有名人として2名存在するため、pixiv上で利用される小説家を先に解説する。
小説家
昭和37年京都府生まれ。名前の読みは「こばやし やすみ」。平成7年、『玩具修理者』にて日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、その翌年デビュー。この作品は映画化されている。その後、『人獣細工』、『脳髄工場』などを発表している。
令和2年11月23日、癌により死去。同年11月25日に、早川書房・東京創元社などのWEBサイトで死去の告知が行なわれた。
作風
さまざまな作品を発表しているが、SFやホラーを題材にした短編を得意とする。『アリス殺し』のヒット以降は長編ミステリーも高い評価を受けている。物語や設定にクトゥルフ神話的な味付けを行うことがあり、作品間でセルフオマージュ的な要素が観られることも特徴。
また、ウルトラマンのファンとしても知られており、ウルトラシリーズへのオマージュがふんだんに含まれたオリジナル作品『AΩ 超空想科学怪奇譚』や、公式アンソロジーとして発表されたウルトラマンギンガSの外伝短編『マウンテンピーナッツ』、同じく公式アンソロジー作品であり星雲賞受賞作である長編『ウルトラマンF』などが存在する。
映像化作品
- 玩具修理者…映画化
- 影の国…世にも奇妙な物語にて、ドラマ化
- ドッキリチューブ…同上
外部リンク
もう一人の小林泰三
昭和41年東京都生まれ。名前の読みは「こばやし たいぞう」。美術史学者であるが、経年や各種災害等により劣化した作品をデジタルコピーし、それを元に作成された当時の状況を再現する「デジタル復元師」として知られる。