概要
はるみなとはGo!プリンセスプリキュアの春野はるか(キュアフローラ)と海藤みなみ(キュアマーメイド)のコンビ及びカップリングタグ。
特色
この二人はノーブル学園の1年生と2年生であり、先輩と後輩の関係にある。
そして、プリンセスを目指すはるかが、プリンセスが備える要素を大部分備えているみなみに憧れている。
この「Go!プリンセスプリキュア」の舞台が全寮制のお嬢様学園(共学だが)であることも相まって、某作品のような展開を予想しやすい要素を備えている。
また、プリキュアシリーズでは、チーム間で同年齢であるのが基本であり、カップリングも基本的には同年代のキャラ同士が主流であった。例外的に年上、年下キャラクターが登場するとしても、追加戦士だったり3番目以降だったりするのがほとんどで、特に主人公の相棒役となりやすい「2番手として登場するプリキュア」に先輩キャラが登場するのは意外にも本作が初である。
みなみがはるかの良き手本となるところから始まり、後述するようにみなみにも意外に弱点があったり、それをはるかが守ろうとして、みなみを支える存在になるはるかの成長を見ることもできる。
劇中での展開
全体的に「何かに取り組むはるかに対し、助言や激励を贈り、時には注意するみなみ」というパターンが多い。
「みなみが箱入り娘ゆえに知らなかった事項について、はるかが教える」というパターンも度々ある(マーブルドーナツなど)。
ファーストコンタクト(第2話)
ふたりはノーブル学園の生徒だが学年が違い初対面ははるかが学園に入って校内の施設を紹介してもらっているときにみなみと出会う。みなみは学園の生徒会長ではるかは一般生徒だった。
はじめての絡みは第2話ではるかがみなみに「バレエを教えてほしい」と懇願したこと。
なお、このバレエ指導はこれ以後もずっと続いているようで、度々描かれている。
その後敵の襲来にあいはるかはキュアフローラに変身して戦う。その様子をはるかを追いかけたみなみが見ていて自分もキュアマーメイドに変身し敵を退ける。こうして二人の交流が始まった。
名前で呼び合う二人(第5話)
はるかとみなみはやはり学年の違いからか、しばらくはお互いを「春野さん」「海藤さん」と、苗字で呼び合っていたため、二人の間には一定の距離感があった。
しかし、この回から年上でもフランクに接するマイペースなきららが仲間になる。そのきららがみなみのことを「みなみん」と呼び始めたことで、はるかも一歩踏み出す。
その結果、両者は「みなみさん」「はるか」と互いを呼び合うようになった。このとき見つめあう二人の様子から、姉妹の誓いを連想する人も少なくなかった。
はるかな騎士(第9話)
ノーブルパーティの会場が停電となり、暗い中様子を見に行くことにしたみなみだが、行った先でオバケを映し出すゼツボーグと遭遇。みなみは一人ゼツボーグと戦おうとするが、オバケが大の苦手であり、恐怖のあまり戦意を喪失してしまう
駆けつけてきたはるかは、オバケに怯えるみなみの手を握り、「今日は私、学園のプリンセスを守るナイトになります!」と勇気づけた。
その後立ち直ったみなみはゼツボーグの撃退に成功。停電も復旧しパーティーが再開され、ダンスタイムが始まる。
そこでみなみは男子生徒からのお誘いを断り、はるかをダンスへと誘う。
「踊りましょう、ナイトさん」
お泊り会(第25話)
夏休みが始まり、はるかの実家でお泊り会を開催することになる。
そのようなお泊り会が初めてであるみなみは終始ウキウキしており、トランク3つ持参して春野家を訪れた。
そしてはるかの実家にて、「トランク一杯分の高級メロンの詰め合わせ」をお土産として渡していた。
みなみのフィアンセ騒動(第32話)
スーパーはるみなタイム
みなみの許嫁を名乗る御曹司、伊集院キミマロが登場。
「みなみにフィアンセがいる」との情報に、はるかは(なぜか)大きなショックを受ける。
しかも、そのキミマロに「みなみを変えてしまった張本人」として敵視され、「これ以上みなみに近づくな!」と言われてしまう。
これはキミマロが、はるかをみなみの「友人」ではなく「取り巻き」と誤解したことによる発言なのだが、はるかは真に受けてしまい、その後の戦闘でもみなみとの間でぎごちない雰囲気に・・・・
しかし・・・・・
みなみ「確かにキミマロの言う通り、私は変わったかもしれない。でも私は今の私が好きよ。そして今の私があるのはあなたのおかげなのよ。だから余計な事は気にしないで、これからも友達でいてちょうだい」
はるか「私もみなみさんと一緒にいたいです!」
と、二人は絆を確認しあったのであった。
許嫁の件は、キミマロが勝手に言っているだけであり決まっているものではないとみなみははるかに告げる。
それを聞いて、はるかは(なぜか)安堵した。
この回の演出
ちなみにこの回のゼツボーグは、上記のキミマロの「みなみとともに歩みたい」という夢から生まれたタキシードゼツボーグであり、キミマロのみなみへの想いが具現化した個体であったのだが・・・
- そのゼツボーグはやけにプリキュアの攻撃によって吹っ飛ばされている。はるかは百合の花がモチーフである「リィストルビヨン」を放って吹っ飛ばしている。
- 前述の「みなみさんと一緒にいたいです」発言は、その百合の花攻撃の後になされた。
- その発言の直後、タキシードゼツボーグは二人に突進しようとして、きららから「邪魔すんな!」とバリアで遮られた。
などの、色んな意図が見え隠れする演出の末浄化された。
余談
はるはる大好きみなみさん
多くを語らずとも
『はるはる大好きみなみさん』という言葉に人間関係の距離感からどのくらいの立ち位置でお互いを見ているのかから
この言葉に全てが込められていると言っても過言ではないであろう言葉である。
そして癒される・・・。
関連イラスト
関連タグ
のぞうら・・・ 同じく中二と中一のCP。両CPとも中一側が中二に惹かれている。
高橋ナツコ・・ 32話を担当した、女の子同士の友情を描くことに定評のある脚本家。
まなロラ・・・ キャラクターデザイン、後輩の主役キュアと青キュアのカップリングで、「トロピカル〜ジュ!プリキュア」の夏海まなつとローラのカップリング。
曖昧さ回避
スフィアの寿美菜子と戸松遥のコンビ及びカップリングタグにも使われる事がある。
しかも、このご両人はプリキュアの世界では先輩にあたる。⇒りついお/スフィアプリキュア