防犯ブザー
ぼうはんぶざー
概要
主に変質者や誘拐犯に遭遇した際の対処を目的に開発された、携行用の小型警報装置。
故意に大音量の警報音を発することで、「危険が迫っていること」「人命救助の要求」を周辺の人などに報知する機能をもつ。
なお、防犯ブザー本体は犯罪者などの対象を直接攻撃・防御する機能はない。発動したら使用者は速やかに逃走するなどして対象からできるだけ距離を離したり、建物の中などに避難することが推奨される。
周囲に人がいない場合でも、昼夜を問わず犯罪者にとってはそうであるかどうかは判別しにくい。そのため、犯罪抑止に効果はあると言える。何より犯罪者自身が犯罪を露呈したくないという心理が働きやすく、自主的に犯罪者が撤退する可能性もある(ただし集団で襲われた場合は抑止力が大幅に低下しうる)。
構造
概説
簡単なものは電源とスイッチ、音源で構成された電子回路。機種によって発せられる音は様々だが、現在では「ピヨヨヨ」というひよこの鳴き声をけたたましくしたような甲高いものが主流。これは周波数として人間の耳に届きやすく、かつ環境音・自然音としては決して聞くことのない耳に残る異音であることを理由とする。
構成
電源
電源は軽量化の面での優位性から、アルカリボタン電池かリチウムコイン電池といった小型電池が用いられる。一方で単四型乾電池を電源とする機種もある。体積や質量が大きく製造コストも高いが、電池交換のメンテナンスが小型電池よりやや簡便である上、電池一つあたりの出力が大きいぶん大音量を確保しやすい長所がある。
スイッチ
スイッチは基本的に機械式(端子が電子回路から完全に切り離される)であり、集積回路を使用した電子スイッチはあまり用いられない。
ピンスイッチ式は、本体に存在するピン(本体下部に独立して付いているものと、ストラップと合体したものがある)を引くことで電源が入り、警報音を発する。ピンは外れないタイプと着脱式のものがある。後者は例えばブザー本体を鞄に、ピンをボトムスのベルトに引っかけて、鞄が強奪されたり落下した際に警報を鳴らし、鞄の位置を把握するという使い方ができる。
使用方法
補足
関連タグ
専門的
朝潮型(艦隊これくしょん);改二(パワーアップ形態)のデザインに、バッジサイズ探照灯が採用されているのだが、その形状と装着位置が防犯ブザーそっくりともっぱらの評。