「ワタシは サザレ」
「ちょっぴり カメラ好きな 旅の者さ」
概要
『ポケモンSV』のDLC『ゼロの秘宝』の前編『碧の仮面』で登場。英語名は“Perrin”。
さっぱりとした性格の美人だが、写真撮影に熱が入りすぎて珍妙な独り言が出てしまう癖があり、それを他人に聞かれることを嫌がっている。
天才カメラ少女と呼ばれ賞を取るほどであったが、数年前からスランプに陥り悩むようになってしまった模様。
その時にキタカミの里に現れたというあるポケモンの噂を聞き、それを撮影できればスランプから立ち直れるのではと思い、はるばるキタカミへとやってきた。
「サザレ家」という言葉を使うことから、サザレは名前ではなく苗字という可能性もある。(キャラクター名が苗字だったというのは初代の頃から前例がある)
容姿
根元から毛先にかけて藍→浅葱→水色と髪色が分かれた不思議なショートヘア。後ろからよく見ると、実は小さく髪を縛っているのが分かる。瞳は赤色。
首にはチョーカーを身に着け、上下セパレートのタンクトップにダメージジーンズ、白いスニーカーという格好。タンクトップの丈は極端に短く、よっておへそ丸出しであり(スポーツブラのようにも見える)、かなり露出の多い恰好をしている。なお、ジーンズには五角形があしらわれたポケットが付いており、ある人物との関係が示唆されている。
常に一眼のカメラを携帯している。また、左腕には腕時計らしきものも。
背中にボディバッグを背負っており、リーフィアの尻尾を模したピンバッジをつけている。
動向
碧の仮面
里には早い段階から常駐しているものの、本格的に主人公と行動するようになるのはキタカミ図鑑でポケモンを150種類登録してから。幸いキタカミ図鑑はパルデア図鑑と共通するポケモンが多く、こまめに捕まえていれば半数近く集まっているので、それほど手間はかからなかったりする。
一方で、オーガポンに関係したメインストーリーにはまったく絡んでこない。
条件を満たすと、彼女とあるポケモンを探しに行くイベントが発生。プレイヤーは彼女からの依頼を受け、「とこしえの森」と呼ばれる北東の森で、様々なポケモンの写真を撮っていくことになる。
そして彼女がリサイクルショップで購入した「ポケモン探しマシーン」を使って彼女と主人公が撮影した森のポケモンのデータを入力してそのポケモンの反応を除外し、目的のポケモンの居場所を突き止める事となる。
父親のお古であるシェイミの柄が描かれたテントを所持しており、ポケモン撮影ミッション中の拠点となる。
最終的に目的のポケモンの撮影は完了し、そのポケモンは主人公の手で捕獲されたものの、現像した写真は被写体がかなりブレている上に体が見切れたりピンボケしていたりで「とても(主人公に対して)見せられる様な物では無かった」と評していた。
だが結果的に(ピンボケになってしまったが)今回撮影した写真が一番のお気に入りとなった事で数年間のスランプは克服でき、主人公にこだわりスカーフと相棒であるヒスイガーディのバトル好きな弟の個体を主人公に託し、再会を約束してキタカミの里から去って行った。
なお、イベントをすべてクリアするとキタカミの里から去ってしまうため、彼女の写真やツーショットを撮りたい時は注意である。
ただし、別れ際に「しばしのわかれだ」と再登場を匂わせるような発言をしていたため、後編の「藍の円盤」にも登場するのでは?と思われていた。
藍の円盤
ブルーベリー学園で再会。テラリウムドームに入って直ぐのサバンナ休憩所1にいる。
カメラスタッフとして働いているが試用期間中らしい。とっておきのネタを教えてくれるとのことだが、その条件はブルーベリー図鑑で200種類登録すること。
ただしブルーベリー図鑑全240種のうち72種は第1〜8世代の御三家、彼らはBPを大量に消費しないと出現しないため、ソフト1本だけで条件を満たすのは結構大変。
見事依頼を達成すると、お礼としてコンペボール1個を譲ってもらえる。
上記の通り試用期間中のカメラスタッフとしてブルーベリー学園で働いている都合上、今回は去らずに常にサバンナ休憩所1に居る。
なお、当然ではあるが先にキタカミの里におけるイベントとザ・ホームウェイをクリアしていないと学園に彼女は現れず、イベントは発生しないので注意。
手持ちポケモン
- ヒスイガーディ:相棒
- ヒスイガーディ(♂) Lv.15
上記の通り、ヒスイガーディを相棒として連れており、現代では絶滅したと思われていた為、ファンたちを大いに驚かせた。
DPtの現代シンオウではどうやっても原種のガーディにしか出会えず、噂すら聞けなかったため、彼女がどうやって巡り合ったのかは非常に興味深い。(キタカミにもガーディは棲んでいるが、こちらも100%原種で、ヒスイ種は古い狛犬像がキタカミセンターの入口の階段に残る程度)
ただし戦闘が得意ではなく、バトルには使用しない。
その弟であるバトルが好きなヒスイガーディも持っているが、こちらは全イベントクリア後に主人公に託してくれる。
この個体は3V確定・隠れ特性持ち(いしあたま)・性格が「ようき」と、即戦力としてうってつけの逸材であるため、サザレとの約束どおり大事に育てるのが吉である。
藍の円盤にてウインディに進化させた場合の反応も用意されているので、碧の仮面をやる、やった人は進化させておこう。
関連イラスト
余談
- とこしえの森でのポケモン撮影では、サザレ自身やガーディも撮影することが可能で、それに関する感想もしっかり用意されており、最終的には撮られる事を恥ずかしがる。(流石に必要なポケモンの写真にカウントされない)
- 名前の由来は、国歌『君が代』の一節にも登場する「細石(さざれいし)」と呼ばれる細かな石と推定される。
考察
- 髪の色や目つきが一致していることから『Pokémon LEGENDS アルセウス』に登場したセキの子孫ではないかという声が早くから上がっており、SNSでも一時“セキの子孫”がトレンド入りする事態ともなった。ちなみに、セキの名前の由来と思しき「石」を、彼女の名前と組み合わせると上述の「さざれ石」となる(上述の通り、サザレは苗字の疑惑があるので、セキのフルネームは「サザレ・セキ」である可能性があるが真相は不明)。
- 『碧の仮面』配信後は彼女がシンオウ地方出身でありヒスイ地方についても言及すること、ジーンズにコンゴウ団のマークを思わせる五角形のポケットがあること、切り札がセキと同じくリーフィアであることから子孫説がより濃厚となった。ちなみに君が代の歌詞には『さざれ石の巌となりて 苔のむすまで』とあるが、リーフィアの進化条件の1つが『苔むした岩の近くでレベルアップ』だったりする。
- 度々、ポケットに手を入れる立ち姿を披露しており、こちらもセキがよく行う癖である。
- 彼女の家には「時間は貴重」という家訓があり、『LEGENDSアルセウス』にてセキも同じ台詞を言っており、時間を大切にするコンゴウ団を彷彿とさせる。「タイム・イズ・マネー」と即行動する姿は、せっかちなセキの血を濃く感じられる。
- カイとの間に生まれた子供の子孫ではないかと言う仮説もある。ただし、見た目の共通点が多いセキの子孫説に比べると説得力が弱い(カイとの見た目の共通点はせいぜい肌が色白であることとショートヘアであることくらいしかない)ので否定する声も多い。
- 「露出度の高い服装をしているのはカイと同じく暑がりだから」と考察する声もあるが、キタカミの里の人々は涼し気な甚平姿やへそ出し衣装の人が多い上に、里のモデルは東北地方だが作中の雰囲気的に夏・残暑の田舎が舞台であるため、彼女が特別暑がりというわけではない。(そもそも、サザレに暑がりの設定は現状では存在しない)
- 彼女が連れているヒスイガーディは、『LEGENDSアルセウス』ではカイが率いるシンジュ団の一員・ガラナが連れ歩いている。なおガラナは、セキが率いるコンゴウ団の一員・ススキに想いを寄せており、もし後に彼女らが結ばれたのであれば、サザレがヒスイガーディを所持しているのはその縁からという可能性もある。
- 彼女の手伝いをするために訪れることになる「とこしえの森」は海外の公式サイトでは「時を超えた森」と称されている。このことから、配信前には、仮に彼女がセキの子孫であるならば、コンゴウ団が崇めるディアルガと関係があるのではないかという意見や、彼女が探しているポケモンというのは時を超える事ができる幻のポケモン・セレビィを指すのではないかと考察する声もあったが、実際には両者共に彼女とは一切関係がなかった。
- セクシーな服装の美人キャラとしてプレイヤーのハートを射止めたからか、公式発表を期にpixiv内にて彼女のイラストが急増しつつある(当然、R-18作品もかなり多いので検索の際には注意)。なお、公式絵ではスレンダーな体つきだが、ポケモン女性キャラのさがかpixiv内では肉付きの良い体で描かれるイラストも少なからず存在する。
- そもそも先祖疑惑のあるセキも自他ともに認める色男として人気の高いキャラクターであるため、彼と共通点が多いサザレの人気の高さは推して知るべし。
- 「夏、または残暑の田舎でセクシーなお姉さんに出会う」、「(霧の夜が発生するまで)狭いテントの中に一緒に寝泊まりする」など、本編でもそういう展開を想像しやすいシチュエーションが多い。(というか、投稿されているR-18作品の大半がそういうシチュエーションである)
- 名前が国民的キャラクターと一文字違いという事から、こんなネタ絵もある。
- 彼女のイベントに手を出さずに放置していた場合、当然彼女はキタカミの里に残り続けることになるのだが、ある騒動が起きた際には村から姿を消している(騒動終結後には再び戻ってくるのでご安心を)。さすがに状況が状況だけに、呑気にカメラで写真を撮影しているのは不自然だと思われたのだろうか。
関連タグ
トオル(ポケモン)/ビオラ(トレーナー)・・・ポケモンにおけるカメラマンキャラ。特にビオラとはタンクトップとジーンズ姿という共通点がある。
セキ(ポケモン)…彼女の先祖?
???…彼女が探し求めているポケモンの正体。リンク先ネタバレ注意。