- 『美少女戦士セーラームーン』に登場する天王はるかと土萠ほたるのカップリングを指すこともある。→外部太陽系戦士、外部家族
概要
ボーイッシュな結城晴(12)と薄幸少女な白菊ほたる(13)の組み合わせ。
1歳差ではあるものの、ほたるは晴に比べて16cmも背が高く、どこかおねロリのような雰囲気がある。
太陽=強い光を思わせる「晴」と、蛍=ほのかな光を思わせる「ほたる」では正反対の印象だが、アイドルになった動機も真逆と言っていい。
晴が父親に強いられて渋々アイドルになり、活動を続けていくうちにアイドルの楽しさを見出していったのに対し、ほたるは自らアイドルを志したものの、度重なる不幸に阻まれ、それでもアイドルを諦められなかった不屈の意志を持つ。プロデューサーと出会ったことで人生が変わったという点では、両者とも同じだが。
呼び方は晴からが「ほたる」、ほたるからが「晴ちゃん」。
ブライダルセレクション
2015年5月31日から6月9日まで開催された「憧れのブライダルセレクションガチャ」で、メアリー・コクラン、小室千奈美とともに同名Rカード[ブライダルセレクション]が登場。
このガチャをきっかけに、晴とほたるは『シンデレラガールズ劇場』や「思い出エピソード」で共演を果たす。
ここでは、晴・ほたる・メアリー・千奈美の4人がウェディングドレスの撮影会を行うストーリーが描かれている。
ウェディングドレスに憧れながらも、不幸体質な自分には似合わないと思い込むほたる。メアリーと千奈美は「そんなこと言っちゃダメなんだからネ!」と、ほたるに自信を持たせようと励ます。そこへ晴が遅れてやってきてウェディングドレスの話題になるのだが、
- 晴「そっかぁ? ほたるはスゲー可愛いから、ああいうヒラヒラ服、最高に似合うと思うけどな。オレ、見てみたいし!」
- ほたる「あ……。あの…ありがとう……!」
あまりのべた褒め、しかもサラッと言うものだから、これにはメアリーと千奈美も驚きを隠せない。
- 千奈美「(何という殺し文句…晴…あなた、さぞかし女子にモテるでしょうね…)」
晴の天然ジゴロが発覚した瞬間である。
一方、仕事のプリントを紛失したため、自分も同じドレスを着ることを知らなかった晴は、撮影現場で不本意な「ヒラヒラ服」を着せられ悶絶するハメに……。ほたるを励ますために投げた「なんでも、まずはやってみりゃいいんだよ」という言葉がブーメランとなって返ってくるのだった。
メアリーと千奈美に散々いじられた晴は、
- 晴「ふたりはいいんだよ、すげぇ綺麗だし。でも、オレには…こんなの似合わないだろ?」
と渋る。ウェディングドレスなんて自分には似合わない、と思っていたのは晴も同じだったのだ。
しかし、それでも「仕事だしな…しゃあねぇ」と割り切った晴は、視線の先に着替えを終えたほたるを見つける。最後の勇気が出ず、教会の隅で躊躇するほたるに、晴は「……よし。」と歩み寄って――
- ほたる「えっ? 晴ちゃん、手…。」
- 晴「…ほたる、よく似合ってるぞ。オレは…ちょっと恥ずかしいけど…それでも、ほら、なんとか着てるだろ。だから、出てこいよ。」
- ほたる「晴ちゃん…。」
晴たちのおかげでウェディングドレスをお披露目できたほたるは、教会の一同から祝福を受け、胸いっぱいな心境を打ち明けるのだった。
『シンデレラガールズ劇場』522話でも、この4人の交流が見られた。
晴がメアリーと千奈美の着せ替え人形にされて悶絶し、「やっぱ遊んでるだけだろーッ!」と激怒して逃げ出す。その際、
- 晴「来いほたる! ここにいたらあの二人に遊ばれるぞっ!」
- ほたる「あっ…」
と、ほたるの手を取ったものだから、まるで花嫁を連れ去る映画のワンシーンのような光景になってしまった。
- 千奈美「どっちも花嫁なんだけどね」
アイドル紹介
2017年に開催された「第6回シンデレラガール総選挙」の期間中、各アイドルが近しい関係にある同僚を数人紹介する「アイドル紹介」のコーナーが設けられた。
その中で、ほたるは「ほたるにいつもやさしくしてくれるアイドル」というくくりで5人の同僚を挙げており、その中に晴も含まれている。
- ほたる「こんな私とお喋りしたり、一緒にご飯に行ってくれて…やさしさと、勇気をもらってるんです」
だそうである。
一方、翌年の第7回版「アイドル紹介」では、逆に晴が「晴が思う可愛いアイドル」のひとりとしてほたるを挙げている。
- 晴「可愛いってよくわかんねーけど、こういう感じだよな。フワフワしてて、放っておけなくなってさ!」
「ブライダルセレクション」のころから時間がたっているものの、「ほたるが晴にやさしくしてもらう」「晴がほたるを可愛いと思う」という関係性は変わらず、交流が続いているようだ。
その他
結城晴役の小市眞琴も「ブライダルセレクション」でのほたると晴のエピソードが気に入っていると言及をしたことがある(外部リンク)。