ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

人理保障天球の編集履歴

2023-10-15 10:22:51 バージョン

人理保障天球

じんりほしょうてんきゅう

疑似地球環境モデル・カルデアスのもう一つの名前。

概要

Fate/Grand Order』に登場する魔術礼装擬似天球カルデアス

マリスビリー・アニムスフィアが作り出した人理保障システム。

その実態は「100年後までシミュレートされた異文明の地球観測モデル」であり、100年後の未来まで人類の文明の光が存在する事を観測・証明する事を目的に作成された。


詳細な機能については『疑似地球環境モデル・カルデアス』を参照。


関連タグ

Fate/GrandOrder 疑似地球環境モデル・カルデアス 冠位指定/人理保障天球 疑似展開/人理の礎












































以下、2部7章後編及びその後のメインシナリオの根幹に関わるカルデアの特大ネタバレ注意











マシュ「────。デイビットさん。いま、何を────」


「カルデアスは地球の極小モデルです。決して、異星などでは、」

                                       ・・・

デイビット「寸分違わぬ出来であろうと地球(オリジナル)はここにある。なら、それは違う星だろう」


「『異星の神』とはカルデアス内に生まれた神。そして地球白紙化はカルデアで練られた計画」


「グランドオーダー、人理保障機関(アニムスフィア)。オレたちAチームはそのために集められた駒だ。」




ダ・ウィンチ「では……キミは、全ての元凶はカルデアだと言うんだね」


「倒されるべき悪は、我々の方だったと」


デイビット「いや、君たちは実際に人類を救った、人理焼却から未来を取り戻した。それは誇れるものだ」


「カルデアは原因ではあるが、元凶は君たちではない」


「『2017年までの人類の正義』という視点において、君たちは最高のスタッフだ」


「オレもヴォーダイムも、そこは絶対に否定しない。だから─────」


「オレのプランを認めずORTを阻止することができたのなら、南極に行け」


「それが君たちの旅の終わり。『冠位指定(グランドオーダー)』との訣別(けつべつ)の地だ。」



作中でたびたび言及されていた"異星"とは『カルデアス』のことであり、地球のコピーであるとはいえオリジナルとは違う以上カルデアスはもう一つの惑星、『異星』と呼ぶに相応しい代物だった。

作中で発生した地球白紙化とは、異星であるカルデアスと地球の表層を置換して引き起こされたもの

旧カルデア施設襲撃を担当したのがアナスタシアだった理由は、カルデアスを冷凍保存できる技術があったため。冷凍はカルデアスの破壊や機能停止のためではなく保護が目的だったのだ。


これを破壊するには同じ惑星級の力を用いる以外になく、デイビットORTを用いて地球ごとカルデアスを破壊しようとした。地球ごと破壊しようとしたのは、デイビットの宇宙的俯瞰視点だからこそ辿り着いた発想である。



神は虚空に在る。その名はカルデアス。


  異星の神——カルデアス。


更には、2部7章でのデイビットとの最終決戦に於ける口上にて異星の神とカルデアスは同一存在であることが明かされた。当初異星の神といわれていたU-オルガマリー異星の使徒の1人(言峰曰く「異星の使徒のリーダー格」)でしかなく、それを裏付けるようにデイビットは一貫してU-オルガマリーを『オルガマリー』と呼称し、明確に異星の神とは別の存在として扱っていた。



地球白紙化自体がカルデアによって計画されたプランであり、それこそがマリスビリーの企図した人理保障(グランドオーダー)。人理保障機関のエリートとして組まれたAチームそのための駒

1部で起きた「人理焼却」はマリスビリーにとって想定外の事態であった。


襲撃の際にダ・ヴィンチがラスプーチンに襲われ退去させられたのは、彼女が殿を務めたばかりに逃げ遅れたからではなく、この真相に気づける人物として最初から狙われていた為。

この段階ではカルデアス自体にレイシフト機能があるので、ダ・ヴィンチが的確に動けていれば計画を遅延される可能性が残っている。それを念を入れて防ぐために、冷凍で機能停止したかのように演出する必要があった。

そしてこの人理保障プランが完成する条件とは7つの異聞帯の攻略及び空想樹の全切除。したがって白紙化解決のために動いていた主人公たちの戦いは、マリスビリーの掌の上であったことも判明する。


なお、デイビット曰くこの真実はキリシュタリアも気づいており、自分かキリシュタリアのどちらかが最後の一人になりカルデアと対峙したとき、この情報はカルデアにも提示しておくという約定を暗黙の了解としていたという。


これを知ったカルデアの以降の同行は『オーディール・コール』を参照。


残された謎

死想顕現界域 トラオム』においてノウム・カルデアが発見した「被検体:E」とはカドックの推測ではカルデアス地球の名もない一般人だったと結論付けていた。


しかし、モリアーティは「被検体:E」は異星人と推測しており、異星の巫女が被検体があった空間に現れている。

また、2部7章にてU-オルガマリーが混乱した際「人間だと言っても信じてもらえずに実験をされた」と取れるセリフがあったりするなどで真実は分かっていない。人間でも有り異星人でもある条件を満たすとすれば「擬似天球カルデアスに放り込まれた地球の人間がカルデアス地球で異星人として実験を受けていた」と言う可能性がある。


たびたび名前が登場するデイヴィット・ブルーブックも2117年のカルデアス地球の人間であると推測される。


ゲーティアは死の無い生命、死の無い惑星を作ろうとし、キリシュタリアは人類という種の進展を望み、デイビットは上記の通り『地球人類の名誉』のために、地球ごとカルデアスを破壊しようとした。共感は出来ずともそれぞれ納得のいく理由があった。


だが『地球白紙化』はいまだ詳細不明、最終目的が見えてこないのが現状である。

ゴルドルフは『単純に人類に失望したため、人類を一掃して地球を浄化したのでは?』と考察したがカドックから『マリスビリーはそんな人間じゃない、彼は破滅主義でも悲観主義でもない、人類の繁栄を喜び、知識の発展を望む純粋な魔術師である』と否定した。

ダウィンチからも『そのような人物でなければ、ソロモン王サーヴァントとして召喚に応じ、協力する筈がない』と評価したと同時に『彼はまっとうな魔術師だったのだろうが、まっとう、にも色々ある。デイビットがそうであったように、マリスビリーの『目的』も、まっとうに、我々では考えつかない極論である』という評価を出している。カドックも「なにしろ時計塔の君主(ロード)だ。『繁栄』の物差しも、自分たちが想像するものとは大きく違っているだろう」と同意している。

どちらにせよ、彼が死後もカルデアの右往左往を操り草葉の陰で嘲笑う全ての元凶なのか、それとも単に有能すぎるがゆえに反比例して深刻な笑えないポンコツだっただけの人で、草葉の陰で現状の事態を嘆き右往左往しているのはむしろ彼のほうなのかどうかは未だ謎に包まれている。


トネリコは空想樹を「宇宙を閉ざす針」と呼び、デイビットはマリスビリーの計画が成功した場合は「138億光年に亘り地球人類はこの宇宙に産まれた最悪の生命体」と呼ばれることになると発言している。

この台詞から、マリスビリーが行おうとしている人理保障は地球と人類を長く存続させ強く繁栄させる為に管理すると言うものでは無く、地球から一定距離の宇宙を閉ざす事で人理を保証するような形である事が推測される。


余談

異星=カルデアスという真実が明らかにされる以前にも様々な場面で伏線が張られていた。

  • 地球白紙化にカルデア基地が巻き込まれていないこと。もし外敵による侵略で地球が白紙化されるのなら、障害となるカルデア基地は間違いなく白紙化の対象になっているはず。
  • 2部3章で虞美人はカルデアスが異聞帯の演算をしていたと直に発言したこと。
  • 2部5章後半でカドックがキリシュタリアのメモを見た際、異星の使徒に地球の英霊を使っていることに疑問を持っていたこと。この疑問からカドックは異星の神は「過去、地球にあったもの」しか使えないのではないかと推測していた。
  • 2部6章にてトネリコが空想樹の魔力を己のものにする際、「天球」と発言していたこと。

2015年12月17日から始まった『もっとマンガで分かる!Fate/Grand Order』の第一話にてオルガマリー所長をカルデアス内から引っ張り出すエピソードが掲載された。

その際、街の描写がある事からカルデアス内に文明圏が存在する事がほのめかされマスターたちを驚かせている。

なお、当作品に奈須きのこ氏は全く監修に関わっていないので恐らく偶然の一致と思われる。


Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』にてエインズワース家が行う置換魔術の詳細が驚くほど地球白紙化に似通っている事も話題となった。

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました