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こんなことになっちゃいました。

こんなことになっちゃいました

『ふたりはプリキュアMaxHeart』の最終回で九条ひかりが発した言葉から生まれたネットミーム。
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概要編集

プリキュアシリーズのファンの間で使われるネットミーム。

プリキュア作品において、強引な謎の奇跡を揶揄する形で使われる言葉である。


その時不思議な事が起こった」とだいたい同じ意味。



元ネタ編集

『ふたりはプリキュアMaxHeart』の第47話・最終回で九条ひかりことシャイニールミナスが発したセリフ「こうなっちゃいました」が元ネタ。

それが微妙に変化して「こんなことになっちゃいました」としてミーム化した。


この九条ひかりというキャラだが、光の園クイーンの『生命』を秘めて誕生したという設定がある。

このクイーンという存在は闇との戦いで肉体を失い、その存在は12体のハーティエル(精霊のようなもの)に分裂していた。

12体のハーティエルを見つけ出し、ひかりの中の『生命』と融合させてクイーンを蘇させるというのが本作の大目的である。

だがこれは、ひかりがクイーンに成長するという意味ではなく、ひかりが命を失うことでクイーンが復活することを意味する。わかりやすくいうと、九条ひかりは生贄なのだ。

自分の過酷な運命に苦しんだひかりだが、自分が愛したこの地球を守るため、ひかりは命を捧げてクイーンを復活させる。

しかし『未来へ導く光の王子ポルン』と『未来を紡ぐ光の王女ルルン』の力で、詳細は不明だが彼女はクイーンとは別の存在になりジャアクキングの生命だった洋館の少年とは姉弟という体でなぎさ達の元へ戻ってきた。


どうしてひかりが生きているのかわからず困惑するなぎさに対し、ひかりが苦笑しながら発した台詞がこの「こうなっちゃいました」である。


迷セリフ?編集

最終決戦ではひかりは「消えたくない」という思いと「みんなを助けたい」という思いの間で揺れながら、最後の最後でクイーンを復活させることを決意する流れになっている。クイーンを復活させてもなお自分が助かるという可能性をひかりは考えておらず、普通にこの話を見る限りは、ひかりは消える覚悟を受け入れたとしか見えないのである。


しかし、そのひかりが結局消えなかったことに対してわかりやすい説明が全くされていない。

作中ではポルンとルルンの力で消えずにすんだようなことが示唆されているが、この2体の妖精がそのような奇跡を起こせる理屈はそれまでのお話で描かれているわけではない。


「こうなっちゃいました」はひかり自身もなんで消えなかったかよくわかっていない戸惑いを含んだ言葉である。それもそのはず、制作スタッフもなんでひかりが消えなかったのかわからないのだから。

DVDBOX特典のブックレットによると、西尾監督は当時ラストでひかりをどうするかについて相当悩んだらしく、考え抜いた末の結末が「こうなっちゃいました」ということらしい。

物語の整合性から言えばひかりは消えてしまうべきだったのだが、児童向けの作品として見たときに自己犠牲の賛美のように見えかねないというところはあったのだろう。


ただ一応、光の園を支えるプリズムストーンは「すべてを生み出す力」が秘められているという設定があるので、「九条ひかり」という存在が新たに生み出されたという解釈は可能である。(この場合、すべてを生み出す力により新しく命…肉体が作り出されそこにひかりの心…魂が宿ったと考えるのが妥当だろう。クイーンも命、心、意思に分裂したのでそれが一番有力だと考えられる。)


プリキュアシリーズの他作品では編集

この流れはやはり無理がある展開だったのは作り手側も意識はしており、現在のプリキュア作品では奇跡が起こってハッピーエンドみたいな展開であっても、「奇跡が起こってもいいようなドラマ的な盛り上がり」を作ることが重要視されるようになった。思いの力が高まった時に奇跡が起こるというのはプリキュアの定番である。

しかしそれでも、予定していた展開が様々な事情で急遽変更となった場合、ドラマ的な盛り上がりなく謎の奇跡が起こることもごくたまにある。

スマイルプリキュア!』第48話(最終回)編集

バッドエンド王国との決戦後キャンディポップメルヘンランドに帰郷する。その後人間界とその世界の行き来ができなくなってしまったが、数か月後キャンディ曰く「星にたくさんお願いした」事で、詳細は不明だが人間界とメルヘンランドの行き来が可能になりみゆきたちと再会して共に暮らせるようになった。そしてキャンディは放映終了後も映画「プリキュアオールスターズ」に無事出演することができたのである。要するに大人の都合でどうしてもキャンディを故郷にかえすわけにいかなくなったのである……

ハピネスチャージプリキュア』第35話編集

心の中の「大切な思い」を自覚することで覚醒するイノセントフォームにおいて、他のプリキュアたちはみんなその思いを見つけることが一つの試練としてドラマチックに描かれていたのに、大森ゆうこ/キュアハニーだけは別段何の盛り上がる流れもないまま、戦闘中に突然脈絡なく覚醒した。作中では一切これについて説明はなく他のプリキュアたちも「ゆうこらしい」として深く考えずに受け入れている。後にスタッフインタビューで明かされたことによると、もともとはゆうこにも悩みを乗り越える展開を予定していたが、「ゆうこはメンタルが完成されすぎてて、悩み事が似合わない」としてこういう展開に差し替えたのだとしている。よって、こちらのケースはストーリーの流れやキャラクター性を重視した結果と言えるだろう。


関連タグ編集

ふたりはプリキュアMaxHeart 九条ひかり ポルン ルルン

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