概要
ヨーロッパ文明の源流『民主主義』や『立体的・リアリズム・知識・哲学・少年愛(同性愛)・物語』の観念が生まれた時代でもあるが、この時代はとにかくスポーツをするかのように戦争に明け暮れていた野郎どもの時代でもある。
Αρχαία Ελλάδα
超マッチョ指向
「男尊女卑」で「体の醜美を基準にしていた」それと戦闘能力も高くないといけなかった。
肉体労働や商売は奴隷や女、外国人にやらせ、市民(成人男子のみ)は政治・スポーツ・戦争・学問・芸術、男同士の恋愛にいそしんだ。
ただ、市民と言うのはポリス(都市)に住み参政権や奴隷階級を召し抱える権利、オリンピック参加権などを持つリッチな階級で、生粋のギリシャ人の中でもほんの一握り。大半のギリシャ人は田舎に住み、参政権を持たない農奴的な労務者だった。まさにセレブ!まさにブルジョアジー!
よって労働を科せられるのは『奴隷・下層身分・女・宦官』であった。
※今の言葉で言うと『負け組』である。実際、悪い事をした罰としての懲役刑や借金が払えないので、文字通り体で払わせる意味合いもあった。
奴隷は日本で言う年季奉公みたいなものが大半であったらしく、税金をかけられることもなければ兵役もなく、かつ買い取る時や雇う時のお金が高額なので傷など無いよう、大事に扱われた。そのため、奴隷階級は街中を自由に歩いていたし、お金をためて自分を買い戻して自由人にもなれたと言う。イソップもその一人。
逆にその『勝ち組』の『ギリシャ市民』も戦争に負けると一挙に『負け組奴隷』となり、連行の憂き目を見た。だが、ローマのように剣闘士にされたり、或いは教師や料理人、芸人、遊女など特技や教養、武芸を生かす仕事を求められ、優遇されたケースも少なくない。芸は身を助くのである。
ただ、時代が進むとギリシャ人市民を奴隷にするのではなく、攻めてきた異国の兵隊ないし、遠征先で捕らえた蛮人兵士が奴隷化されたとも言う。
しかも『高い地位身分・知識人政治家・軍人・哲学者』ほど奴隷を道具とみる傾向が強かった。(人間扱いしない)
アリストテレスの有名な言葉
『Greece(市民)を発展される為には労働者(奴隷)をどんどん増やし、酷使した方が良い。
死んだ労働者(奴隷)の穴をすぐに埋めるほど大量の労働者(奴隷)を捕まえてこなければならない。
『※ただしイケメンに限る』価値観
『古代ギリシャ人は布しかまとっていなかった。』
(裸マントも普通の時代だった)布一枚すらも纏わず裸であった。ふんどしや腰巻はあったらしいが…半裸の上に鎧を着るから、ビキニアーマー風の二次創作イラストでギリシャの女戦士が描かれる事もある。(馬鹿は風邪ひかない)
布が貴重なのもあるが、肉体に自信があるならば…と言う、汗臭~い価値観からでもある。ウホッ。
ギリシャの都市国家(ポリス)
アテネ(アテーナイ)(後代ヨーロッパの規範文明とみなされる)
トロイ
テーベ
- 男のカップル同士が組んで戦う「神聖隊」があった。恋人にいいところを見せようと必死で戦った...。
スパルタ 脳みそまで筋肉でできているストイック軍事国家
マケドニア王国
※映画「300」は、コミックを原作とした作品であり史実とはかけ離れている部分が多い。
ギリシャ文明関連
全裸 筋肉馬鹿 ナルシスト=ギリシア神話のナルキッソス(ナルシス)から・・
少年愛 古代ギリシア時代の価値観では『最高の愛の形』
哲学 基本『最高の愛の形』でしか伝授できないとされていた
戦争 ギリシア人には最高の男同士の晴れ舞台とされた負けた奴らは屈辱の奴隷
ギリシャ人以降のギリシャ文明=ローマ帝国
ギリシア人から見れば『強くない・美しくない=劣る』とされたが、振り返ってみれば古代時代では最強のエリートだった・・。
ローマ人はギリシャ文明を全面的に受け入れ、ギリシャ以降の『ギリシャ文化の担い手を自負した』ギリシャ文化だけは征服後も尊重した(他の征服地の文化は徹底的にローマ化されたのに)。
『ギリシャ的文明の終焉』
ローマ国家の本拠を東方のコンスタンティノープルに移したコンスタンティヌス1世の時代からギリシャの信仰・観衆がが駆逐されはじめ、キリスト教にのっとった習慣が定着を始める。
テオドシウス1世が完全にキリスト教がローマの国教とした。これ以降のローマ人は『キリスト教の担い手を自負するようになる』そしてギリシャ神話・ローマ神話時代のローマ元首や偉人を貶しめる目的で、ローマ国家中のそれまで記念として建てられたローマ皇帝や神々の彫刻を徹底的に破壊した
『ギリシャ共和国』
その他
ゼウス この時代の最高の神、スケベ親父