概要
書物の世界を友としている鷺沢文香と、アクティブで社交的な新田美波の、対照的にも思える二人組。しかし実は共通項もかなり多く、ともに19歳で・大学生・クール属性アイドル、趣味も本屋めぐりと資格取得と本繋がりで、真面目さなど性格面でも似ている部分が多い二人でもある。
同い年だが「美波さん」「文香さん」とお互いにさん付けで呼び合っており、上品な雰囲気を感じさせる。お互いの行動力・知識などを尊敬しあっている関係性。文香→美波は基本的に丁寧口調で話すが、美波→文香は多少くだけた口調になることもある。
リフレッシュルームでは美波から「文香ちゃん」と呼んでいる。
アイドルマスターシンデレラガールズ
(アイドルマスターシンデレラガールズは作品の総称であるが、ここでは便宜上初出であるモバゲー提供のRPG版を指して使う。)
◆アイドルトーク
2人のカードを同時に編成すると、マイスタジオで会話が発生することがある。現状、文香にとっては美波が唯一のトーク相手。
「…美波さんは、活発で、闊達ですね。私には、眩しく見えます」
「ふふっ、普通の人ですよ。文香さんの語彙も知識も素敵です」
文香からの発言は韻を踏んでおり、愛書家である彼女の人となりを表しているように思われる。(闊達とは、「度量が広く、小事にこだわらないさま」)
人と話すことが苦手だった文香は、活発で前向きな美波に対して尊敬の念を持っているらしい。一方の美波も、自分のやりたいことを見つけられずにいた事もあり、一つのことに没頭できる文香のことを素敵だと感じているようである。
◆イベント
3rdアニバーサリーアイプロならびに同時開催LIVEのライブビューイング特典であるドラマCDでは両者ともアニバーサリーパーティーの準備をしている。しかし美波は料理班、文香はケーキ班に分かれていたため直接の会話はなく、美波がケーキ班の班員を確認する際に「文香さん」と名前を呼んでいる程度である。
◆ユニット
「第26回ドリームLIVEフェスティバル」で同様に19歳の宮本フレデリカも加え『頑張る受験生たちへ☆』を組む。
◆シンデレラガールズ劇場
美波のフォスメーティスガチャに合わせた966話でついに共演。
ギリシャロケに行く事になった美波が、文化にちなんだ見どころを予習しようと文香の個人的おすすめを訊ねたところ3コマの間語りまくり、そのフレーズが隣で打ち合わせしていた神崎蘭子にいちいち刺さりついには打ち合わせどころではなくなったのであった。
第47回(CLIMAX SEASON第7回)でアニメ化された。アニメディア2019年5月号の監督インタビューによれば文香らしいスピードでかつ尺に収まるように頭を悩ませたとの事で、そのためか「文香さん」だった美波から文香への呼びかけがなくなっている。
また、『しんげきカフェ くらいまっくす』ではこのシーンをテーマにした文香ドリンク『本当にロマンを感じます』が提供された。レシピはブルキュラソー、サイダー、ブルーパインゼリー、カラーシュガー、レモン果汁。
◆リフレッシュルーム
「受験にまつわるエトセトラ♪」で共演。二人で試験に向けて勉強をしているところに十時愛梨もやってきて受験生時代の話に花を咲かせる。
アニメ版
美波とユニットを組むアナスタシアが文香と話した際、美波の言葉を思い出している描写がある。それぞれ自分を変えたい・やりがいを見つけたいという、文香と美波がアイドルになった動機に共通するものを感じたからと思われる。
両者とも肝腎な大一番の前に体調不良で倒れ、年下のアイドル(美波は神崎蘭子、文香は
橘ありす)に助けられている。この構造が対になっているとする意見もある。また放送版最終話ではありすも交えた3人でレッスンしており、文香は「美波さんはタフですね」と厳しいレッスンにも楽しそうな美波を称えている。
一番くじプレミアム第4弾のE賞ドラマCDでは、アナスタシアやありすと共に喫茶店でパフェを食べながら女子トークを繰り広げるアニメの後日談的な内容が収録されている。
スターライトステージ
◆ストーリーコミュ14話
美波がメインのコミュ14話で、自主レッスン中の美波に文香が付き添っている。レッスンに熱の入る美波を気位が高いと称えつつも、無理はしないようにと気遣っている。美波もその気遣いを受け入れつつも「ちょっとだけなら、いいでしょ?」と最後の仕上げのレッスンを続行。美波の強情さに文香も押し切られ「…ふふ。仕方のない人ですね」と最後までレッスンを見守っていた。
◆ストーリーコミュ22話
文香がメインのコミュ22話では、トレーニング後の文香を美波とありすがカフェへ誘う。美波が悩みごとがないか聞くと、文香は「知識はあれど、経験したことがない物事が多いように思います」と答えている。美波は「もっといろんなことをしてみたら?」と提案するものの、文香はスポーツ、料理、ファッションなどいずれも及び腰な様子だった。
ありすを送り届けた帰り道では速水奏と出会い、「2人でデートでもしてるのかと思った」とからかわれて二人で狼狽えている。文香曰くデートは「未知の領域」らしい。その後「普段しないことをして、見識を広めましょ」と美波が提案し、奏の案内でゲームセンターへ向かった。「経験したことがない物事が多い」と言っていた文香への心遣いもあってのことだろう。
◆生存本能ヴァルキュリア
「LIVE Groove Visual burst」第2回で「生存本能ヴァルキュリア」を歌うユニット『アインフェリア』を組む。このユニット名は美波と文香が事前に相談して考えていたもの。文香の北欧神話に関する知識が生かされたらしく、美波も称賛している。
イベントコミュ1話では、それぞれ戦乙女や女神にふさわしいメンバーが選ばれた、という話題から、「きっと一番美しいのは、美波さんです」と文香が発言。文香曰く、美しさとは「気品や立ち居振る舞いふくめた、総合的な完成度」とのこと。文香とありすが美しさの秘訣を聞き出そうと詰め寄ったため、美波は困惑しきりだった。エンディングでも文香は「…やはり、美波さんは眩しすぎます。私たちのユニットを先導するヴァルキュリアにふさわしいですね」と褒めちぎり、またも美波を恥ずかしがらせている。
またコミュ3話では、花が気に入った様子の文香に対して美波が「髪に挿してあげますよ」と言っている。イベント報酬のSR[生存本能ヴァルキュリア]新田美波(特訓前)のイラストで、実際に文香の髪には花が飾られている。文香もまた美波の髪に花を飾ろうとしている様子で、「文香さんって、こういうのも似合うんですね。ステキなお返しまで」という美波のホーム台詞もあり、お互いの髪に花を飾りあっている様子。ホーム台詞には「そ、そんなところに花を挿されても……どうしよう、困ります」というものも。そんなところとは。
◆密やかな饗宴
限定ガチャのSSR[密やかな饗宴]鷺沢文香(特訓前)のイラストでは、ドレス姿でパーティを楽しむ美波の姿も。文香のカードボイスには「博識で社交的。それでも、美波さんの真の魅力は……品位なのだと思います」と美波の魅力について語った台詞がある。
同カード特訓後では実用書を読むのは似合わないのでやめると言っているが、資格取得を趣味とする美波と実用書の親和性は非常に高いと思われる。このとき文香は実用書が似合う美波を思い浮かべていたのかも知れない。
◆東京メトロぷちデレラ
東京メトロ新宿駅メトロプロムナードをデレステがジャックした際には、ぷちデレラの文香と美波が並んで歩いている映像も流れていた。特殊モーションも用意されており、
- 文香が立ち止まって美波に本をプレゼントし、本を受け取った美波は喜びの表情を浮かべる。
- 美波はお返しにラクロスのクロスを文香にプレゼントするも、運動が苦手な文香はやや戸惑った様子を見せる。
- その様子を見た美波は次に花冠を取り出し文香に被せてあげると、文香も喜びのモーションをとる。
その後プレゼントをしまい込んで再び歩き出すパターン(画面中央時)と、花冠を被ったまま歩き去るパターン(画面端時)の2つがある。
生存本能ヴァルキュリアでお互いの髪に花を飾りあっていたエピソードを元にしているようにも見える。
◆イリュージョニスタ!
デレステの2ndアニバーサリーイベント楽曲「イリュージョニスタ!」を歌うメンバーに2人揃って選ばれる。曲の中では2人で歌うパートもある。
イベント報酬となったSR[イリュージョニスタ!]鷺沢文香(特訓前)では文香が引き当てたチケットでプールに行き、美波と語らいの時間を過ごしている様子が描かれている。「今日はめいっぱい楽しんで帰りましょう」という美波に、文香も「…はい。嬉しいです。美波さん」と楽しもうとしている。水着は自分だけで選んだものではないらしく、ルーム台詞からすると美波と未央に着せ替え人形にされたのかもしれない。お互いに湖の女神のようだと褒め合っている様子。
人と話すのは苦手だった文香だが、今回はむしろお話がしたくて本は置いてきたと言ったり、また泳ぎが得意な美波に手ほどきをお願いするなど、2人で夜のプールを満喫しているようである。
◆スシロー古澤頼子編
第3回「ススメ! シンデレラロード」の古澤頼子コミュに登場。
古澤主催の写生大会に参加した2人はフレデリカも交えて(上記モバゲー版のユニットもあわせて参照)久しぶりの写生に精を出すがフレデリカが筆で顔を擽り出し、文香も美波を筆責めする事に。ちなみに文香はこれが筆責め初体験だったらしい。
◆デレぽ
『文香さんオススメ本』タグに美波が反応したり、夏休み最終日に朝からラクロスしたのち読書中と投稿した美波に文香が返信したりしている。
◆スシロー桃井あずき編
フリルドスクエアのセクシー担当を決める事から始まった『プロジェクトS.M.N.』プランBユニット対決で三船美優とともに『ジャージDemoセクシー』なるユニットを組み、セクシーギルティの前に立ち塞がる。勝敗はプロデューサーがジャッジできるが、セクシーギルティを勝たせた場合早苗が「史上最大の戦いだった」と述べる強敵だったらしい。
ちなみにジャージとはいうものの美波の服装はチームヘラクレスの時のツナギ。
その他
◆ブライダル衣装
文香のモゲマス『華燭の水無月』と美波のデレステ『渚の花嫁』はどちらも特訓前が海辺でブライダル衣装というシチュエーションである。
ちなみに余談めくが美波『渚の花嫁』の背景には『頑張る受験生たちへ☆』で組んだフレデリカ(と橘ありす)が登場している。
◆ドリームユニット決定戦
第10回シンデレラガール総選挙併催の『ドリームユニット決定戦』やではアナスタシア、鷺沢文香、新田美波、高垣楓、速水奏の5人の組み合わせ(通称『トランクィル・アウローラ』)に投票するPが多数見られた。美波のデレステコミュに登場する5人なのだが、このうち文香と美波の組み合わせはユニットとして存在しないので却って注目を集めていた。他はデア・アウローラ、トランクィル・ウィスパー、ミステリアスアイズ、ラブライカ。
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