人造人間(ドラゴンボール)
じんぞうにんげん
概要
『ドラゴンボール』作中登場する人造人間は大きく分けて3種類。
- 一部機械化された人間(サイボーグ)→人造人間8号や人造人間17号・18号など
- 無から造られた機械人間(アンドロイド)→人造人間19号やヘルファイター17号など
- バイオテクノロジーで造られた人工生命体(バイオロイド)→セル、セルジュニアなど
- 【人造人間編・公式キャラクターソング:『WARNING OF DANGER...警告』】
レッドリボン軍に所属していたドクター・ゲロが作り出した人造的に作り上げられた、あるいは人の手によって改造が施された人間。
当初はレッドリボン軍の世界征服のため、最強の兵隊を作り上げることを目的として開発が進められていた(壊滅前の時点で少なくとも8号までが開発)。しかし少年時代の孫悟空によってレッドリボン軍が壊滅すると悟空に復讐することに目的が変更され、高い戦闘力と特殊能力を持った人造人間がゲロ個人の手によって作り上げられて行った。
最大の特徴としては気をほとんど発しないこと。
Z戦士が行う気を探る方法では発見不可能な者が多く、気を探ることができなかった19号と20号(および16~18号)について孫悟飯は「人造人間だからだ。気なんかないんだ」と発言している。
またもう一つはエネルギー吸収機能あるいは永久エネルギー炉を有すること。
これにより強大な攻撃を放てても体力などを消耗するため徐々に戦闘力が下がっていくZ戦士に対し、相手の気功波を吸収する、或いは使用したエネルギーが即座に回復するので体力などが実質消耗しない人造人間は大きなアドバンテージを持っていた。
なお、19号・20号が街を破壊した黒煙があがるまで、あるいは劇場版『極限バトル!!三大超サイヤ人』で階下に現れた14号・15号が上階を吹き飛ばすほどの威力の攻撃を放つまで感知できなかったことを考えると、人造人間はそもそも気を利用した気功術によるエネルギーで攻撃を行っているわけでは無いと考えられる。
その場合ドクター・ゲロは人間に仕込めるサイズでありながら地球を破壊できるほどの気功波を放てる(フリーザ編前のベジータがギャリック砲で地球を破壊可能)Z戦士らを苦戦させるほどのエネルギーを恒常的に生み出せるような永久エネルギー炉に自爆装置の開発や、ほぼ同量のエネルギーを保管可能な技術(19号などエネルギー吸収タイプ)に重力もしくは慣性操作(気を使用しない舞空術)などを機械ベース(16号)、有機ベース(17号、18号)どちらでも実現していたことになり、ブルマですら「天才」と称するだけの能力を持っていたことが判る。
後年(超)ではそんな機能を持っていながらトレーニングにより戦闘力の向上が可能であることや、歳をほとんど取らないが子孫を残すことは可能などの事例も判明し、その天才ぶりが浮き彫りになっている。