概要
2004年5月27日発売。対応ハードはプレイステーション2。2004年12月17日にはWindows版も発売された。
タイトルの「FINAL」とは「ハードが進化しない限り新作を発売しない」ことを意味する。
過去作品と比べ駅間距離のデフォルメが自然になり、不自然な急カーブは消滅している。
電車でGO!ポケット
本作のPSP移植版。各路線ごとに発売された。
- 電車でGO! ポケット山手線編:2005年9月29日発売
- 電車でGO! ポケット中央線編:2006年1月19日発売
- 電車でGO! ポケット大阪環状線編:2006年3月30日発売
- 電車でGO! ポケット東海道線編:2006年7月27日発売
本作以降は福知山線脱線事故後の発売のため207系の塗装が2005年にデビューした321系と同じ、新たな塗装に変更されている。(ただし、ポケットにおいて321系の追加は行われていない。)
電車でGO! PLUG&PLAY
2018年2月8日発売。以下の変更点がある。
- アスペクト比が16:9に変更。
- オリジナルのコントローラと同じカラーのほか、Amazon限定カラーも発売。
- 権利の契約期間の都合か、発車メロディやミュージックホーンなどの要素が削除され、該当する演出は電子発車ベルや209系等の電子ホーンに変更。エンドロール画面ではSUPERBELL''Zに代わり、TAITOが版権を持つ初代CMソングのものを採用。
本作独自のシステム
- エンジョイモード
『名古屋鉄道編』などのフリーラン、『3通勤編』のファミリーモードに近い初心者向けモード。減点項目が一部緩和・免除されるほか、救済アイテムの使用も可能。ただし、旧作とはちがい、減点される個所は減点されるため、ゲームオーバーのリスクには注意が必要。
(減点の集計は駅到着時のみ)
- 乗車率表示
過去作品でも乗車率で車輛性能が変化する要素があったが、各駅発車時に乗車率が表示されるようになった。
- ライフ制
アーケード版『がんばれ運転士!!』以来のライフ制を採用。持ち時間とは異なり、減点されたライフは「エンジョイモード」の回復救急箱以外では回復しない。
遅延は5秒~15秒以上で5秒ごとに減点。
- スコア制
制限速度遵守や定時通過で加算されていき、連続して加算すると加算幅が増えるチェインシステムが採用されている。
- Gセンサー
同じく『電車でGO!旅情編』以来の要素。ブレーキを掛けるとゲージが増加し、赤色になると急ブレーキ扱いで減点。
- 車掌乗務
名前通り車掌の仕事を体験できるゲームで、次駅放送及びドアの開閉を行う。『汽車でGO!』以来の2人同時プレイにも対応し、運転士と車掌で分担してプレイできる。車掌の業務内容が少ないため、ワンマン運転のような遊び方もでき、これを利用したハイスコアアタックのやりこみを行ったプレイヤーもいる。
収録路線
路線 | 区間 | プレイ可能車両 |
---|---|---|
山手線 | 全線 | 103系・205系・E231系500番台 |
中央線快速 | 東京駅〜高尾駅 | 115系・183系・201系・253系・E257系・E351系 |
東海道本線(JR京都線・JR神戸線) | 京都駅〜神戸駅 | 201系・205系・207系・221系・223系・485系・583系・681系・683系・キハ181系・EF66・EF81 |
大阪環状線 | 全線 | 103系・221系・223系 |
キハ181系「はまかぜ」は一度クリアすると隠しコマンドで国鉄色とJR西日本色の選択が可能となる。
余談
発売時は正真正銘の完結編を謳ったプロモーションが行われ、山手線にラッピング電車「さよなら電車でGO!列車」が運行された。
権利関係の問題で収録されないことが多い高田馬場駅の『鉄腕アトム』が収録されている。
当初は中央・総武緩行線も収録される予定で、Windows版には音声データが残されている。「体験版でプレイできた」と言われることもあるが、実際には体験版のメニュー画面に表示されているだけでプレイ不可。
『プロフェッショナル2』からグラフィックも改善されているが、一方で同作では評価の高かった681系・683系のグラフィックは出入口が消滅しているように見えるなど評価が低い。
テーマ曲はSUPERBELL''Zの『MOTORMANでGO!』。
関連動画
TVCMでは第1作のイメージソング『電車で電車でGO!GO!GO!』が使用されていた。
関連タグ
電車でGO!!:本家作品の次回作。