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それが概要!僕の求めていた説明!

元ネタは特撮番組『仮面ライダー鎧武/ガイム』にて呉島光実が第24話で言い放った台詞から。

後に発売された食玩『SGロックシード9 アーマードライダースペシャル』の一種である『ブドウロックシード 呉島光実ボイスver.』のシークレットボイス(ランダムで鳴る)にも収録され、あまりのインパクトに絶好のネタにされた。


考察

‥‥ただし作中においては、光実が心の中に抱えていた歪みに飲み込まれて悪堕ちした事を示す台詞である。

元々、ビートライダーズ内で良好な人付き合いをしている一方で実家や学校では排他・自閉的な態度の光実は、対人関係に大きなギャップがあった。そもそもビートライダーズとしての活動がその現実に押し潰されまいと始めた物だったが、そこでの経験を自らの境遇や問題を乗り越える糧では無く、それから目を逸らすのに使った事で対人面のギャップはより大きくなり、いつしか心の歪みへと変わっていた様子。


その上に物語本編でアーマードライダーの力を獲得、汚れ役気取りでした裏工作が(表向き)成功したのが徐々に積み上がって行った事で『どんな事をしてでも“大切な人”のいる場所を守る』と言う思考に執着、より自分の境遇と問題から目を逸らし易くなり心の歪みが加速度的に増大。

やがてユグドラシル・コーポレーションが秘密裏に進める『プロジェクト・アーク』(ヘルヘイムの森による文明滅亡へ対抗しての人類選別、それによる余剰人口の抹殺計画)の中枢に自分が関わる様へなったのを境に、肥大化した心の歪みが優越感へと変わって光実の自我を蝕み始めてしまう。


「それが権力!」の台詞はこの直後、自分を縛っていた学校の象徴であるクラスメートへ優越感を滲ませる以下の発言を言い放った直後のモノローグより引用されている。


「ねぇ、君は10年後の自分がどうなってるか想像できる?どんな運命を辿ってるのか。自分の力でどうにかなるとでも?フッ、わかるはずないよね。いいんだ。その方が幸せだよ。本当に大事なのはね、誰に与え、誰から奪うのか!それを決められる立場に立つことなんだ。」


この発言を向けられたクラスメートは光実が初変身する前の第3話にも登場しており、光実に嫌味のある台詞を投げかける事で彼の息詰まるプライベートを仄めかせ、視聴者が光実に感情移入するのを促す役だったが、上の台詞が出た瞬間から光実からクラスメートへ感情移入の対象が移るのが非常に印象的である。

しかし、光実の思惑とは関係無しに“大切な人”の一人である葛葉紘汰は過酷な現実に怯まず、別のやり方で現状を打開しようと足掻き光実が与しているユグドラシルに反発。

更には“大切な人”の筆頭であった高司舞が紘汰の行動に続こうとしたのを見た事で、光実は紘汰が混乱を広げる全ての元凶と考え、“大切な人”から敵へと認識を変えて決裂。そこからフェムシンムの本格侵攻に引きずられる形で精神を瞬く間に病んでいき、遂には守りたかった物全てを失って挫折する顛末を招くのだった。



結局、“(プライベートで)猫を被って生活していた自分=周りの言うがままの無力な自分”を嫌って拒否、それをどうでもいいと見下す為に優越感を何よりも優先して求めたのが、本編での光実の行動指針だった様子。ビートライダーズとしての活動に力を入れ、本気で“大切な人”を守ろうとしたのは、それだけ強く優越感を欲していた事の裏返しとも言えるだろう。

逆を言えば、上の行動指針をどこかで『嫌いな自分を受け入れる』方向に切り替えられれば、本編で光実が道を踏み外す事は無かった。そして挫折を味わいながらも生き残った彼は、その先でようやくこの境地へ至る事となる。


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キッチ…ある意味この状態に堕ちる布石でもあった。

ビッグワン - 『機界戦隊ゼンカイジャー』にて権力ジャッカー電撃隊(の偽物)を操った。

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