やったねたえちゃん!
やったねたえちゃん
『コロちゃん』に登場するセリフ及びそのパロディについてはこちらを参照。
本来は、カワディMAXの成人向け漫画『コロちゃん』に登場するセリフの一つ。同作は以前から所謂胸糞系漫画として知られており、その内容の凄惨さから同セリフやそれを基にしたパロディが出るたびに「おいやめろ」などといった返しが飛ぶなど、ネット上では長い間存在そのものが鬱フラグとして扱われてきた。
そんな中、2019年10月に月刊コミックフラッパーにて『コロちゃん』の続編となる本作の連載決定が告知され、予定通り11月5日発売の同誌12月号にて連載が開始。
前作の内容がかなり陰鬱なだけに、読者は戦々恐々としていたが…。
ComicWalkerでは2021/12/22更新の第22話後半で第一部が完結している。
この先ネタバレ注意
「ゴミクズ野郎 お前は何枚に輪切られたい?」
読者が目にしたのは、コロちゃんの中に仕掛けられた糸ならぬ鋼線を駆使して、ゴミを見るような目で担任教師の皮を被ったレ○プ魔の汚っさんを文字通り輪切りにするたえちゃんの姿であった。(彼女の本名は小野たえ子)
身体能力は遥かに向上しており、並の大人や不良どころか、総合格闘技の使い手の少女や元殺し屋の老人を圧倒するほど。更には鉄製のベルトを付けた拘束具を難なく引きちぎり、拳銃やライフルの弾丸を掴んだり避けるなど人間を超えていると言っていいくらい逸脱している。
その背中には6と描かれたタトゥーが入っており……
悲運の少女から一流のアサシンへと成長を遂げたたえちゃんの姿に感動の声が相次ぎ、彼女を「たえさん」と呼ぶようになった読者もいたとかいないとか。
コロちゃんが殺(コロ)ちゃんにもなった瞬間である(ちなみに、『たえ子』自身はコロちゃんに仕込みが施されている事や殺人を行った事を知らない。作中の発言によると、本人は未だに『耐え続けている子』ながら、その精神には副人格として『たえない子(自称)』が誕生したとの事)。
しかし精神世界においてたえ子とたえない子は会話出来るようだが、時間が経ちたえ子の人格が戻るとその記憶が無くなる様子。
たえない子は冷酷非情な性格で自分に害する者は躊躇なく殺害、手加減で鋼線を使わず死なない程度にリンチに追い込む。特に家族や親族といった存在を非常に嫌悪しており、たえ子がそのことに何度裏切られ耐え続けていることもあってか、そんなものを捨てろと忠告している。
一見たえ子を守っているように見えるが、肉体(船と称している)に危機があった際にその人格が現れる様で、たえ子のことはいつも弱く臆病で綺麗事ばかりと侮蔑している。
コロちゃんが仮想の親友であり孤独を癒していたイマジナリーフレンドならば、たえない子は相当深刻な精神状態で生まれた人格と言える。ご存知の通り、孤独を経た性的虐待がたえ子にもたらしたものは冷酷かつ残忍なもう一人の自分だった。
なお、たえない子は「ゴミは捨てろって言ったのは伯父さん… だからあたしは伯父さんを…」「また…大きなゴミ 処分しなきゃ…」と言っており、たえちゃんがあの胸糞オヤジ(小野権造)の部屋から警察に保護された際にオヤジはバラバラに切り刻まれていた事から、その前の大きなゴミはこのオヤジと思われる。
胸糞系レ○プ漫画の続編とは思えぬ予想斜め上の展開に読者は度肝を抜かれ、Twitterのトレンド上位に「たえちゃん」が食い込む事態となった。また、同時期に「東映版スパイダーマン」「田代まさし」「反省してま~す」などのワードもトレンドに入っていたため、「今は本当に令和なのか」と突っ込んでしまう声も挙がった。
それ以前はあまりの胸糞系作品故に、このようなブッ飛んだ超展開ネタは鬱クラッシャーズの界隈では当たり前であり…
※イラストは当該ネタのパロディ
上記イラストのように、『コロちゃん』での鬱展開を回避するには某フラグクラッシャーのあの男を呼ぶしかないと言われていたが、今回の件で「もう彼は必要ない」などとも言われ出している。
むしろたえちゃんが鬱クラッシャーズにメンバー入りした瞬間である。
- この漫画のように、小さな力でも物体を切断できる道具は実在する。
- また、フラッパー誌では本編の最終ページの次ページで「コミックHu」の広告が掲載され、件の彼との共演(?)を果たした。
- 12月5日に発売されたフラッパー1月号では、あまりにも話題や人気を呼んだためか、第2話と共に第1話が再掲載されると言う異例の配置が成された。但し、冒頭のカラーページは白黒になっていたが。