
プレイステーション専用ソフトで、映像はドット絵から3Dポリゴンへと変化。
基本的には横スクロールアクションだが、STGや格闘ゲームの要素もあるが、代わりとして今まであった協力プレイは不可能になっている。
プレステのゲームでありながら、なんとセーブはおろかパスワードすら一切なし(おいおい……)。
今までのグレバトとは異なり、現実の日本の地名が登場するのが特徴。
先進的な映像を取り入れたわりにはいろいろと手抜き。
他にもゲームの操作性の劣悪さ、設定・ストーリーの陳腐化、中途半端に意識しつつ無視された原作設定など、アレンジ作品としても原作寄りとしても微妙すぎる内容。
知名度の低さからわかるように評価も売上も悪く、それがトドメとなって本家グレイトバトルシリーズは2012年まで新作が出なくなってしまう。
一応本作の後には『POCKET』はあるがこちらは外伝的な内容であり、どの道これも続かなかった。
あらすじ
ガンダムエピオン率いる邪悪の軍団「サタンダークネス」は、邪龍神インフェリオスを復活させ、世界に破滅を齎そうとしていた。
妖精シーランからそのことを聞いたウルトラマンパワード、仮面ライダーBLACKRX、ウイングガンダムゼロの三人は「閃光特捜オプティカルスリー」を結成。
インフェリオス復活を狙うサタンダークネスに戦いを挑む。
閃光特捜オプティカルスリー
シーランからフラッシュクリスタルを授かったウイングガンダムゼロ、ウルトラマンパワード、仮面ライダーBLACKRXにより結成されたチーム。
チームリーダーをウイングガンダムゼロが務めている。
性格はグレイトバトル4の様に冷静沈着な感じ
必殺技はメガスペシウム光線。
必殺技はバイオライダーに変身して行うバイオカッター。
性格はあまり原作で搭乗したヒイロ・ユイっぽくなく、アムロ・レイに近い。
必殺技はローリングバスターライフル。
赤い髪を持つフェアリーで今作のヒロインにしてオリキャラ。
オプティカルスリーをナビゲートする。
フラッシュクリスタルから生まれた戦闘機
3機で合体する事でゴッドフラッシュとなる。
- フラッシャージェット1号機
ウイングゼロが搭乗するフラッシャージェット。
通常攻撃がバルカンで、必殺技は自機を中心にハロの形をした爆発を起こす。
ゴッドフラッシュ合体時には頭部になる。
- フラッシャージェット2号機
パワードが搭乗するフラッシャージェット。
通常攻撃はレーザーで必殺技は自機の周囲を回転する2つの光弾。
ゴッドフラッシュ合体時には胴体と腕になる。
- フラッシャージェット3号機
RXが搭乗するフラッシャージェット。
通常攻撃は火炎放射で、必殺技は攻防一体のバリアーを張る。
ゴッドフラッシュ合体時には腰と足になる。
サタンダークネス
全宇宙の闇を支配しようとする今作の悪の軍団。
ガンダムエピオンを首領としている。
サタンダークネスの首領。
封印された邪神龍インフェリオスを復活させ、その力で地球侵略をしようと企む。
原作でのパイロットとなったゼクスとは逆方向で台詞も行動も小悪党。
サタンダークネス三将軍の一人でサタンダークネスの地球侵略の尖兵として、東京を襲撃する。
最初にオプティカルスリーと対決する。
ステージ1のボスなために次に出てくるマンダラガンダムより弱い。
サタンダークネス三将軍の一人。
シラリーに運ばせた大量の砂で東京を埋もれさせて、東京砂漠化作戦を実行する。
サイコボールで攻撃してくる。
サタンダークネス三将軍の一人。
キングダークを操縦し、東京近くの休火山を噴火させて、街にマグマを流しこもうと企む。
瞬間移動して自機の後ろに現れてシャドーサーベルで攻撃を仕掛けて来る。
- 合体三将軍
今作オリジナルキャラ。
エピオンがオプティカルスリーに敗北した三将軍を合体させて造りだしたバイオモンスター。
首から上が無く、代わりに腹部分に顔がある全身が灰色の岩の様な人型の怪物で胸の部分には3つのカプセルがあり、それぞれに三将軍の頭部(右側にサイコバルタン、真ん中がトールギス、左側がシャドームーン)が入っている。
攻撃時には三将軍の頭部の1つをカプセルの外に伸ばす様に出して、その頭部に合わせて体の形や色を変えて、その将軍の武器や能力を使用する。
サイコバルタンなら全身が蒼くなって両腕がサイコバルタンと同じハサミに変化し、左右に動き、両腕にエネルギーを集めて上から氷の塊を落とした後にその氷の塊を操って来る。
トールギスなら全身が白くなって右腕にライフル、左腕に盾を装着し、急速に接近してシールドバッシュをして来たり、ライフルからビーム弾を放って来る。
シャドームーンなら全身が銀色になって右腕にブレードを装着し、普通に振るうほか、急に消えて自機の上に現れて下突きをして来る。
第1話のボス。
トールギスの部下で基地に邪神龍インフェリオスのための必要なエネルギーを運ぼうするトールギスを追うオプティカルスリーを足止めするために立ちふさがる。
- シラリー:
第2話のボス。
第4話にてサタンダークネス基地で最強怪人としてオプティカルスリーと戦う。
実は太平洋の無人島に囮の基地を建設し、オプティカルスリーを東京から誘き出す為の囮でもあった。
サタンダークネスが東京沿岸に配備した巨大ロボ。
オプティカルスリーの東京上陸を邪魔しようと立ちはだかる。
戦闘員
邪竜神インフェリオス
今作のラストボス。
聖杯のような杯に封印されていたが第4話の最後にサタンダークネスの集めた悪のエネルギーにより復活した。
上半身は人型の怪物、下半身は蛇のようになっており、口からどす黒い煙状の闇を吐き、それによって地球を光の届かない闇と氷の惑星に変えようとしてオプティカルスリーが操るゴッドフラッシュと対決する。
パワーアップによって腕が二本から四本→三つ又の槍を持った上に翼が生える→一撃必殺の強力な光線を発射して来る。