ほい!
ご機嫌うるわしゅう!ウカですよ~!
概要
個人で活動しているバーチャルYouTuberのひとりで、森の奥の洋館に住んでいる不老不死のドール。多摩美術大学卒業生。
また自身の姿(3Dモデル)は自作で、2020年には未経験だった作詞作曲を勉強して制作。さらに作った曲を歌唱し、MVも制作するなど活動の幅が広い。音楽以外にも、早川書房の「S-Fマガジン2021年2月号」に小説を寄稿して小説家デビューを果たすなどしている。その行動力からファンに「行動力の化身」と言われることもしばしば。
本人が制作した公式ウェブサイトによれば、
届木ウカとは
「3DCG,映像デザイン,作詞,作曲,歌唱を自ら制作する新時代のバーチャルアイドル」
つまり、従来の「バーチャルアイドル」が、楽曲も衣装もステージも「大人が架空の少女像を設計して創るもの」だったのに対して、技術も設計も自らで制作し、その成長を見届けるコンテンツが、進化系アイドル届木ウカである。
プロフィール
性別 | ドール (性別はファン次第。詳しくは初期の自己紹介動画を参照) |
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デビュー | 2018年1月3日 |
3Dモデラー、Live2Dモデラー | 届木ウカ |
2Dモデルイラスト | 伽藍幸 (読み:がらんこう or ときあい ゆき) |
誕生日 | 6月13日 (年を重ねるごとに年齢が増えるタイプ) |
年齢 | 1004才 (※2021年6月13日現在) |
趣味 | 迷い込んできた人を剥製にすること |
ファンネーム | 剥製さん |
身体的特徴 | ドールで不老不死。食事を摂る必要がない。(何か食べた場合は腐る前に風呂場でメイドに胃の中を掃除してもっている) |
利き手 | 左 |
特技 | 配信時の爆速コメント拾い |
一人称 | 配信時は主に「ウカ様」。動画や2018年頃は「僕」か「ウカ」が多い。 |
ニックネーム | ウカ様 |
将来の夢 | リアルでお屋敷を建てること。またそのお屋敷で、実写合成を使いAR動画で、剝製さんをティーパーティーに招待すること。 |
好きなもの | 水族館、美術館、プラネタリウム、植物園、本、VR、アンティーク、ゲーム、お金 |
好きなこと | Unity、3D&2Dモデリング、作詞、歌、小説、ゲーム |
苦手なもの | ホラー、痛いこと |
好きな本 | 「酔歩する男」(小林泰三)、「最初にして最後のアイドル」(草野原々)、「恋に至るまでの病」「私が大好きな小説家を殺すまで」(斜線道有紀)、「なるたる」「ぼくらの」「ヴァンデミエールの翼」(鬼頭莫宏)、「虔十公園林」(宮沢賢治)、「駆け込み訴え」(太宰治) |
好きな映像作品 | 「アンナチュラル」「MIU404」(野木亜紀子)、「TRUMPシリーズ」(末満健一)、「愛のむきだし」「紀子の食卓」(園子温)、「嫌われ松子の一生」「下妻物語」(中島哲也)「エイリアン9」「魔法少女まどか☆マギカ」「シン・ゴジラ」 |
好きなゲーム、エロゲ | CLOCK UP作品(euphoria、フラテルニエ、Maggot baits)、竜騎士07作品(うみねこのなく頃に、ひぐらしのなく頃に、彼岸花の咲く夜に)、CARNIVAL、素晴らしき日々 ~不連続存在~、さよならを教えて、 抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?(通称:ぬきたし)、なつくもゆるる、Ever17 -the out of infinity-、Doki Doki Literatune Club! |
容姿
白髪に碧眼の美少年。右目には薔薇の装飾が施されている。この薔薇は水色(髪の毛と同じ)・褐色(【Uka004】まで)・赤(Twitterアイコン)と3パターン存在していた。初期に褐色を使っていたのだが、コメントでは「目から脳みそ出てる」などと散々な言われようだったので、水色の薔薇に変わった。現在は薔薇を付けてないのは、YouTubeのサムネでウィンクできないから。
初期衣装は中世の貴族のようで、簡単に言えばプリパラのひびき様のステージ衣装に似ている。
自身が3Dモデラーということもあり衣装の種類は多く2021年2月まで3Dモデルを2回一新している。活動3周年からは2Dモデルにもなり、どの衣装も可憐で美しい。
…が、他のVtuberの2019年に『バイオハザード4』の実況プレイを行った結果、初期衣装とサラザールが似ていることから「ウカ様=サラザール」ネタが爆誕。以後、サラザールを見ては「ウカ様」呼ばわりするファンやウカ様を見て「あれ、サラザール?」とボケるリスナーが続出した。
仏罰(愛猫)
ウカが初めて作った剥製(3Dモデル)の猫。「罰!」とおよそ猫らしくない声で鳴く。【Uka006】(外部リンク)にて初登場。Twitterでのアンケートにより「仏罰」という名前が付けられた。「仏罰」の由来は自身の実況動画の発言から。動画投稿時点では画像しか残っていなかったが、その人気ぶりからウカ自身の手で再び受肉された。
2018年、主人が10日間家を空ける為、代理で動画を制作したことがある。
名義変更について(バーチャル美少年からバーチャルドールへ)
初期は「バーチャル美少年」と名乗っていたが、2019年7月頃から「バーチャルドール」と名乗るようになった。理由としては、届木ウカが「美少年」を「美しい子供」という本来の意味で使っていたのに対して、多くの人が「美少年」を「容貌の美しい若い男子」という意味で使っていたので、届木ウカのことを「声が女性的なのに美少年を名乗っているから、オネエ系YouTuberみたいに性別やセクシュアルなことについて情報発信する人」と思ってしまう事態が発生していた。そのため、そのような誤解を起こさないために「バーチャルドール」と名乗るようになった。
なお「美少女」ではなく「美少年」と名乗っていた理由は、性別を限定しない「美少年」という言葉を使うことで、視聴者の性指向による排斥を起こさず、動画を見に来てくれる人がみんながウカ様を推せるようにするため。そういった意味では基本方針は変わっていない。
活動履歴
デビューまでの経緯
元々プリパラの世界に行くことが夢だったこともあり、のじゃおじお姉様が紹介したVRchatの世界に、「僕の夢やっと叶うんだ!」と感動したという。そこからなんと(素体があったとはいえ)2日間で自らをモデリングし、機材を整え、2018年1月にバーチャルYouTuberとしてデビューを果たした。
これらが語られた旧【Uka001】はメタな内容が多く設定に矛盾が生じたため、現在は削除済み。
初期
YouTubeチャンネルを「Uka's room」として、ウカ様の部屋に剥製さん(ファンの総称)が遊びに来ている…という設定で活動していた。耽美で毅然とした美少年のように振る舞おうとしているが本質はとてもマイペースかつ怖がりであり、人間を剥製にするという物騒な趣味も、実は人間を恐れてのこと。恐怖が極限に達すると想像上の生き別れのお兄様(想像図は毛むくじゃらの化け物。けうけげん似)に助けを求めたりした。
個人制作であるため投稿ペースは遅めながらモデルの完成度の高さ、『I haven't おっぱい. but May be ちんちん.』を代表としたワードセンス、「へなへなボイス」と評されるか細い声、のじゃおじリスペクト(?)の世知辛い技術者トークがヒットし、徐々に人気を伸ばした。
2018年4月9日
ENTUMへの所属となったことを報告。理由としては事務仕事の煩雑さが創作活動の妨げとなったことから。なお、追加メンバー募集の際に年齢と性別制限を取っ払ったきっかけは他ならぬウカ様だったりする。だが、ちゃんとツイッターのプロフィールにENTUM所属と明記しているにもかかわらず、(主に新規リスナーから)「にじさんじですよね?」「upd8じゃないんですか?」等と間違えられている。ひどい場合は(デビュー当初から3Dモデル勢だったにもかかわらず)「ウカ様、いつの間にか3D化してた」とネタにされることも…。この人、一応3Dモデラー。
※なおENTUMは2019年12月末をもって活動終了。蛇足だがupd8も2020年12月末で活動終了した。
2018年6月27日
「ユリイカ」2018年7月号にエッセイ、月ノ美兎さんとの対談を掲載。
2018年7月5日
「バーチャルYouTuber名鑑2018」掲載。
2018年7月31日
NHK「おはよう関西」出演。
2018年7月17日
オリジナルブランド『Viola』を設立。第一弾としてVRスペースを制作。
2018年9月22日
360°VR演劇「Virus」(読み:ヴァイレス)の脚本担当、出演。「Virus」は、バーチャル劇団まぼろし座の第二公演を見た届木ウカがその日の深夜2時頃に脚本を書き上げ、座長のDMへ持ち込み企画されたものである。(流石、行動力の化身)。なお、同年の10月25日に朝日新聞に掲載された。
2018年10月28日
「VRoadCaster」という雨下カイトが代表を務める個人クリエイター達の放送局にスカウトされた。「VRoadCaster」YouTubeチャンネルでVRニュース番組「V-TV」のMCとして主に活動した。ゲストの素晴らしいコンテンツや技術を紹介してくれるウカ様のトークは必見。※2021年3月27日、大学卒業および環境変化に伴いポジションを「困った時に呼ばれる助っ人枠」に変更。
2018年11月1日
「AIxSF project」公式サポーター就任。
2018年11月3日
「ニコニコ超パーティ2018公式裏放送」出演。
2018年12月4日
ENTUMメンバーと一緒にスマホゲーム「クラッシュフィーバー」の限定キャラクターとして出演。
2019年6月5日
人工知能学会主催 AI×SFプロジェクト登壇。
2019年6月13日
REALITY主催「届木ウカ生誕祭2019」開催。
2019年6月28日
VRソロイベント「剥製遊戯in cluster」開催。
2019年9月29日
幕張メッセライブイベント「FAVRIC」出演。ウカ様にとって初のリアルイベント。「Rookie's Runway」という演目で、その他大勢のVTuberと共にイベントのラストを飾った。
2020年5月2日
シンガーソングライター「羽華」(読み:うか)として活動開始。
1st シングル「夏の憧憬」リリース。
2020年6月25日
早川書房「SFマガジン2020年8月号」エッセイ寄稿。
2020年8月6日
PC&PS4ゲーム「ブイブイブイテューヌ」出演。
2020年8月2日
VR空間デザインアワード「VRAA02」審査員就任。
2020年8月22日
2nd シングル「君は食肉じゃない」リリース。
2020年12月11日
国内最大級XRカンファレンス「XR Kaigi2020」ナレーション。
2020年12月25日
小説家デビュー作「貴女が私を人間にしてくれた」S-Fマガジン2021年2月号掲載。作品の略称は「あなワタ」。
2021年3月15日
多摩美術大学卒業を発表。
2021年12月10日
2021年12月31日
エンタメメディアMoguLiveの記事「VTuber62名のコメントが集合 2021年の思い出と2022年の目標は?」にて、インタビュー内容が掲載。(参考)
2022年1月3日
4周年記念配信にて「Live2Dアップデート」をお披露目。(参考)
2022年1月9日
「MENSA」に合格し、会員になったことを発表。(参考)
※MENSAとは、「全人口の内上位2%のIQ(知能指数)の持ち主であれば、誰でも入れる国際グループ」のこと。(引用元公式HP)
2022年2月25日
「SFマガジン2022年4月号『特集・BLとSF』にて、「初めてのBLゲーム概論」という記事を執筆し掲載。(参考)
2022年2月28日
雑誌「VTuberスタイル 2022年3月号」にインタビュー記事が掲載。
※QRコードの誤植があり、読み込むと「呪いの人形VTuber」市松寿ゞ謡さんのチャンネルに飛んでしまう事があった。(参考)
2022年3月18日
日経新聞主催「日経メタバースシンポジウム」に登壇。ちょまどさんと共にメタバース内の文化やクリエイティブを紹介。(参考)
2022年5月13日
エンタメメディアMoguLiveの記事「【比較動画あり】「UltraLeap 3Di」と「Leap Motion Controller」をVTuberが比較レビュー。より便利になった使い心地をチェック!」を執筆。
2022年6月5日
羽華 1stワンマンライブ「胎動」を開催。(参考)
2022年6月30日
アプリゲーム「Friendly lab」公式生放送の司会を務める。(参考)
2022年10月4日
Cocodaによるインタビュー記事「あえて失敗してもらう、DMM新卒エンジニア&デザイナー向けサービス開発研修の裏側」が公開。同時にDMM VPoE室に務めていることが公開された。
※DMM社にはデザイナーとして勤務しているため、登壇・出演・執筆などの依頼は引き続き個人名義でHPから受付しているので注意。(参考)
2022年11月16日
SF作家「柴田 勝家」著「走馬灯のセトリは考えておいて」の解説を担当。(参考)
2023年2月23日
クラスター㈱CEO加藤直人 氏、千代田まどか(ちょまど)氏のバーチャル結婚式にて、友人代表スピーチを務める。(参考)
2023年2月24日
KAI-YOUにて レビュー記事「VTuber届木ウカ、短編小説で綴る“恋愛小説” 文章作成アプリ「idraft」本気レビュー」が公開。
2023年6月2日
BLゲーム雑誌「Cool-B」の「攻め特集」に寄稿。(参考)
2023年6月13日
第一子の出産を報告。(参考)
2023年10月31日
宮澤 伊織 著「ときときチャンネル 宇宙飲んでみた」の帯コメントを寄稿。(参考)
2024年1月3日
・6周年を迎える。
・第一子「むーたん」と共に、VTuber人工知能AIユニの凸待ち配信に参加。(参考)
・上記配信にて、苗字候補募集が行われており、届木ウカ提案の「得愛ユニ」(読み:えいあいユニ)が採用された。
2024年1月6日
「文藝 2024年春季号」のこの装幀がすごい!【第12回】ににゲスト寄稿。(参考)
関連タグ
- バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん - デビューのきっかけとなった人物。のじゃおじお姉様。
- 式大元 - 式お爺様(設定上はウカの方が倍年上だが)。技術者同士であり、プリパラ仲間。
- あっくん大魔王 - あっくん。バーチャルYouTuberの中では実は一番歳が近い(永遠の999歳)。
- 春日部つくし - 仲の良い同業者の一人。
- ラモン・サラザール - 2019年からカップやきそば現象ネタで使われている。
- ENTUM
外部リンク
届木ウカ
羽華
MMDモデル配布
ENTUM (エンタム)
伽藍幸