シルヴィー(SAO)
しるゔぃー
CV.菱川花菜
概要
アンダーワールド(UW)・暗黒界出身の暗黒騎士見習い。
穏やかさと厳しさを併せ持つ暗黒騎士の両親の元で幸せに暮らしていたが、異界戦争で両親を整合騎士に殺されたことが原因で、人界と暗黒界の和解には否定的になっている。
両親の仇を討つため、騎士として日々鍛錬に励む中、戦闘技術を盗むため留学生として人界を訪れる。
人物
父譲りの淡い金髪と母譲りの褐色の肌・橙色の瞳を持つ。髪型はショートヘアで、右眼を隠すように垂らしている他、左側頭部には金属製の髪飾りを付けている。
真面目で向上心もあり騎士としての技量はそこそこだが、両親の死が尾を引いた結果人界人への憎悪を滾らせている。
その結果、自分が復讐を成すことで再びUWに戦乱を招く可能性があるという当たり前の事実に気づけない視野狭窄に陥っているだけでなく、自身の力と技を鍛えることに躍起になるばかりで、仇の素性や異界戦争の裏事情などについて「知ること」を放棄してしまっている。
しかし、後述のレンリとファナティオやキリトからベルクーリは既に先の戦争で暗黒神ベクタとの死闘で命を落としている事、そして、ベルクーリが闘った相手であり自分達暗黒界の皇帝だったベクタが実は異界=現実世界の人間であり、自分の欲望=光の巫女を捕らえる為だけに、自分の両親を含む暗黒騎士達を捨て駒のように利用していたと言う真実を知り、本当に憎むべき相手が誰なのか判らなくなり混乱する事となってしまった。
最終的に悩んだ末、仇の件に関しては一旦保留する事となり、変わらず人界で留学生として励むと言う選択を選ぶ事となった。
白虎の剣
異界戦争より少し前、彼女が暗黒界を散策していたときに両親と共に発見した神器相当の剣。
入手時点における彼女の権限レベルでは扱えないほどの代物であり、長い間死蔵されていたが、黒皇帝編の時点では振るえるようになっている。
外観は四足の獣の骨のような装飾があしらわれた両刃の大剣で、それを見たキリトが現実世界に伝わる幻獣・白虎になぞらえて命名した。
秘められている記憶は「我が子を強大な敵から守ろうとする神獣の意思」であり、武装完全支配術を使うと正中から分割され2本の片手剣、すなわち双剣へと変化する。
能力は「護り」。使い手が対処しきれない攻撃を剣自体が感知し自動的に刃で受け止め守護する。刀身自体も堅牢で、分割状態でも強度を損なうことなくジャイアント族の一撃すらも防ぐ。
関連人物
両親
共に暗黒騎士であり、シルヴィーも騎士の見習いとして、娘として尊敬していた自慢の両親だった。
しかし、アンダーワールド大戦において、ベルクーリに敗れ命を落としてしまい、両親の死を目の前で見ているしかなかったシルヴィーは両親の命を奪った人界の人間、特に整合騎士に憎しみを抱くこととなった。
暗黒騎士団団長。白虎の剣を見つけた際には彼に献上しようとしたが、そのまま託されることになった。
後に彼は皇帝ベクタに歯向かい粛正されているが、その事情については知らないままである。
シルヴィーの両親を殺した張本人である整合騎士の団長。シルヴィーにとって最大の怨敵であるのだが、彼自身はその後ベクタと相討つ形で戦死している。
シルヴィーは人界側の知識をほとんど持たないため、彼の名も来歴も知らず「大剣を持った整合騎士」とだけ認識しており、セントラル・カセドラルに来るまでは仇討ちが果たせないことを知らぬまま怨みを募らせていたが、レンリからベルクーリが既に亡くなっている事を聞き、仇討ちが果たせない事を知って愕然とし、更には彼と闘った相手であるベクタこそが真の元凶である事、ベルクーリにも妻や子供がいた事を知り、彼を仇として憎むべきなのか苦悩する事となってしまった。
人界と暗黒界の和平後に暗黒騎士団の親善大使兼客員師範としてやって来た整合騎士。彼女に対しても反抗的だが、彼女から勧められた人界への留学については自身への益になると判断し、一度は断りつつも応じている。
セントラル・カセドラルで偶々出会った整合騎士。しかし、彼にベルクーリの事を尋ねた事で、シルヴィーは真実を知る事となった。
シルヴィーの両親を殺した仇の男の妻と呼べる整合騎士。
レンリから事情を聞き、シルヴィーの両親が夫であるベルクーリによって討たれた事を知ると、亡くなったベルクーリの代わりに自分に敵討ちを挑んでも構わない事を告げた。これに関しては『自分も夫や息子を持った事で家族の大切さを知り、更にベルクーリを失った事でシルヴィーの悲しみと憎しみが理解出来るから』との事。
シルヴィー達暗黒界の皇帝。しかし、アリスを手に入れると言う自らの欲望の為に暗黒界の者達を捨て石の如く利用しており、シルヴィーの両親が命を落とす事となった真の元凶と呼ぶべき人物。その事実にシルヴィーは憎むべき相手が判断出来なくなり混乱する事となってしまった。
暗黒神ベクタ亡き後に暗黒界の代表となった拳闘士族の族長。同じ暗黒界の者であり、先の戦争で一族の多くの命を人界軍に奪われたにもかかわらず、人界と和平を結び交流を持っているため、疑心を抱いている。尚、彼が上記のシェータを妻にしている事を知っているかは現時点では不明だが、もしそれを知ったら果たして…
憎き人界の人界統一会議副代表剣士。実はシルヴィーにとってはベクタとは別の意味で両親が命を落とす原因となった人物であった。
シルヴィーが出陣した際に暗黒軍と人界軍との間には深い渓谷があったのだが、実はそれはアスナがアンダーワールドにログインした直後にステイシアとしての能力である『地形操作』の力で作った物であり、この時綱を渡って向こう側に移動するしかなかった暗黒軍の隙をついてベルクーリら人界軍と共に攻め立て次々と暗黒軍の兵士を討ち取っていた(戦争とは言え、無抵抗の相手を一歩的に討ち取っていくそのやり方に、シルヴィーは怒りを露わにしていた)。そしてシルヴィーの両親は綱を渡りきっていない暗黒騎士を守るためにベルクーリと戦って命を落としている。つまり、ある意味ではシルヴィーの両親がベルクーリに殺されてしまった状況を作ってしまった人物とも言える。
因みに、アリブレでは特定のキャラ同士がいると『アクティブリンク』という強力なスキルが発動出来るのだが、実装されたシルヴィーのアクティブリンクの相手がよりにもよってシルヴィーの両親を死なせる原因を作ったアスナだったのは皮肉としか言いようがない…
同じく『アリブレ』初出のオリジナルキャラクター。
シルヴィーにとっては憎い整合騎士の1人なのだが、実はイーディスとはベルクーリによって家族を失った者同士と言う共通点があった(ただし、イーディスの場合は家族である妹を殺されたわけではなく、『禁忌目録に反する行動をしてしまった為にベルクーリがアドミニストレータの命令でセントラル・カセドラルへ連行し妹と生き別れになった』のであり、そもそも禁忌目録もアドミニストレータが整合騎士を生み出しやすくする為に課しものであった)。
人界に留学する際にセントラル・カセドラルへシルヴィーを案内し、可愛い女の子が好きな彼女は直ぐにシルヴィーに好意的に接してきたが、当然シルヴィーの態度は冷たいものだった。
シャーリー
シルヴィーと同じ暗黒界の出身の少女。シルヴィーに先駆けて人界の留学生としてセントラル・カセドラルに滞在していた。当初は同じ暗黒界の住人という事で意気投合しかけていたが、イーディスとの交流で人界に対しても好意的なシャーリーの言う事を信じられず、気まずい関係となりつつある。また、シャーリーもイーディスを倒すという目標を持っているが、これに関してはシャーリーが慕っていたリピア・ザンケールが生前イーディスと因縁があり決着がつけられなかったためであり、シルヴィーのように憎しみを持っていたわけではない為、その点についてもシルヴィーとは事情が大きく異なる。
余談
- 上記の通りキリトとレインに次ぐ3人目の二刀流使いとしてプレイアブル実装することが検討されていたようだが、その前にサービス終了となってしまった。
- 担当声優である菱川女史は『デリシャスパーティ♡プリキュア』主人公・和実ゆい/キュアプレシャス役として初めてアニメ作品に出演し主演を務めた声優だが、奇しくもあちらの作品に登場する追加戦士はシルヴィーの担当声優が発表されたその翌日に担当声優が発表されており、更にその担当声優はこちらのシリーズではアリシゼーション編のヒロインであるアリス・シンセシス・サーティを演じている。→あまね・シンセシス・サーティ
- ただし、SAOのシナリオの流れの都合上、シルヴィーとアリスが対面することはなかった。
関連タグ
舞台設定 | SAO ALO GGO オーディナル・スケール アンダーワールド ナーヴギア アミュスフィア オーグマー ザ・シード SA:O |
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主人公 | キリト 主人公 アスナ コハル |
ヒロイン | ユイ シリカ リズベット リーファ シノン アリス ユウキ サチ |
キリトの仲間たち | ユージオ クライン エギル |
原作主要人物 | アルゴ キバオウ エイジ ユナ ロニエ ティーゼ 菊岡誠二郎 |
敵役 | PoH 茅場晶彦 須郷伸之 死銃 重村徹大 アドミニストレータ ガブリエル |
ゲーム主要人物 | ストレア フィリア レイン セブン プレミア ティア ゼロ レイ アファシス クレハ ツェリスカ イツキ デイジー リエーブル ペルソナ・ヴァベル メディナ ドロシー |
アプリ主要人物 | シャム ミスト エリス エリシュカ コハル サーニャ イーディス シルヴィー ライラ |
スピンオフ主要人物 | ルクス レン ナユタ |
イラスト関連 | abec 猫猫猫 黒星紅白 ぎん太 |
評価タグ(イラスト) | SAO100users入り→SAO500users入り→SAO1000users入り→SAO5000users入り→SAO10000users入り |
評価タグ(小説) | SAO小説10users入り→SAO小説30users入り→SAO小説50users入り→SAO小説100users入り→SAO小説200users入り→SAO小説500users入り→SAO小説1000users入り |
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