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ドラグーンシステムの編集履歴

2024-02-20 19:11:56 バージョン

ドラグーンシステム

どらぐーんしすてむ

TVアニメ「機動戦士ガンダムSEED」シリーズに登場する遠隔操作兵器。

概要

ザフトで開発された遠隔操作兵器。

分離式統合制御高速機動兵装群ネットワーク・システムとプラットフォーム。

ビーム砲と多数の推進姿勢制御用スラスターを搭載した飛行砲台を、ニュートロンジャマーの影響を受けない量子通信を用いて遠隔操作する。

いわゆるオールレンジ攻撃


解説

基幹技術となったのは、連合軍製のメビウスゼロに搭載された有線式兵装「ガンバレル」とアクタイオン・インダストリー社製モビルスーツのゲル・フィニートの「バチルス・ウェポンシステム」に用いられた量子通信技術。としておりガンバレルが抱えていた有線式という制約を量子通信により解消している。


量子通信は神経接合により制御し大量の情報の送受信しなければならなく同時に複数の子機の位置や姿勢を把握し続ける必要があるため、当初は使用者に傑出した空間認識能力が求められたが後年は改良により必要な素質が下がったが、それでもパイロット側に負担が生じ連続使用の際は疲労する。


ドラグーン子機の端末はバッテリーで動作しておりビーム兵器を多用するため、定期的に再充電とパイロットのインターバルを兼ねて母機へ戻らなければならない。

また、高推力スラスターを備える大型なものを除けば、基本的に無重力環境でしか運用で

きないという制約も欠点として挙げられる。

ただし、レジェンドでフレキシブルな固定砲台として運用したり、ストライクフリーダムで姿勢制御に用いたりと、工夫されている機体も存在する。


前述の通り非常に強力な兵器であるが、機体のペイロードも圧迫する(ビームライフル並みのサイズを持つ複数の子機に加えて、急速充電用の大型バックパックまで搭載する必要がある)ため、搭載自体が機体のコンセプトを決定づけてしまう。例えば、搭載機筆頭であるプロヴィデンスの別称(分類)は「ドラグーンシステム搭載型対MS戦用MS」、ストライクフリーダムは「スーパー・ドラグーン・システム搭載型MS」となっている。

さらに、搭載した機体の重量は大きく増加し、その大重量からくる機動力の低下をバックパックに高推力の大型スラスターを併載することにより補っていることが多い。

また、量子通信には相当量のエネルギーを消耗するためバッテリー機での運用は難しく、大量の子機を最大限運用するには核エンジンが必須となる。


上述の通り運用が難しいこともあり、どの陣営も量産機に採用することはなかった(一応、量産が予定されたフリーダムの直接の後継機が存在したものの、諸事情により開発が凍結された)。



ドラグーンの種類

第1世代ドラグーン・システム

ZGMF-X13A プロヴィデンス等に搭載された遠隔操作兵器。

複数の子機の位置や姿勢を把握し続ける必要があるため、使用者に傑出した空間認識能力が求められる。

経緯は不明だが他勢力に技術漏洩している。また、ロウ・ギュールへはエターナルにてプラントを脱出したアンドリュー・バルトフェルドによってもたらされた。



第2世代ドラグーン・システム

開発がC.E.71年後期から始まりC.E.73年後期に入って実用化された。

第1世代ドラグーン・システムの有用性がザフト設計局に高く評価されたことにより、行われ操作性の普遍化に加えて、量子インターフェイスが改良されてレスポンスが向上した結果、使用者の空間認識力に依存させないドラグーン・システムとして完成した(端末とパイロットの間に機械的な補助が入っている形だが、元々が使用者の資質を前提とした兵装であるため、補助を重視した場合は第1世代よりも動作性能で劣るという欠点がある)。

また、機体の操縦と同時に行わないとならない点は第1世代と変わっておらず、エース級のパイロットでなければまともに扱えない。


一口に第2世代と呼んでも、カオスガンダムの開発時に行われたのは操作性の普遍化

その後のプロヴィデンスザクレジェンドガンダムの開発において量子インターフェイスの改良が行われたため、時期によって性能が異なるが単純な上位下位の関係ではない。。つまり機械的な補助が入っていない第1世代以外は第2世代に分類される。


操作性の普遍化時点では要求レベルは格段に下がったとはいえ空間認識能力が必要となる性能があり、それを見越したファントムペインは素質を持つスティング・オークレーをカオスを奪取するパイロットに選抜していた。


そのため、最も高性能なのは最後発のレジェンドのものであり、パイロットが元から高度な空間認識能力を持っているとはいえスーパードラグーン(後述)と遜色ない動作性能を披露している。


EQFU-3X スーパードラグーン 機動兵装ウイング

使用者の空間認識能力に依存しないドラグーン・システム(機体の設計はフリーダムの直接の後継)をベースとしつつ、キラによる使用を前提としたターミナル独自の改良がなされたドラグーン・システム。ストライクフリーダム開発の折に改良されたモデルであるため、実質的にストライクフリーダム専用となっている。

改良の結果、マルチロックオンシステムによる同時攻撃能力はフリーダムを上回っているが、マルチロックオンシステムの制御とドラグーン子機の誘導を担うパイロットには常人には不可能といわれる情報量の処理が要求されるため、キラでなければ性能を最大限に発揮させることができない専用仕様となっている。加えて、高度な空間認識能力を前提とした改良も行われたため空間認識能力が必要となっている。

  • 後のドラグーン・システム搭載機でマルチロックオンシステムを併載しているのはストライクフリーダムのみ。


応用技術

簡易ドラグーン

セカンドステージシリーズ以降のビームブーメランの軌道操作に用いられているドラグーン・システム。

元々ビームブーメランはビーム刃形成用の力場を用いた軌道修正が可能であり、それをドラグーン・システムの遠隔通信技術により制御できるようにした。そのため、高度な空間認識能力や大型バックパック等を必要としない。



量子データ通信システム

量子技術を利用した通信システム。問題としてC.E.73年では長時間の使用には外部電源が必要。

バクゥ戦術偵察タイプコマンドザクCCIといった偵察タイプの機体にしか採用されていない。



搭載機体

ザフト製


連合製


その他


余談

  • システム名は「Disconnected Rapid Armament Group Overlook Operation Network・system(訳:分離式統合制御高速機動兵装群ネットワーク・システム)」の頭文字を並べた頭字語となっている。
  • スーパードラグーンは作中描写を見る限りピーキーな調整が施されているらしく、キラが初めて使用した際は咄嗟だったとはいえ静止している標的に対して8発中3発外しており、ナスカ級3隻のスラスターと艦砲を同時かつピンポイントで狙う際には「当たれぇーっ!!」と叫んでいる。初陣後は操作に慣れたようであり、光の翼を展開したデスティニーを捉えるほどの性能を見せている。

  • 第2世代ドラグーン・システムの初搭載機はフリーダムの直接の後継機であるが、未完成のままターミナルに奪われデータが奪われた為にEQFU-3XとEQFU-5Xに直接な技術の継承はされていない可能性もある。
  • ゲームではゲームバランスの都合により重力下のステージでも使用可能な作品もある。
  • 別シリーズのゲームで搭載機が存在する。

リフェイザー・イグニス(世代不明)


関連タグ

機動戦士ガンダムSEED オールレンジ攻撃 空間認識能力



フェイズシフト装甲ミラージュコロイドニュートロンジャマーキャンセラーアルミューレリュミエール:一陣営が占有する技術が他陣営へ漏洩したもの繋がり。


ビットファンネルGNファングGビット:同系統の武装繋がり。

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