ATLUS作品のアイシア
概要
『アイシア』(Eithéa)は、アトラス(ATLUS)より2001年2月22日に発売されたPlayStation1用コンピュータゲーム。
現代を生きる高校生達と教師が「異世界アイシア」に呼び出され、元の世界へ帰る方法を探す為に冒険するRPG。
ごく平凡な高校生活を送る主人公(新見翔)。ところが突然大地震が起こり、彼は意識を失ってしまう。目を覚ました彼の前には、崩壊した学校と見慣れない景色、そして襲い来る異形の生物の姿があった。「アイシア」と呼ばれる世界を舞台に、そこにいる仲間たちとの冒険物語を描いた作品となる。
サウザンドアームズやペルソナシリーズ同様、女の子キャラ達との好感度と、
最後の選択肢によりエンディングが変わる恋愛要素のあるマルチEDを採用したRPG。
戦闘システム
装備可能な武器はキャラクター毎に異なり、攻撃可能な範囲が武器によって異なる。
(剣や爪は横に広い、弓や銃はほぼ直線など)
防具の概念はないが戦闘時に防御バリアを貼る「ソウルリング」により、
敵からのダメージを大幅に防ぐ壁を作り出すことができる。
陣形により展開できるバリアの幅や効果に影響が出る。
勿論バリア外からダメージを受けると大ダメージを受けるため戦略性が要求される。
主要キャラ
本作の主人公。17歳。身長170cm、体重70kg。使用武器は銃。
翔とは小学生時代からの幼馴染で、ひかるの親友。密かに翔への好意を寄せている。
17歳。身長165cm、体重45kg。使用武器は爪、または剣。
ユカの小学校からの親友で、ユカとは対照的に引っ込み思案でおとなしい性格をしている。
16歳。身長159cm、体重45kg。使用武器は弓道部に所属していたこともあり弓を使う。
翔達の担任で、弓道部の顧問もしている。冷静沈着だが正義感が強く、酒が苦手で巨乳である。
25歳。身長169cm、体重52kg。使用武器は弓。
アイシアの現住人で、男性的な口調で喋るが、早い段階で翔に好意を寄せるようになり、翔の前では女性的な口調になる。
17歳。身長164cm、体重48kg。使用武器は翔と同じく銃。
アイシアの現住人で、自然を愛し、森に生きる女の子。人の心を読める他、翔を兄のように慕うようになる。
12歳。身長130cm、体重35kg。使用武器は弓。
アイシアの現住人で、激しい怒りを抱く時、肉体はドラゴンへと変異(罪人の証)すると言われる火竜族の王子。
18歳。身長170cm、体重56kg。使用武器は剣。
D.C.シリーズのアイシア
プロフィール
CV | 宮崎羽衣(アニメ及びゲーム版)/桜ちとせ(PC版) |
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原画 | たにはらなつき |
誕生日 | 12月6日 |
身長 | 141cm |
体重 | 33kg |
スリーサイズ | B71/W48/H72 |
血液型 | O型 |
好きなもの | おばあちゃん、サンタクロース |
嫌いなもの | じっとしていること、難しいこと |
テーマソング | 「Airy Fairy」、「そっと、そっと」 |
「D.C.S.G.」及び「D.C.S.S.」におけるアイシア
アッシュブロンドの髪と緑色の大きなリボン、ルビー色の瞳が特徴的な、北欧から風見学園へ転校してきた少女。一人称は「あたし」で、さくらの祖母の友人の孫。
立派な魔法使いになって人々を幸せにするために、純一とさくらの祖母から魔法を教わろうと、初音島にやって来た。
「D.C.S.G.」では物静かな性格で描かれているが、「D.C.S.S.」ではメインヒロインとして扱われると共に、明るく天然なキャラクターとして登場。
物語当初は魔法の力を過信しており、魔法の危険性を説くさくらと衝突することもあった。そして、純一と共に過ごすうちに「音夢のようになりたい」と考えるようになり、そのために枯れた魔法の桜を復活させて、「純一と音夢が恋人同士である」という記憶を、島の人々から消してしまう。
その後、紆余曲折を経て再び恋人同士になった純一と音夢の絆の強さから、人の想いの強さと自分の過ちを知り、「人の記憶に残らなくなる」という代償を受けつつも、再び魔法の桜を枯れさせた。
この件以降、さくらのような特別な人物以外から、彼女の記憶は消えてしまうようになった。
「D.C.II P.S.」及び「D.C.II P.C.」におけるアイシア
若干の設定の違いはあるものの、基本的に「D.C.S.G.」や「D.C.S.S.」のアイシアと同一人物で、ヒロインの一人。
子供っぽいところは健在だが、過去の出来事で人間的に大きく成長しており、他者を思いやり、どんな状況でも優しさと笑顔を失わない強さを秘める。
少しでも人々を幸せにするために、手製の玩具を売りながら、世界中を旅をしていた。作中では偶然出会った義之と仲良くなり、互いに惹かれていくようになる。
ちなみに、彼女のシナリオでのみ、さくらや純一が犠牲にならないため、ファンの間では「真のハッピーエンド」と評される。また、この手の作品にしては珍しく、主人公からアプローチをかけていくことになる。
ただし、隠しキャラ扱いであり、ヒロインの中では攻略難度が非常に高く、初期段階では攻略出来ない。