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プロフィール編集

馬名アサマノイタズラ
欧字表記Asamano Itazura
生年月日2018年4月1日
性別
毛色黒鹿毛
ヴィクトワールピサ
ハイタッチクイーン
母の父キングヘイロー
生産前野牧場
管理調教師手塚貴久(美浦)
馬主星野壽市

概要編集

日本競走馬。2018年4月1日生まれ。2021年のセントライト記念の勝ち馬。名前は、群馬県の郷土かるたである上毛かるたの札の1つ「浅間のいたずら 鬼の押し出し」に由来する。


戦績編集

デビュー前編集

2018年のエイプリルフール。北海道日高町の前野牧場にて誕生した。

父は日本馬初のドバイワールドカップ優勝を果たしたヴィクトワールピサ。母父のキングヘイローは高松宮記念を制したスプリンターで、近年はディープボンドなど、母父として活躍馬を出しつつある。

その後はセリを介さず星野壽市氏の所有となり、先述した上毛かるたの札から「アサマノイタズラ」と名付けられた。

ちなみに、母のハイタッチクイーンも星野氏の所有馬である。


2歳編集

育成などを経た後はJRA美浦トレーニングセンターの手塚貴久厩舎に入厩。同厩同世代には、オークス馬のユーバーレーベンがいる。


調教が遅れたのか、デビューは2歳も暮れに差し掛かった2020年の12月13日。中山第5R 2歳新馬戦(芝1800m)

鞍上に嶋田純次を迎え、ディオスバリエンテの3着に入線。年も遅いことから、年内はこの1戦のみとなった、


3歳編集

明け3歳になった後は、距離を2000mに延長した1月5日の中山第1Rで未勝利を脱出。

  • 水仙賞(1勝クラス)4着
  • フジTVスプリングS(G2)2着

と2戦連続で掲示板入りの好走を続ける。

また、スプリングSで2着に入ったことで、皐月賞の優先出走権を獲得。陣営は次戦にG1初挑戦であるクラシック第1戦、皐月賞を選択した。

いざ迎えた皐月賞。アサマノイタズラは5番手付近を先行したものの、最終コーナーから直線で他馬と馬体をぶつけ合ったのち後退。

エフフォーリアの最下位16着という結果になった。

この結果から日本ダービーは回避し、7月4日のラジオNIKKEI賞(G3)に挑むも、ヴァイスメテオールの12着と大敗を喫してしまう。


重賞初制覇編集

皐月賞以来掲示板入りからは遠ざかっていたアサマノイタズラ。陣営は菊花賞トライアル競走であるセントライト記念を次戦に選択。

鞍上は田辺裕信に乗り替わり、単勝オッズ42.7倍の9番人気でレースに挑んだ。

ゲートが開くと、アサマノイタズラは後方から4頭目でレースを進め、最終コーナー終わりから外に持ち出して進出を開始。

馬群を一気に抜き去り、ソーヴァリアントをクビ差封じて重賞初制覇を飾った。


菊花賞編集

セントライト記念を勝利したことにより、菊花賞の優先出走権を獲得。追加登録料200万円を払って参戦した。

レースでは最後方からの追い込みを図ったが、逃げるタイトルホルダーをとらえることができず9着という結果だった。

有馬記念では19,090票でファン投票31位に選出。自分より上位の馬が出走回避したこともあり出走

が決まった。

しかし、ここでも最後方から追い込みをかけるものの、反応なく最下位16着と終わっている。


長きに渡る戦い。そして引退へ編集

その後もアメリカジョッキークラブカップ目黒記念オールカマーなど重賞、オープン、リステッドを走り続けたが優勝は出来ず、掲示板に入ったのもAJCCの4着のみと全く奮わない日々が続いた。

そして、6歳となった2024年のメイステークス(リステッド)を16着のしんがり負けとなり、次走の七夕賞へ向けての調整中、目前となった7月3日に屈腱炎を発症。翌日4日に現役引退を発表した。

引退後は中山競馬場で乗馬となる予定である。


名前の由来となったかるた編集

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