概要
整合騎士序列第10位。騎士団で最も闇素の扱いに優れる。
アリシゼーション編以前から封印され続けていた「いにしえの七騎士」の一人。
UR編におけるセントラル・カセドラル防衛戦の危機的状況の最中、突如覚醒。
アリスとファナティオに加勢し、得意の闇素術を存分に駆使して28巻のMVPとも言える活躍を見せた。
元はSAOシリーズのソーシャルゲーム「アリブレ」初出のゲームオリジナルキャラクターであり、設定をリファインされたうえで本編に逆輸入されることとなった。
旧設定同様に専用飛竜は「霧舞(きりまい)」。「闇斬剣」の方は曲刀扱いとなった。
容姿も変更無しで、鎧の色は銀で、その下に黒いノースリーブとレギンスを着用している。
性格もだいたい旧設定のままでざっくばらんな感じが維持されている。
……が、ただでさえ300年ぶりの覚醒であった上にキリトとユージオによる最高司祭弑逆とそれに続く異界戦争、更にはその後の「四帝国の大乱」とアンダーワールドの劇的な発展のその全てに不参加であったことから完全に浦島太郎状態。
覚醒直後戦闘中から驚きの声の連続であり、もはや文字からアプリ版での担当声優であった花澤香菜さんのきたない叫び声が聞こえてきそうな気の毒な状況になっている。
整合騎士にとって最大の問題である、アリスたちによるアドミニストレータ討伐については、彼女が自分以外誰も信用していない事を見抜いていたとともに、それに伴う「アドミニストレータが自分では対処できない問題に遭遇してしまったら」という懸念が下地にあったせいか冷静に受け止め、納得している。
あと多分、早々に「アリスちゃんかわいい」となったこともあるだろう。
元暗黒界人に対する差別意識もない。
ただ、大きな懸念としてファナティオ等は通過した可能性が高い敬神モジュールと整合騎士の真実を知るという試練を確実に乗り越えていない点がある。
人間関係
初対面の後、戦闘が落ち着いた時からもう可愛がりぎみ。歴史は収束するのか…!?
アリスは早速「うげぇ」な感じとなっているが、当の本人も多忙なセルカに「お姉ちゃん邪魔(意訳」されショボーン(´・ω・`)した直後のことである。
ファナティオの精神状態が過去と全く違うせいかは不明だが、覚醒後は馬が合わないというほど険悪ではない。
スイーツの好みの味について戦闘中に軽口を交わす。
敬意なし。お気に入りだった歌劇場を彼に閉鎖されたことを知り舌打ちしている。
旧設定
※公式サイトより
UW編前半時点で現役で活動しており、東側境界付近を統括している。
神聖術と刀を使用した剣技を組み合わせた戦術で、ナンバリングだけでなく実力の方も上位。
公理教会に属する身ではあるが柔軟な考えを持ち、暗黒界人に対しても差別意識を抱いていない。
後述の過去のせいか、アリスをはじめ可愛い女の子を愛でることを好む。
アリスと外壁から復帰してきたキリトと遭遇し誤解から戦闘になるも、彼が悪人ではないと知って剣を引く。
その際に得た情報から「人界とダークテリトリーとの衝突が起こる」と予測し、境界防衛の任に戻った。
実際に起きた異界戦争では遊撃や大門の防衛など、本隊を陰で支えつつ生還する。
戦後
現実世界に渡ったアリスとの再会を心待ちにしながらキリトに協力しUWの平定に尽力する道を選ぶ。
手始めにかつての好敵手たちの弔いと和平のための様子見を兼ねてダークテリトリーに赴き、その途中でかつてリピアが支援していた孤児院を訪れる。
そこで出会った孤児の少女シャーリーに遠き日の妹の姿を重ね、留学生として人界に招くなど世話を焼くようになるが、世界平和を快く思わない勢力に暗殺者を差し向けられた事件においてシャーリーを守るため、アドミニストレータ死後も解かれていなかった禁忌を自ら破る形で「右目の封印」を突破、A.L.I.C.E.として覚醒する。
専用神器「闇斬剣」
刀のような形状の片手剣。
元になったオブジェクトは、ソルスの光(太陽光)が一切差さない深い湖の底に沈んでいた石。
武装完全支配術
刀身が黒く染まり相手の武器防具を透過するようになる。
要するに防御力無視&パリィ無効バフと言う非常に強力なもの。その一方で射程や攻撃範囲の拡張は行われないため、整合騎士の本分である一対多の戦いは苦手とする。
記憶解放術
周囲を無差別に闇で覆い尽くす。
無差別にというのは誇張でなく自身や仲間の視界もの視界も奪ってしまう。
故に同士討ちを引き起こす恐れがあったため、アドミニストレータ直々に「周囲に味方がいる状況下での記憶解放術使用禁止」を命じられていた。
過去
いわばA.L.I.C.Eになりそこねた女性であり、現実サイドの計画妨害工作の成功例。
足の悪い妹・メアリ(CV:高槻莉那)を治す手段を求めて世界中を旅する中で禁忌目録に違反、当時のベルクーリに捕縛されシンセサイズされた過去を持つ。
ここまでなら他の整合騎士とほぼ同様の過去と言えるが、イーディスの場合は妹のためなら禁忌目録に違反しても構わないと思っていた点が決定的に異なる。
キリトの影響なしに禁忌目録を破る意志を持っていた点ではアリス以上の逸材であったのかもしれない。
カーディナルもアドミニストレータ打倒の鍵として彼女に目を付けシャーロットを介して見守っていたが、逆にアドミニストレータに先を越される結果となり、贖罪も兼ねて残された妹の人生をその終わりまで見届けた。
そして、次こそは失敗しないようにという決意のもと見つけた人材が、リアルワールド人であるキリトだった。
関連人物(旧設定)
メアリ
整合騎士になる前のたった1人の肉親であった妹。生まれつき脚が不自由だったらしく、イーディスはメアリの脚を治す方法を探す為に各地を回っていたのだが、その際になんらかの『禁忌目録』に反する行いをしてしまったらしく、ベルクーリによってカセドラルへと連行され、生き別れることとなってしまった。整合騎士となってかつての記憶がなくなっているが、メアリの事は名前は思い出せないが『大切な存在』として今もなおイーディスの中に残り続けている。
暗黒界
暗黒騎士。偵察任務でベルクーリと共に暗黒界を訪れた際に何度か剣を交えたことがあり、特にリピアのことは「ちゃん」付けするほど気に入っていた。異界戦争にて敵対した暗黒騎士から2人の顛末を聞いた際には無念に思っており(なお、情報を話した相手は2人のことを嘲笑したため、静かに怒り記憶解放術で切り捨てている)、戦後は彼らを弔うため任務も兼ねて暗黒界を巡っている。
シャーリー
リピアが個人的に支援していた孤児院で暮らす暗黒界人の少女で、当初は人界人であるイーディスを敵視していたものの、彼女の裏表のない性格に絆され和解。リピアが果たせなかった再戦を自分が行うため剣術や暗黒術の修行を始め、彼女の勧めで留学生第1号として人界で生活している。
公理教会
上司。性格上の問題と暗黒界人へのスタンスから馬が合う。しかし、一方で上記の通り(元凶はこいつだがイーディスと彼女の最愛にして唯一の肉親であるメアリを引き離してしまった。お互いにその時の記憶は消えているが、実際にはかなり複雑な関係でもある。
ファナティオ・シンセシス・ツー
ファナティオの精神状態の違いもあってか、規律にうるさい彼女とは反りが合わない。
後輩の整合騎士。初めて会った時から猫可愛がっており、しょっちゅうハグをしたり一緒にお風呂に入ろうと誘ったりしている。アリス本人はやたら自分を溺愛する彼女に辟易しているところもあるがその実力は認めており、なんだかんだで尊敬し信頼はしている。ゲーム上でもアクティブリンクにおいて互いにパートナー同士となる事が多い。
同じく後輩騎士。ファナティオ同様、規律にうるさい点では反りが合わない・
アリスを巡って口論ばかりだったが「口うるさい弟」のように思っており、彼が戦死した際には落命した場所にて弔っている。
いうまでもなく衝突が絶えない。
リアルワールド
当初はアリスを襲ったと誤解して敵討ちをしようと彼に襲い掛かったが、誤解が解けた後は信頼してアリスを託す事にした。ムーン・クレイドル編以降は人界統一会議代表剣士となったキリトの頼みをよく引き受けるようになるくらいお互いに信頼し合う関係となっている。因みに、アリス至上主義な為、SAOヒロインとしてはキリトには好意は全く抱いていない珍しいヒロインではあるが、キリトの誕生日の日にはホーム画面でのボイスで『あの坊やの誕生日かぁ……もしかして、気になっている?』とほんの少しだけ異性として好意を持っているかのような発言をしているが…?
なお、彼から神聖語(現実世界の英語やスラングなど)を教わっており、自然に使いこなしている。
他の整合騎士のように『アスナ様』または『副代表剣士様』と呼んで敬語で話しているが特にこれといった絡みはなし。しかし、アクティブリンクではアリスに次いでパートナー同士になる事が多い。
コンソール版
アリシゼーション・リコリス
DLCとして実装予定であったが、諸事情により取りやめとなった。
…と思ったらプレイアブルとしての再実装など、おそらくは制作の混乱を最も強く受けたキャラクターとなってしまった。
本編クリア後に加入するが、少なくともアップデート時点でクリア済の場合は参入イベントは一切なし。そのためストーリー面では一切語ることがない。
装備はアリブレ同様刀扱いの闇斬剣と、他の整合騎士同様に専用カラーの整合騎士鎧。
しかし、なんと闇斬剣には支配術も解放術もついていない。演出自体は画面暗転からの連撃という解放術を彷彿とさせるものであるが、システム上はただのフィニッシュアーツである。
設定を尊重して敢えて実装しなかったのか、後述の『十番』との兼ね合いなのか、例によって制作混乱の影響なのかは不明。
さらにシステム上の解禁時期に合わせてか初期レベルがたった65のため、マトリカリアをクリアしているようなプレイヤーにとっては正直戦力外でありレベリングが必要となる。まだ手を付けていなければ1回限りのレベル引き上げが残っているが…
一方でSwitch版で初めて触れたプレイヤーにとっては解禁時点では推奨レベルを10以上上回っているため、戦力外どころか救済キャラになりうる。
ラスト・リコレクション
本編に参戦。
前作との間でいつの間にか知り合っていたらしく、今作では既にキリトとは顔見知りの関係である様子。
味方加入時とメインストーリークリア後の後日談でのサブイベントこそあるが、残念ながら今作もメインストーリーでの出番は無い。
余談
- リアルワールド含めた世界の真の創造主やアニメへのカメオ出演を除けば、ゲーム媒体から原作小説に逆輸入された初のキャラクターである。
関連イラスト
鎧キャストオフ
関連タグ
アリブレ(アリシゼーション・ブレイディング/アンリーシュ・ブレイディング)
サブキャラクターは作中設定の各記事、及び各作品の個別記事を参照。
ネタタグやカップリングはキャラクターの個別記事及び下記のカップリング一覧を参照。
作中設定 | 各VRマシン ソードスキル SAO ALO GGO オーディナル・スケール アンダーワールド ユナイタル・リング SA:O |
---|---|
主人公 | キリト 主人公(SAO) アスナ |
ヒロイン | ユイ シリカ リズベット リーファ シノン アリス ユウキ サチ |
キリトの仲間たち | ユージオ クライン エギル |
原作主要人物 | アルゴ キバオウ エイジ ユナ ロニエ ティーゼ 菊岡誠二郎 整合騎士 |
敵役 | PoH 茅場晶彦 須郷伸之 死銃 重村徹大 アドミニストレータ ガブリエル |
スピンオフ主要人物 | ルクス レン ナユタ |
ゲーム主要人物 | ストレア フィリア レイン セブン プレミア ティア ゼロ レイ クレハ ツェリスカ イツキ デイジー リエーブル ペルソナ・ヴァベル メディナ ドロシー |
アプリ主要人物 | シャム エリス エリシュカ ミスト コハル サーニャ イーディス シルヴィー ライラ |
イラスト関連 | abec 猫猫猫 黒星紅白 ぎん太 |
一覧 | ソードアート・オンラインの登場人物一覧 ソードアート・オンラインのカップリング一覧 |
評価タグ(イラスト) | SAO100users入り→SAO500users入り→SAO1000users入り→SAO5000users入り→SAO10000users入り→SAO50000users入り→SAO100000users入り |
評価タグ(小説) | SAO小説10users入り→SAO小説30users入り→SAO小説50users入り→SAO小説100users入り→SAO小説200users入り→SAO小説500users入り→SAO小説1000users入り |